狐になった奥様
2007年 06月 25日
初めて読みました。ブルームズベリー・グループの代表作家と言われるガーネット(と書きつつ、ブルームズベリー・グループとは何?とWikipediaで検索してしまった私ですが)。
『狐になった奥様』デイヴィッド・ガーネット著 安藤貞雄訳 岩波書店
河出書房新社から出ている「ガーネット傑作集1」では、タイトルが『狐になった人妻/動物園に入った男』になっています。じつは読んだのは河出版だったりするのですが、原題が「Lady into Fox」なので、個人的には「人妻」よりも「奥様」のほうがしっくりくるため岩波のほうを掲載。ごめん、河出。
H.G.ウェルズが変身譚の傑作と絶賛したらしい本作。さっぱりとした話でしたが、けっこう好きです。ある日、突然、妻が狐になっちゃった夫の話。最初の頃は言葉は通じなくとも、狐には明らかに妻の心があるんだけれど、野生化していく狐=妻に困惑していく旦那さん。妻がだんだんと野生化していく過程の描写が、とてもうまい。
ちなみに「動物園に入った男」も、シュールな話でした。さっぱりしていて、淡々と読めるシュールな話という点が気に入ったので、ガーネットの他の話も読んでみよう。
『狐になった奥様』デイヴィッド・ガーネット著 安藤貞雄訳 岩波書店
河出書房新社から出ている「ガーネット傑作集1」では、タイトルが『狐になった人妻/動物園に入った男』になっています。じつは読んだのは河出版だったりするのですが、原題が「Lady into Fox」なので、個人的には「人妻」よりも「奥様」のほうがしっくりくるため岩波のほうを掲載。ごめん、河出。
H.G.ウェルズが変身譚の傑作と絶賛したらしい本作。さっぱりとした話でしたが、けっこう好きです。ある日、突然、妻が狐になっちゃった夫の話。最初の頃は言葉は通じなくとも、狐には明らかに妻の心があるんだけれど、野生化していく狐=妻に困惑していく旦那さん。妻がだんだんと野生化していく過程の描写が、とてもうまい。
ちなみに「動物園に入った男」も、シュールな話でした。さっぱりしていて、淡々と読めるシュールな話という点が気に入ったので、ガーネットの他の話も読んでみよう。
by rivarisaia
| 2007-06-25 22:32
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