人気ブログランキング | 話題のタグを見る

見たもの読んだものについての電子雑記帳


by 春巻まやや
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31

ザ・ミッション 非情の掟

「忙しい」という字は「心を亡くす」と書くのよ、と同僚に言われてから、忙しい〜忙しい〜と言うのをできるだけ避けたいのですが、最近、心を亡くしかけているのか、映画館に行けないじゃないのよ!ああ、アレもコレも早くしないと終わってしまう〜とアセる今日この頃。

こうなると気分転換にはDVDしかありません。それも何度も観ている映画の好きな場面だけを観てうっぷんを晴らすのだ!

で、さっきからテーマ曲が頭から離れず、もうこれは観るしかないね!と思ったらDVDが家に無く、ショックから立ち直れないのが、杜[王其]峰(ジョニー・トー)監督の『ザ・ミッション 非情の掟(鎗火)』。以前、このエントリで、いつも切羽詰まってるラム・シュー(林雪)が普通にカッコイイ役だと書いたやつです。


あらすじなんてどーでもいいからスグ観るように!と、未見の方にはおススメしたい1本ですが、それも不親切なのであらすじを1行で説明すると、

命を狙われているボスを守るため、5人の男が雇われた。

乱暴に言えばそれだけです。しかし、全体に流れる緊迫感、あふれる侠気、スタイリッシュな映像ときたら、すばらしいの一言。男たちの間に芽生えた友情と、従わざるをえない掟。アクション映画ではあるけれど、動的ではなく静的であるところが印象的。激しい銃撃戦もあるけれど、全体的に抑制が効いたトーンなんですよね。しかも81分にまとめているところが良いのです。映画は長けりゃいいってもんでもありません。

もちろん、今すぐに私が観たいシーンは「エスカレーターの銃撃戦」と「紙くずサッカー」。特に前者は屈指の名シーンと言っても過言ではない。

ああ、でもDVDが見当たらない。このエントリもテーマ曲を口ずさみながら書いてるわけですが、仕方ないのであとで紙くずサッカーでもしてみるか...。
Commented by 熊猫 at 2006-12-06 21:40 x
>映画は長けりゃいいってもんでもありません。
同感です。その点香港映画は90分前後のものが多て好きです。
あとエンドロールも短くて好きです。
あ、短けりゃいいってもんでもないですが(笑)
「非情の掟」は観てないので早速金曜日にでも借りに行こう!
Commented by micchii at 2006-12-06 23:29 x
無駄なものを削ぎ落としていけば、81分でこれだけのことが描けるんですよね。
この映画もそうですが、『暗戦 デッドエンド』が90分に収まっているのは神業に近いと思います。
見習わんかいハリウッド!
144分の『007/カジノ・ロワイヤル』は後半ぐだぐだでした・・・。
Commented by rivarisaia at 2006-12-07 00:30
>熊猫さん

短けりゃいいってもんじゃないですが、90分って
ちょうどいい長さだったりします。
この映画は本当にシビれる映画なので、ぜひ観て〜!

あ、特典映像のガンマニアの方による銃解説も、お見逃しなく。
意味がわからなくても引き込まれてしまうという渾身の特典です。
Commented by rivarisaia at 2006-12-07 00:31
>micchiiさん
81分でこれだけできるのはすばらしい。『暗戦 デッドエンド』も90分とは
思えない充実度ですよねえ。
それにくらべてハリウッドは...。長けりゃ大作ってもんでもあるまい。
007はそんなに長かったのかーと驚きました。
Commented by 熊猫 at 2006-12-10 23:05 x
早速借りてきました。
面白すぎです!銃解説の人。
あ、作品ももちろん良かったですが、
作品のほうは淡々としてるので最初ちょっと
むむむ、つまんない?と思ったりしました。
でも渋くていい作品ですね。
「紙くずサッカー」熊猫もすごく好きなシーンです。
「エスカレーターの銃撃戦」ももちろん
ラストの銃を置いてご飯を食べてるシーンもいいですね。
オススメしてくださってありがとうございました。
Commented by rivarisaia at 2006-12-11 22:51
観ましたか!
そう最初は、淡々としてるんですよ。これがねえ、時が経つとじわーじわーと
くるのよねえ。エスカレーターのシーンは何度くりかえして観たことやら。

それにしても、銃解説の人はすごいよ! よく見てますよねえ。
映画を観る時に必ず銃に注目するたちなんでしょうね。
生き生きしてましたね。(笑)
by rivarisaia | 2006-12-04 23:57 | 映画/アジア | Trackback | Comments(6)