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サン・ジャックへの道

私が通っていた高校では、全校生徒でひたすら山道を歩く!という行事がありまして、当時は「なんでこんなことを...」と文句たれながら歩いてましたが、今にしてみればあれは思い出深い行事だったかも。

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サン・ジャックへの道(Saint-Jacques... La Mecque)』 監督・脚本 コリーヌ・セロー

フランスからスペインの聖地サンティアゴ(サン・ジャック)へと続く巡礼の道。仲の悪い3人兄姉弟に伝えられた遺産相続の条件は「1500キロある巡礼の道のりを一緒に歩くこと」。しぶしぶ巡礼ツアーに参加した3人+ツアーガイドを含めて、「メッカに行く」と勘違いしているイスラムの少年、ワケありの女性、卒業旅行の女学生など、総勢9名の2ヶ月にわたる珍道中が始まった...


言うなれば巡礼ロードムービーですが、宗教めいた話ではありません。むしろ宗教に対してはアイロニーというか、本来目指すべきものとズレているのでは?という疑問も提示しつつ、自然の中をひたすら皆で歩く、歩く、歩く! まさにウォーキング・ロードムービー。何となく先が読めちゃうのに、実にすがすがしい気分になれる映画。いやあ、よかった!

本当に歩いてるだけなんですが、大笑いしたり、グッときたり、食べ物や水が美味しそうだったり、景色がキレイだったり、変な人たちに遭遇したりと、観ている私も大忙しの巡礼道中で、どういうわけだか最後は私にも達成感があった。

自然の中を何日もかけて歩くことで自分発見...というとすごくベタな感じがするし、あまりにベタだと引いちゃいますが、そこはサラリと描かれているので大丈夫。なんで「巡礼」なんてものが存在するのか、ちょっとわかったような気がします。歩く過程が重要なんだな。

印象的だったのは、途中で挿入される「夢」のシーン。登場人物たちが寝ているときに見ている夢は、シュールで何かを暗示しているかのような不思議な世界。

もちろん、巡礼途中の風景もすばらしいので行ってみたい気持ちになるものの、1日7時間、2ヶ月歩き通しってたぶん無理だ...。

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Commented by 現象 at 2007-04-04 01:18 x
コメント&TB失礼します。
歩くことは割と好きなんですが、1日7時間を2ヶ月となると、
仮に金と時間に余裕があったとしてもちょっとひよってしまいます。
すごいなぁ。
そういえば歩くというロードムービーってあまりないですね。
Commented by rivarisaia at 2007-04-04 22:47
こんにちは。
そうなんですよ、1日7時間で2カ月歩き続けるのはハードルが高すぎます。ヘタレな私はバスで辿るのもいいかな...と思ってました!
でも道のりが楽じゃないからこそ、悟りの境地に達することができるんですよねえ。確かに歩くロードムービーってあまり聞かないですね。
by rivarisaia | 2007-03-17 15:00 | 映画/洋画 | Comments(2)