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激突!螳螂拳

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夏は虫採りの季節でもあります。あれは小学1年生の頃、カマキリの卵を見つけた私は、メロンの形をしたアイスの容器に入れて新学期に学校へ持参しました。「まあ、珍しい!皆で観察しましょうねー」と女教師が喜び、棚の上に置かれたアイスの容器。数日後、授業中に突然カマキリの卵が孵り、アイスのフタを押し上げてわらわらとおびただしい数のカマキリがあふれ出てきました。

「は、早くッ!外に捨ててきなさいッ!」というヒステリックな教師の叫び声に、悲鳴を上げる女子生徒たち。教室阿鼻叫喚。男子生徒がカマキリをかき集めて校庭に放しに行きましたが、な〜にが「皆で観察しましょうね」なんでしょうね!

さて、本日のショウブラはカマキリ拳法の『激突!螳螂拳(螳螂/Shaolin Mantis)』(1978)です。
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監督はラウ・カーリョン(劉家良)、主演はデビッド・チャン(姜大衛)。リュー・チャ—フィー(劉家輝)がジャケットに出ていますが、最初の方のサービス出演のみです。

大臣の息子・韋風(デビッド・チャン/姜大衛)は、反政府の疑いをかけられている田老太(ラウ・カーウィン/劉家栄)を調べるために皇帝の密命を受けて田家に家庭教師として潜入。しかし、じゃじゃ馬娘の芝芝(セシリア・ウォン)と恋に落ちてしまい、結婚するが...。

期限までに任務を終えて皇帝の元に戻らないと両親が危ないのに、姜大衛ったら何イチャイチャしてんのよー!?と思いきや、甘い生活はさっさと終了。中盤からは様相が情け容赦ない張徹のようになってきます。

姜大衛が屋敷を出て実家に戻ろうにも、何せお屋敷の中が死亡遊戯状態。つまり、次々と武芸者を倒して行かないと家すら出られないのでありました。ここからラストのオチまであまりにも悲惨な展開まっしぐらです。まあいろいろあって、復讐を心に誓った姜大衛はカマキリの観察にいそしみ、螳螂拳を編み出す...って、まるでニワトリの観察してた若冲みたいです。自然からは多くのことを学べるのね。やっぱり観察は大事だった!


さて、太いキセルを武器に戦う劉家栄がすばらしいのと、動きが甘いとはいえ、姜大衛の三節棍も見られます。姜大衛にしてはがんばってますよね? 彼はこの時31才くらい。クラクラするような不敵な笑みは健在ですが、ワンチャイの時の面影が現れて始めて『十三太保』の初々しさはやや薄れてきたかしら。31才で初々しいのもどうかと思いますけどね。(アッ!それじゃあリンチェイはどうなんだ!というツッコミはなしで)

日本版の特典映像のオリジナルトレーラーが愉快なので必見です。やだー、劉家栄ったらお若い!こんなに爽やかな青年なのにいつも老け役ですいませんね、ほんと。
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by rivarisaia | 2006-08-20 23:58 | 映画/香港・アジア | Comments(0)