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外科室

昨日は持病の偏頭痛のため、家で推理小説を読みながらゴロゴロしていたのですが、たまたま夜にTVをつけたら『外科室』をやっていた。監督は坂東玉三郎。

劇場で観た時もまったく同じ感想で、しかもサユリストや加藤雅也ファンには怒られそうですが、正直に書くと脳裏に浮かんだ言葉は「ミス・キャスト」の一語であった。

映画自体の幻想的な雰囲気はいいし、小石川植物園の景色は綺麗だし、泉鏡花の原作ももちろん好きだし、鰐淵晴子も出ているのですが、主役の2人がなあ...惜しいなあ...。加藤雅也はほとんど台詞が無いようなものなのに、どうして黙って立っていても大根に見えるのか、とか、吉永小百合はキレイかもしれないが貴船伯爵夫人のイメージには合わないのよ...と頭痛薬飲みながら思ったわけです。

では、誰がイメージに合っているのかと問われても即答できないのですが、九条武子、柳原白蓮と並ぶ「大正三美人」と呼ばれた「林きむ子」みたいな雰囲気と言えばよいのでしょうか。

林きむ子さんについては、森まゆみさんの本で『大正美人伝—林きむ子の生涯』というのがありまして、表紙写真はこんな感じです。
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小百合には何が足りないのか...とぼんやり考えた挙げ句、そうだ彼女はどちらかと言えば庶民的な雰囲気で、「気高く凛とした感じ」が足りないんだなと思った次第です。

余談ですが、公開当時はまったく気づきませんでしたが、仁左衛門がチョイ役(馭者)で出ていて「おお〜〜!」となりまして、仁左衛門が馭する馬車とはなんと贅沢な!と騒いでおりました。
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Commented by ゆずきり at 2007-03-11 23:18 x
仁左衛門はあのとき孝夫さんだったかなあ。吉永小百合が出てるなら自分も出たい、と言って出た、のだったような。みんな吉永小百合が好きなんだなあと驚いた覚えがあります。
鰐淵晴子って何の役でしたっけ?看護婦さん?彼女が貴婦人役だとよかったかも。
Commented by らら at 2007-03-12 00:28 x
『大正美人伝』は面白い本でした。ああいう位取りの高い美人は現代の女優から探すのは難しいですねー。ミステリ小説好きとしては、rivarisaiaさんが読まれていた推理小説の題名も気になります。
Commented by rivarisaia at 2007-03-12 19:32
ゆずきりさん、そう、孝夫さんでした。「小百合が出てるなら自分も出たい」だったのかー。なんだ、みんな好きなのね。
鰐淵晴子は看護婦さんでした。彼女が貴婦人でもいいかもしれないですね。
Commented by rivarisaia at 2007-03-12 19:35
ららさん、きむ子さんは芯の強そうな感じですよねえ。
現代にはなかなかいないかも。推理小説は、「なんかこうめちゃくちゃ正当派っぽいやつ」と思いまして、エラリイ・クイーンとディー判事でした。
私もミステリ(特に海外)が好きです。
by rivarisaia | 2007-03-11 20:15 | 映画/日本 | Comments(4)