春のめざめ

昨日、ロシア文学が性に合わないことを書いてて、そういえばちょっと前に、こんな映画を観たんだった...と思い出しました。

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春のめざめ』 監督 アレクサンドル・ペトロフ(27分)
19世紀末のロシア。貴族学校に通う16才の少年アントンは、ツルゲーネフの『初恋』に夢中。住み込みの少女パーシャと隣家の令嬢セラフィーマの間で心が揺れ動くアントン。恋に恋する少年の物語。


ペトロフ監督の、ガラス板に指で油絵を描いて、それを少しずつ描き変えながら撮影していくという、気の遠くなるような作業から生まれたアニメーション。印象派のような絵がとても美しいです。

ただし、よく考えてみると、私は思春期の少年のモヤモヤした感じを描いた物語はキライなのであった。そんな私には物語について語る資格はナイ。なぜなら、少年の春全開!といった妄想シーンは、絵としてはおもしろいんだけど、気分は「はぁ、そうですか...」と食傷気味になってしまうからでした。観終わった後に、「文学的でしたね〜」と言った知人に、「あの少年さあ、青いよ、青い!」と文句たれたところ、「だってもともと青い春の話ですよ!」と突っ込まれたし。

ひとつ印象的だった場面。「嵐の海の帆船」がよかったなあと思ったのは、私が前作の『老人と海』を引きずってる証拠でしょうか。

そんなわけで、物語は私には合いませんでしたが、ペトロフ監督のガラス絵アニメーションはやっぱりきれいです。

「春のめざめ」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
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by rivarisaia | 2007-03-29 21:39 | 映画/洋画 | Trackback(4) | Comments(0)

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