「ほっ」と。キャンペーン

三つ首塔

千恵蔵の金田一シリーズ最終作。今まで観たなかではわりと真っ当なつくりのように見受けられますが、逆におもしろみが減った感じ。というより、多羅尾伴内色が強い。

三つ首塔』(1956)小林恒夫、小沢茂弘監督

莫大な遺産相続を巡り、次々と殺人事件が!という話なんですが、私が未読の原作はかなり大人向けの内容のようす。しかし、制作年代からいって当然ながら映画はそんなことはなく、ちょっとモダンな空気が流れている程度。昔の町並みを見られるのは楽しいですけどね。あと、金田一探偵社の内部も見られるぞ! 金田一は白衣を着てましたが、何をしていたのだろうか。実験か?

今回の白木静子は高千穂ひづる。丸眼鏡からざぁます眼鏡になっておりました。これも時代の変化なのかしらねえ。投げられた郵便物をパシッと受け取る姿が溌剌としておりました。まあ溌剌としていたのは静子だけでなく、映画のトーンも、大立ち回り、カーチェイス、銃撃戦、ミニ・タワリング・インフェルノ、となんだかアクションチック。

特筆すべきは、今回ばっかりは千恵蔵・金田一の変装がバレバレだったこと。謎解き独壇場では、大岡裁き+さりげなく仲人、という気もなきにしもあらず。

千恵蔵・金田一シリーズは全部で6作あります。未見の『八ツ墓村』『悪魔が来りて笛を吹く』『犬神家の謎 悪魔は踊る』もどの程度トンチキなのか、ぜひ観たい! 放映してくれないかなあ。
[PR]
by rivarisaia | 2007-07-27 21:50 | 映画/日本 | Comments(0)