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見たもの読んだものについての電子雑記帳


by 春巻まやや
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国立天文台観望会2

さて、天文台訪問の夜のイベントは観望会。国立天文台三鷹キャンパスでは、毎月2回(第2土曜日の前日と第4土曜日の夜)に観望会を開催しています。誰でも参加可能で無料なんて太っ腹な感じ。
火星大接近の時は2000人近く来た!という驚きの観望会。昨日も親子連れで混んでました。
観望会は、受付 → 会議室でその日に見る星の説明を聞く → 実際に望遠鏡で星を観察 という流れ。

国立天文台観望会2_b0087556_1935386.jpg

   写真は観望会とは関係ない「アインシュタイン塔」です。有形文化財。

残念なことに曇り空のため、星は見られなかった....。本当は、北天の宝石と呼ばれている「はくちょう座のアルビレオ」を見るはずでした。オレンジと青のふたつの星が30万年の周期でお互いの周りをまわってるんだって。天球上で最も美しいコントラストを放つ星だそうですよ(遠い目)。

会議室での解説の最後に、もっともホットな話題として冥王星の話も出ました。小学生の女の子が「ドワーフだって!」と嬉しそうに反応してたのが印象的。冥王星規模の天体が太陽系には実はたくさん存在するなんて、太陽系もまだまだ新しい発見がありそうで楽しい。

アルビレオは見られなかったけど望遠鏡を見せてもらって、残念ねえと言いながら大学院生の方々が主催する「サイエンスカフェ」に参加する。これはいろいろ分からないことや疑問をコーヒー片手に気楽に研究者に聞けるというもの。

しょうもないSF的な質問をして苦笑されつつも、「星の一生」を写真付きで詳しく教えてもらったので、今ならもれなく他人に説明できます! ただし専門用語は使えません。「ガスシューシューの星の赤ちゃん」とか「シュワシュワ消滅」とかそんなレベルの低い表現でもいいですか...。

天文台は新宿から思ったより近く、帰りはあっと言う間に都会の雑踏に戻ってきてしまい「何だか天界から下界に降りてきた感じがするわね...」とそれぞれ帰路についたのでありました。

天文台の若手研究者の方々、本当にありがとうございました!
by rivarisaia | 2006-08-27 19:53 | 旅行・散歩 | Trackback | Comments(0)