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アポカリプト

300人のスパルタ人が残虐っていうけどそうでもないわよ、と思ってしまったのは、じつはちょっと前に試写会でこの映画を観てしまっていたからであった。

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アポカリプト(Apocalypto)』監督メル・ギブソン

メル・ギブソンが『パッション』で培った痛い演出が大活躍。ええ、もう私すっかり忘れてました。彼が痛い演出が得意だったことを。しかも心なしかパワーアップしている。「もう、いちいち見せてくれなくていいから!」と思いました。どうも彼は調子に乗っている気がします。

ストーリーは「ジャングルから連れ去られた主人公が逃亡する話」。

後半は、主人公があまりに「ダイハード」すぎるとはいえ、なかなかおもしろいです。痛いけど。しかし、ラスト付近で、メル・ギブソンはこのためにわざと残虐アピールしたのではないか、と勘ぐりたくもなる展開が。まあそうするしかないだろうけど、うーん。

いっそのこと「バイオレンス・アクション映画だ!」と言い切ってくれたほうがよかったのに、「もっと深いテーマがあるんですよ.....ふふ」と真顔で返されると、なんか無性にイラッとする、という感じでしょうか。

ただ本当はねー、ジャングルではなく、古代マヤの都市の暮らしが観たかったの! 王族の暮らしが観たかったの! 時代考証が間違ってようが、デフォルメされてようが構わないから。都市があれだけではちっとも満足できないのよー。まあ、そもそもマヤ文明とは何かが違う気もするぞ。アステカ風味も加えているのだろうか。どっちにしても、考古学者だったら怒りそう。

ところで、どう見てもマヤ人の顔立ちではない主役の男の子(ルディ・ヤングブラッド)は、ネイティブ・アメリカンでした。パウワウの踊りが似合いそうだ。

追記: 先日、友人が、グアテマラ近代史におけるマヤ族など先住民族の虐殺などを考えると、この映画のオチにはかなり憤りを感じると話していた。イラッとするのは、そのせいかな。

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by rivarisaia | 2007-06-14 22:42 | 映画/洋画 | Comments(0)