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ヴェンジェンス 報仇

どうやらリメイクされるらしいのが、これまた楽しみなショウブラ映画の1本が『ヴェンジェンス 報仇(報仇)』。ずいぶん前に観たのですが、余韻が忘れられない1本です。
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罠にかかり、非業の最期を遂げた京劇役者の兄。なぶり殺しにされた兄の仇をとるため、戻ってきた弟。壮絶な復讐劇が今ここに始まる! 『ドラゴン怒りの鉄拳』の原型になったといわれる作品。

1970年アジア映画祭で最優秀監督賞と最優秀主演男優賞(姜大衛)をW受賞。

...と書けば、おわかりのように、監督は張徹です。張徹なので、血みどろ、凄惨、悲惨、惨劇の美学です。しかし、張徹なのにラブシーンがある! おお珍しい!と思ったのも束の間、そのおかげで、悲哀度がバージョンアップされておりました(涙)。

京劇役者の兄は狄龍、復讐に燃える弟は姜大衛が演じています。狄龍の最期はあまりに残虐で悲惨なのですが、描写は美しい。思わずアイタタタ...とうめいてしまうほど残虐で血しぶきドバー!なのに、まさに死に様の美学みたいなものが感じられます。そこがやっぱり張徹でした。そして姜大衛の孤独で血塗られた復讐劇にも、哀しいまでの美しさが。いつもの爽やかな笑顔の出番はほとんどなく(哀しげな微笑ならあったかも)、小柄で弱々しく見える姜大衛だからこそ出せる悲壮感。まさに適材適所とはこのことでしょうか。

リメイクでは誰が演じるんでしょうねー。楽しみです。
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by rivarisaia | 2006-11-05 21:53 | 映画/香港・アジア | Comments(0)