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大英雄

『楽園の瑕』のディレクターズカットが出るらしいという記事を、ちょっと前にもにかるさんのblogで拝見し、思い出した映画が『大英雄(東成西就)』。

ウォン・カーウァイの『楽園の瑕』が公開に間に合わず、ジェフ・ラウが急遽、同じ出演者で撮影の合間に8日間で撮ったというので有名なやつです。正直に告白しますと、初めて観た時はそんな事情はつゆ知らず、金庸の「射[周鳥]英雄伝」も読んでおらず、やたら出演者が豪華なのに超ベタなストーリーに一瞬ドン引きしたのも事実です。

それなのに! たまに思い出しては観てしまう。観れば観るほど味が出るスルメ昆布のような映画でありました...。ダメな人は何度観てもダメだと思うんですけどね。香港スター勢ぞろいの豪華キャストによる、華やかな新春かくし芸大会のようだわ。

えええ!と言われそうですが、私は、この映画のトニー・レオン(梁朝偉)がとっても好きだったりします。だって、こんな顔なんでございますよ。
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張學友との殺し合いかけあい漫才の挙げ句、唇が腸詰めのように腫れあがってしまい、涙目で演技するトニー・レオンが最高にイイ!このアヒル唇トニーが目の前に出現したら、なんでも言うことを聞いてあげると思う。そんな訴求力のある目の演技がすばらしいです。『カンフーハッスル』のアヒル唇はこれのオマージュだと思いました。

レスリー・チャン(張國榮)とレオン・カーフェイ(梁家輝)のデュエットも忘れられません。

ベタな香港映画のギャグについていけるかどうかの踏み絵となる映画かもしれませんし、1度観てダメだ...と思っても、夜中に突然思い出してまた観たくなる可能性を秘めた魔の映画ともいえるでしょう。

惜しいことに、北京語吹き替え版しか観たことないです。けたたましい声でトニーが笑うのが、恐ろしいです。広東語版DVDを買えってことか?『楽園の瑕』とセットで販売...無理か。
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Commented by 熊猫 at 2006-12-02 02:40 x
そんな事情があったのですか。
確かに最初に観た時は「・・・これ・・・。」と思いましたが、
とりあえず豪華キャストだし、香港映画だし、
笑って観とけー、と思って観たのを記憶しています。
なんだかまた観たくなってきました・・・。
Commented by rivarisaia at 2006-12-02 21:47
そんな事情だったらしいですよ。
私も初めて観たときは「...え.....」と絶句しましたが、
豪華キャストが非常にはっちゃけてたからだと思います...。
だんだん馴れてくるとおかしいんですけどねー。
ときどき思い出すのですよ、アヒルのようなトニーの訴えかけるまなざしを...。
by rivarisaia | 2006-11-29 23:58 | 映画/香港・アジア | Comments(2)