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チャレンジ・キッズ

言葉を学ぶには文法も大切ですが、語彙も重要です。私は日本語も含めて語彙が乏しいので、増やしたいと常々思っております。

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チャレンジ・キッズ 未来に架ける子どもたち(Spellbound)
監督:ジェフリー・ブリッツ
子どもたちが単語の綴りを競うアメリカの大会「スペリング・ビー(Spelling Bee)」こと全米スペル暗記大会。ワシントンDCでの決勝に参加した8人の子どもたちとその家族に焦点をあてたドキュメンタリー。


学習雑誌のタイトルのような邦題が何だかイヤですね。内容もスペル暗記大会なので、教育がテーマと考えがちですが、そうではありません。普段の生活ではマイノリティに属している子どもたちがイキイキと輝ける場所、それがスペリング・ビーだ!

結論から申しますと、非常に面白かったです。スペリング・ビーでこんなにエキサイティングするとは思わなかった。私も異国にいた時はマイノリティだったしね〜(日本でもそうだったりして)。

親が英語がしゃべれない移民である、貧困地域に住んでいる、ハイパーアクティヴィティで落ち着きがない、頭が良すぎて友だちができない...と、出てくる子どもたちは多種多様。大会への挑み方もさまざまで、独自で勉強している子もいれば、何人ものコーチの下で「目指せ優勝猛特訓コース」を歩んでいる子もいる。

聞いたこともない単語を言われて「定義を教えてください」はまだしも、「接頭のAは否定の意味のAですか?」「語源はフランス語ですか?」という質問が出てくるあたりに感心しました。そうでした、単語を覚える時に語源とか接頭辞とか覚えておくといいのでした。


「スペリング・ビー」の起源は18世紀後半、そういえば開拓時代の話にも出てきます。「大草原の小さな家」シリーズの本でも、会合の席でローラと父さんが綴り競争に参加する場面がありました(『大草原の小さな町』18章)。

「Spelling Bee」の「Bee」には、米語で「集まり、寄合い」の意味があるのですが、なにゆえ「Bee」なのか。「ミツバチ」の「bee」から来ているのだと思っていましたが、それは最近の学説では否定され、まったく違う単語から派生したのではないかとのこと。ハッキリしたことはわからず、中世英語の「bene」が変化したのではという説もありつつ、いまだ不明。詳細は、Scripps National Spelling Beeのサイトにあります。コチラ

スペリング・ビーの「選手」を「スペラー(speller)」と呼ぶことも初めて知った。かっこいい響きだな、スペラー。私もスペラーを目指して、地道に語彙を増やしたい。
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by rivarisaia | 2007-03-08 21:55 | 映画/洋画 | Comments(0)