ラテン語略字辞典:Dizionario di Abbreviature

忙しいですけど、ラテン語も相変わらずひいひい言いながらやってます。
古典ラテン語なので中世ラテン語にまで到達してませんが、到達できそうにないね!と自信がついてきた今日この頃。

その理由はいろいろあるわけですが、こんな辞典を買ってしまい、ますます負の自信がついたのでした。いいのか、そんなことで、自分!

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Dizionario di Abbreviature:Latine ed Italiane
(略字辞典:ラテン語ーイタリア語)
Editore Ulrico Hoepli Milano刊

中世といえば、写本の時代。写本といえば、当然手書きです。手で書き写すのはとても大変で苦労の多い、ハッキリ言って死にそうな仕事でした。冬なんて光を入れるために、窓ガラスが存在しなかった窓を全開。凍え死にしそうな環境で座りっぱなしで写していたわけですよ。同じ文字なんてちまちま写してられっかよ!となるのも至極もっともなことです。

で、まあ頻繁に使われる言葉は略字で書いていたのでした。それは知っていた。知っていたけど、こんなに略字が山ほどあるのは知らなかったのよ!

イタリア書房にイタリア語のペーパーバックを買いに行った時に、この略字辞典を発見。思わず使うあてもないのに買ったはいいけど、眺めていて一瞬気が遠くなりました。中ページはこのような感じで、夥しい数の略字が....。
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こ、これは....。暗号か何かにしか見えん。
数字なら読めるか?と期待しつつ、数字のページを開いてみると.....

b0087556_23591898.jpg「1438」はどー見ても「2938」にしか見えないです。

下から3つめの「14ojj」が
「1502」というのはこれいかに!?

参りました。
もう写本読めるようになるかも〜とか口走りません。
すみません。初心に返り、地道に進みます。ははは。
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Commented by peque-es at 2008-04-29 21:02
面白~い! こんな辞書が、しかも日本で買えるのですね。イタリア書房、昔行きました。スペイン語の本も置いてあったの。

14ojj」 の jj は、例えばローマ数字の ii の代わりとか? で 4 は y にも見えますよねえ…でもローマ数字の5は y じゃなくて v だわな…
いずれにしても、これが何故略字かというのがミステリー…普通に数字書いた方が早そうだもんね。
…それともこれは文字で書く代わりに数字を使ったという意味で略字なのかしらん? つまり、仮にスペイン語だったら(イタリア語知らないので) mil quinientos dos と書くところをこう書いた、とか…
そういえば 2938 の 9 も q に見える??

最近の若者、ケータイ・メールで色んな略語を使うでしょ? でスペインの若者たちも、que を q だけにしたり、ca と綴る代わりに k 一文字で済ませたり、...dos を ...2 と書いたり…文字や数字の読みを使った当て字みたいなもんで…若者文化なので余り詳しくないのですが(笑)、連想してしまいました。
Commented by rivarisaia at 2008-04-29 22:35
眺めている分には面白い〜。でもこれを使って研究しなければならない人たちは大変だ.....。

jjは、iiのような気がしますねー。でもどう見ても「9」にみえる数字の「4」は、たぶんゴシック書体で書くとカクカクしてそうなっちゃったんだろうなあという感じ。

書き写すのが大変だから略字にしたと思うんだけど、似ている略字がいっぱいあって、かえって混乱しなかったのかどうか謎です。それにしても、この略字の量から察するに、修道院ごとに規則があったりしたのかなあ。
by rivarisaia | 2008-04-27 23:59 | ラテン語・イタリア語 | Trackback | Comments(2)

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