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ブラッド・ダイヤモンド

紛争ダイヤ(ダイヤの原石が不法に取引されて、その金が武器に流れて内戦や紛争が悪化する)がテーマですが、基本的にはアドベンチャー&アクション映画です。しかし、観終わった後にドッと疲れが......。だって、もりだくさんなんですもの〜!

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ブラッド・ダイヤモンド(Blood Diamond)』 
エドワード・ズウィック監督

90年代のシエラレオネ。家族と引き離され、反政府軍に捕らえられたソロモン(ジャイモン・フンスー)はダイヤモンド採掘場で強制労働を強いられる。そこでソロモンは大粒のピンク・ダイヤを発見し密かに隠す。ピンク・ダイヤの噂を聞きつけた密売人のダニー(レオナルド・ディカプリオ)は、ソロモンの家族を見つける代わりにダイヤを手に入れようと画策。紛争ダイヤの情報をエサにジャーナリストのマディー(ジェニファー・コネリー)に協力を仰ぐが......


紛争ダイヤ、密売、アフリカの植民地事情、反政府軍、市内銃撃戦、ジャングル銃撃戦、少年兵、民間軍事会社、傭兵、難民、家族愛...とフルコースのため、お腹がいっぱいでございます。途中でどの品がメインディッシュなのかわからなくなってきたんですが、アフリカが抱える問題は単純じゃないってことさ、ということでしょうか。

バリバリの社会派ドラマではありませんので、エンタメ映画の常としてやや都合がいい展開だったりするんですが、エンタメと見せかけて紛争ダイヤや少年兵、ひいてはグローバリゼーションをさりげなくアピールしている辺りはグッジョブ。ただ、ちょっと長いのが難点かも。

それにしてもディカプーは、ものすごい訛りで熱演してましたが、南アフリカ訛りってああいうアクセントなのね。ディカプー演じるダニーはもともとはローデシア(現ジンバブエ)出身。ローデシアはアフリカの白人国家で激しいゲリラ戦があって大変だったところだ。そんな背景もさりげなく映画の中に出てきます。ローデシアがジンバブエとして正式にイギリスから独立したのは1980年のことです。

ダイアモンンド、ローデシア、南アフリカときたら、セシル・ローズ氏が思い浮かびますが、これはまた別の話ですね。ちなみにセシル・ローズが設立したダイアモンドの会社が「ダイアモンドは永遠の輝き」で有名なデビアス。


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「わたしがセシル・ローズです」 初めて名前を聞いた時には、女性だと思っていたので、教科書でこの親父に遭遇した時は衝撃でした。



私はダイアモンドの流通にはまったく詳しくないのですが、話に聞くとどうもダイヤ市場は胡散臭い。そんな胡散臭ささも描かれていますので、彼女にダイヤをおねだりされちゃってる人はとりあえずデートで観るといいかもしれませんね。

よく考えたら、私はひと粒もダイヤを所有してなかったんですが、だからと言ってエライわけでもなく、紛争ダイヤは石油、金、コーヒー豆、チョコレート...と別物に置き換えて考えることも可能。北の"裕福な"国々の暮らしは南の国の犠牲の上に成り立ってるんだなあとしみじみしたところで、本日は終わり。

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by rivarisaia | 2007-04-15 01:52 | 映画/洋画 | Comments(0)