淋しいおさかな

今日の東京は夕焼けがすばらしくキレイでした。夕焼けの前は、印象派!?と思うような空と空気の色だった。写真を撮ってみたけど、携帯カメラでは色が再現できません。
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まわりが美しい色合いに染まって、汚い雑踏がいい感じに見えました。自然の力はすごいね。そんな中、突然『猫貸し屋』という別役実の短編童話を思い出した。1人暮らしの淋しい老人に猫を貸す「猫貸し屋」が、「猫いりませんか〜、おとなしい猫」という呼び声で町を歩くという話。

これは、三一書房から1973年に出版された『淋しいおさかな』に収録されてます。NHKの「おはなしこんにちは」という番組のために書かれた短い童話集。私が幼稚園生だった頃の寝る前に読んでもらう本だったのですが、子ども向けと言いつつ大人が読んでもじゅうぶん堪能できるショートストーリー。どことなく哀しくシュールな本です。寝る前の本としてはちょっと淋しすぎる気もしないではない。でも美しい童話集です。再版希望。

ちなみに夕焼けの時点では、私はi-Podで「沖縄のエイサー」を大音響で聴いており、ちっとも淋しい気分ではなく、むしろ「ソ〜レ、ソ〜レ、アイヤ〜」とかけ声かけて練り歩きたい気分だったのに、この話を思い出すとは何とも不思議。
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by rivarisaia | 2006-08-08 23:59 | | Trackback | Comments(0)

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