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ダ・ヴィンチ・コード

遅まきながら、WOWOWでやっていたので観ました。『ダ・ヴィンチ・コード』(ロン・ハワード監督)。

ほとぼりも冷めてると思いますし、ネタバレします。

オドレイ・トトゥが地味だったせいか(ほとんど活躍してなかった....)、このエントリで懸念していた『アメリ4』という感じではなかったものの、何ですかねえ、あまりに駆け足すぎてスケールが大きいのか小さいのかよくわからない話になってました。キリスト教関連を含む各方面に遠慮したんだろうなーという気遣いもちらほら見受けられて、ちょっと笑える。

あと「死にそうになりながら、全裸になって暗号を残したらしい館長の死体」を映像で出されると珍妙だということを実感。ううむ。

さて、イエスとマグダラのマリアが結婚して子どもがいた、という設定がキリスト教徒にとってセンセーションとよく言われるわけですが、これは前からあるネタなので、今さらな話ではある。一応カトリックの私も、「やっぱり許せませんか?」と聞かれたことがあるが、別にどうでもいいとしか答えようがない。ただ、ヴァチカンが文句言うのは当然の反応です。神社が「御神輿に人は乗るな!」と怒るのと似ています。それに、スコセッシの『最後の誘惑』のときも文句言ったもん。

それよりも、むしろ私としては、司教が告解の内容をもらしたことをサラリと言ってのけた警部に驚いた。「教義違反ですけどね〜」って、アンタ.....。おい! それはいいのかー!? 告解の内容をもらすかどうか悩むだけで1本映画が撮れちゃうんだぞ!(この映画はまた別の機会に)

さて、ここで声を大にして言っておきたいことが。

映画を観て改めて思ったのは、暗号はやっぱりラテン語で残すべきだったのではないでしょうか。シラスですらちゃんとラテン語を話していたのだ。ソニエール館長のような人物であれば当然ラテン語はできるだろう。しかし、よく考えてみると、「San Greal(聖杯)→Sang Real(王の血脈)」路線は、フランス語での解釈だったよ.....。

それにしてもねえ、原作でも映画でも遠い目になっちゃうのは『最後の晩餐』トンデモ解説です。「カンヌで失笑」はむしろこの解説部分じゃないのかしら?と疑っちゃいますよ。あれこれ解釈されたレオナルドも気の毒だが、使徒ヨハネの立場は〜!? 
学者が2人も揃っていながらヨハネ完全無視。あんまりだ。

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十二使徒の中でいちばんの美少年、使徒ヨハネ。当然ファンも多いでしょうが(もちろん私もファンだ)、ちょっと完全スルーされてますよ!
左はPeter Nicolai Arbo画、右はIl DomenichinoことDomenico Zampieri画。

こうなったら数ある名画からヨハネだけをピックアップして並べてやろうかと思いましたが、すでにやっている方を発見。ヨハネ・ファンもそうでない方もコチラでお楽しみください。
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Commented by きたきつね at 2007-08-09 06:12 x
私はDVDで見たのですが、
ソニエール館長の必死の暗号シーンで爆笑してしまいました。
すごい生命力だ…。
告解の内容をもらしたのも驚きでしたよ。
「最後の晩餐」も…。
ヨハネもいいのですが、私は、
鶏が鳴くや否や激しく泣いちゃうペトロさんがとても好きです。
Commented by rivarisaia at 2007-08-09 21:29
>きたきつねさん
あれは、撃たれる前にいろいろ仕込んでおいたのでしょうか。
だって、あちらこちらにヒントが.....。
服脱いでから胸にマーク書いたり、床に数字書いたり、大忙しだ。
本で読んだときは、ふうん、とスルーしたんですけどねえ。

ペトロさんは鶏が鳴いてハッとしたとき、相当ショックだったでしょうね。
気の良さそうなおじさんの印象があります。
by rivarisaia | 2007-08-08 23:10 | 映画/洋画 | Comments(2)