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忠臣蔵

なぜか12月になると『忠臣蔵』な気分。そして明日は討ち入りの日なのであった。

どうして私はこう何度も何度も『忠臣蔵』を観て飽きないのか。理由はわかりませんが、毎回同じ場面で泣けるという友人もいるし、それは私も同様だ。とにかく『忠臣蔵』を観ないことには年が暮れた気がしない。


ということで、無数にある忠臣蔵映画ですが、どれでもよいわけではありません。役者がゴージャスであってほしいのはもちろん、やはり変な現代アレンジ(または解釈)はやめてもらいたい。史実ではなく、脚色された物語としての忠臣蔵は、型通りに話が進んでくれないと困るのです!


墨絵の衝立、精進料理、増上寺畳替え、服装、出迎えの場所など、たたみかけるような「ああ、もう吉良ってホントにやなヤツ!!」という前フリなくして、「殿中でござる」場面にて短気な内匠頭に同情できません。

絵図面を手に入れるところも重要だし、南部坂雪の別れも泣きどころかもしれませんが、私が好きなのは「徳利の別れ」。お兄さんの留守に会いにきて、兄の羽織を前に盃を交わすやつです。

そして、最も泣ける自信満々なのは「道中手形」。これはもともと勧進帳からヒントを得た脚色です。立花左近(または垣見五郎兵衛)を名乗って江戸入りする内蔵助が、本物の立花(または垣見)に鉢合わせてしまい、「道中手形を見せろ!」と迫られる名場面。ここで出される道中手形はやっぱり白紙がいいですね。私はこの場面で、毎年よよよ...と泣き崩れるのであった(←大げさ)。

さて、そんな忠臣蔵の魅力をイタリア人の知人に話してみたところ、「イタリアでもけっこう有名。47人のRONINだね」とふつうに言うではないか。ナゼ、知ってるの!?

「東京のイタリア大使館が浪士切腹の地だろー、あとホラ、第二次世界大戦中にイタリアと日本は同盟国だったでしょ。あの時に浪士の忠誠心というか勇壮さを見習うべきだってさ、ムッソリーニが言ったの。イタリアでも四十七士関連の本が出てるよ」

国境を超える忠臣蔵(本当か?)。やはり明日は泉岳寺に行くべき?
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Commented by ゆずきり at 2006-12-14 02:04 x
>やはり変な現代アレンジ(または解釈)はやめてもらいたい。
ですね!

でも、私は映画はあんまり見てないかも。中村錦之助も市川雷蔵も、自社のオールスターものでは浅野匠頭だけど、この役はちょっとつまらない気がします。
「畳替え」の話が好きです。
Commented by ゆずきり at 2006-12-14 02:05 x
内匠頭、ですた。
Commented by rivarisaia at 2006-12-14 23:49
内匠頭は
「あ〜あ、キレちゃったよ。お前のせいで皆が大変なことになるっていうのに...」
とやや白眼視されがちな役なので、中村錦之助とか市川雷蔵が
やるのは勿体ない気がします。
雷蔵さんあたりには、絵図面を手に入れてもらいたいところなんですけどね...。
by rivarisaia | 2006-12-13 23:55 | 映画/日本 | Comments(3)