Gudrun Zapf Von Hesse

「つけペン」派の私としては、たまにはカリグラフィーも練習したらどうなのかと考えて、参考までに買った本のご紹介。ただし、カリグラフィーというよりは手書きタイポグラフィーという感じです。

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Gudrun Zapf Von Hesse:
Binds, Handwritten Books, Typefaces, Examples of Lettering and Drawings

Mark Batty Publisher刊

カリグラファー&書体デザイナーのグドルム・ツァップ=フォン・ヘッセの作品集。グドルムさんは、ドイツの書体デザイナー、ヘルマン・ツァップ氏(Palatinoをデザインした人)の奥さんで、製本もやっているとは本書を読むまで知りませんでした。皮表紙の上品な造本を手がけているようで、製本の道具の写真なども掲載されてます。製本(ルリユール)が自分でできたらさぞ楽しいだろうなあと思うけど、おそらく大雑把な私には向いていないだろうなあ。

ルリユールの作品とカリグラフィーと半々くらいなので、本書はルリユールに興味がある人が読む(見る)といいかもしれない。

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その昔、タイポグラフィーの先生に話を伺った際に感心したこと。それまでアルファベットの書体なんて見た目で選べばいいと単純に考えてたけど、言語と書体には相性があることを知った。つまり極端な話、イタリアで発展した書体はイタリア語の文章に、ドイツで発展した書体はドイツ語の文章に使った時、いちばん文字組が美しく見える。あたり前だけど。

そう考えるとヘルベチカがスイス生まれなのもナットク。公用語が多い国だと、どの言語でも違和感なくバランスよく見える書体が必要とされる。そうか、だからスイスはタイポグラフィが盛んなのか!と、書体に無頓着だった私は目からウロコが落ちたのでした。

その後、話は活版印刷とか文字組へと発展していったんですけど、それはまた別の機会に。
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by rivarisaia | 2007-04-06 21:04 | | Trackback | Comments(0)

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