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映画で古典文学:ロミオ&ジュリエット

映画で歴史に興味をもつ!というのは、まあ私の常套手段で、実際にフィクション(演出)と史実の区別さえつけられれば、とても役に立つ。

では、映画で名作古典文学を学ぶ、というのはどうでしょう。

古典を読むのはめんどくさいから、映画を観てあらすじを知ったことにする、という手もなきにしもあらず。が、しかし。前にも書きましたが、「原作と映画は別物」と考えたほうがいいので、あんまりススメません。もちろん、原作通りの映画もありますが、特に、名作古典文学の場合「これくらい、みんな知ってるだろ?」を前提に、パアッと演出(割愛、つけたし、改変)が行われてたりするので、キケンです。

そんな私が、原作通りで大ウケした古典文学映画の1本がコレ。

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ロミオ&ジュリエット(Romeo + Juliet)』監督バズ・ラーマン

今さら説明する必要もないですが、レオナルド・ディカプリオ(ロミオ)、クレア・デインズ(ジュリエット)、ジョン・レグイザモ(ティボルト)のシェークスピア悲劇の現代風アレンジ版。

言うまでもなく、セリフがほぼシェークスピアの原文通りなのにアロハシャツ、というギャップがポイント。「まさかと思うけど、ずっとこの調子でシェークスピア英語でしゃべる気か!?」と仰天した人は多かったはずだ。古典英語をしゃべるチンピラという違和感にウケるか、眉をひそめるか。そこが賛否両論まっぷたつになった原因でもありますが、私としては銃のブランド名が「SWORD」になっている時点で大爆笑。そう来たか〜。

もともスレ違い悲劇は好きじゃない私もおかげで楽しめました(悲劇を楽しくって矛盾してるかもしれないけどさ)。英語版『ロミオとジュリエット』の原作を片手に観るのもいいです。「Alas!(ああ!とか 悲しいことに、という意味)」とか実際に言ってみたくなりますね。私だけ? Alas!

白状すると、なんと中学の時から私はこんな本を持っていて、
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The Illustrated STRATFORD:Shakespeare』 Chancellor Press刊

シェークスピア全集(全1巻)。聞いてオドロキの1024ページ。37戯曲+160の詩とソネットをぜ〜んぶ収録。図版450点以上。

当然ながら、私の永遠の積ん読本の1冊ですが、少なくとも、この映画のおかげで「Romeo and Juliet」は全部読めたのだった。

長くなったので、原作とあまりに違っていて、ある意味大ウケした映画についてはまた明日。
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Commented by ゆずきり at 2007-05-19 00:42 x
このときのレオ君は最高によかったですねえ・・
いったいいつになったら、大人になりつつもこのときの彼をほうふつとさせる姿をみせてくれるのやら。『ブラッドダイアモンド』に一応期待。
シェイクスピアの台詞、長いのか、みんなすごい勢いの早口でしゃべってたような気がします。
Alas!って、中学のときだったかに辞書をひいたら「ああ!」っていう意味でなんだ・・と脱力した覚えが。でも感極まるときに日本語なら母音だけで何か言いますよね。
Commented by rivarisaia at 2007-05-20 01:11
>ゆずきりさん、
ディカプー、この時は演技をしにくかったらしいとどこかで読みましたが、
いい感じでしたよねえ。『タイタニック』の印象にいつまでも引きずられてしまうのが、今の本人としては辛いところかも。

確かに早口だった気がしますねー。これは吹き替えも詩的な口調になってるのかしら。ちょっと気になる。
Alas!の語源を調べてみたけど、よくわからなかったので載せませんでした。ほんと、なんで「Ah!」じゃないんでしょう。
Commented by minaco. at 2007-05-20 01:54 x
シェークスピア全集、中学でこんな素晴らしいものをお持ちだなんて!

古典英語の知識はありませんが、最初から最後までツボにはまって大好きな映画です~。日本でいえば、アロハ姿で「~でござる」とか言ってるようなものでしょうか。でも台詞のリズムも映像のリズムもはまってたみたい。
デカプーも良いけど、コバヤシことピート・ポスルスウェイトの神父(の背中)もインパクトあったし、皆さん素敵でしたねー。
ところで、最近ジョン・レグイザモについて考えてたので(ナゼ)、何ともタイムリー。今後もイタリア週間楽しみにしております。
Commented by rivarisaia at 2007-05-20 02:35
>minaco.さん

シェークスピア全集は親が買ってきたんですが、中学生で読むわきゃないですね。イラストを眺めて終わって今にいたる、という状態です。ああ。

が、何かの拍子に「あのセリフが知りたい!」と思ったときには便利。そんなワケでいつまでも積ん読本状態が続くのでありました。

ロミオとジュリエットは話は苦手ですが、この映画はテンポといい、配役といい、グッときました。そういやコバヤシも出てましたねー。個人的にはレグザイモ...もといレグイザモがお気に入りです。

イタリア週間は、まだ続いているのかいないのか、自分でもよくわかりませんが、時々別の話をしながらダラダラと続けていこうかしら。そのほうがいいかげんで、イタリアらしいかも(笑)

by rivarisaia | 2007-05-17 17:03 | 映画/洋画 | Comments(4)