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愛と欲望 ミラノの霧の中で(映画祭タイトル:私たちの家で)

イタリア映画祭は本日で終了。でも今年は2本しか観に行けなかった。あと3本、観たかったけど行けなかった作品があるのがくやしい。公開が無理でもDVD化はしてくれるかしら。期待して待っていよう。

2本目は『私たちの家で(A casa nostra)』。監督はフランチェスカ・コメンチーニ。
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現在のミラノを舞台に、銀行家、娼婦、財務捜査官、モデル、年金生活者などさまざまな職業、階級の人々が織りなす人間模様。


郷土愛の強いイタリア人はまず自分の出身地をベタぼめする、と言われますが、確かに私の知るイタリア人もそうなんですけど、ちゃんと他の町もホメます。が、しかし。なぜかミラノだけは彼らには不人気。ミラノ出身者以外は、みな口を揃えて「ミラノはさ〜、スノッブだから」「ビジネスしかないでしょ」「歴史的なものもないよ」「成金な感じがする」と散々。

え〜、ドゥオモも城もあるじゃない。ブレラ美術館もアンブロジアーナもあるじゃない。スカラ座もあるし「最後の晩餐」もあるよ......と、つい弁護してしまう私ですが、まあ確かに殺伐とした雰囲気を感じなくもないので、気持ちはわかります。

この映画も、そんな「殺伐としたミラノ」という印象を残す映画でした。それはたぶん、お金がいちばんという世の中に、いろんな面で振り回される人々を描いているから。そういう意味で、舞台設定はミラノが最適だったのかもしれない。お金を手にしても幸福ではない人たちはまだしも、お金がないうえにさらに不幸に見舞われる人たちが出てくるので、気分がどんよりしてしまった。ああ.....。

ところで。映画中「出たー!」と思ってしまったのが、ミラノにある有名なこのビル。
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1958年に建てられたというのが驚きのヴェラスカの塔(Torre Velasca)。お城の塔みたいですよねー。実際にスフォルツァ(スフォルツェスコ)城の塔がモデルになったみたいですけど(写真はイタリアのWikipediaで見られます)。下層はオフィス、上層階は住居になっている。一度、中を見てみたい。
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by rivarisaia | 2007-05-05 23:57 | 映画/洋画 | Comments(0)