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処女の泉

NHKの衛星映画劇場に連日のようにお世話になってる私です。仕事とNHKに追われる今日このごろ。何だろ、それ。今晩も『七人の侍』やってましたよねえ。つい見ちゃうよね。

さて、油断ならないNHKの衛星映画劇場では、かつてベルイマン特集もやってました。このときは油断してたのでけっこう見逃しちゃったりしたんですが、これは観た。

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処女の泉(JUNGFRUKALLAN)』監督:イングマール・ベルイマン

~あらすじ~

むかしむかしのスウェーデン、ある豪農の家にカリンという美しい一人娘がおりました。その家にはもうひとりインゲリという名の養女がおり、皆からちやほやされているカリンに嫉妬しておりました。

ある日のこと、ふたりは遠くの教会にロウソクを捧げに行くことになりました。途中、森を怖がるインゲリを置き去りに、カリンがどんどん進んで行きますと、2人の男と1人の少年に出会いました。心やさしいカリンは彼らにお弁当を振る舞いますが…。

書いてて気づきましたが、ここまでは「赤ずきんちゃん」っぽい展開ですね。

ところで。

allcinemaを見ると、あらすじには「16世紀のスウェーデン」とありますが、そんなバカな。14世紀とかせめて15世紀ではなく?

まず、マックス・フォン・シドー演じるお父さんのいでたちといい、お母さんの服装といい、食事の風景といい、全体に漂う濃厚な中世の空気。

さらに、敬虔なキリスト教徒で、世間知らずであるがゆえに森が怖くないお嬢さん(光)と、古くからの土着の宗教を信仰し、おなかに父なし子がいて森を怖がるインゲリ(闇)という対照的なふたりがいて、ここで恐ろしい不幸に見舞われるのは、光の存在であるお嬢さんのほう。おまけにキリスト教がカトリックっぽい。16世紀のスウェーデンはプロテスタント国家では。

本作のテーマは、復讐、信仰、神の沈黙だと思うのですが、私に言えるのは、神様はいつも沈黙するもの、そして無垢の人が死んだ場所には、花が咲いたり、木がはえたり、泉がこんこんと湧き出たりするもの、ということです。しかしプロテスタントだと、泉は湧かないと思うの。

と思って、imdbをみたら、「14世紀のスウェーデン」となってました。2世紀ってけっこう大きいよ! どっちが正しいのか調べて…みる余裕はいまの私にはナイので、個人的に14世紀ってことにしておきます。

そんな小さいことにチクチクとこだわった挙げ句、北欧の歴史についても無知なことに気づき、スウェーデンの歴史などをネットで調べ始めちゃったりして、どういう感想書こうとしてたのか忘れちゃったよ。。。マックス・フォン・シドー演じるお父さんがすごいことについて書こうと思ってたのにー。
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Commented by minaco. at 2008-09-07 01:38 x
こんばんは。たびたびお邪魔してすみません。
この時のベルイマン特集で、そのガチっぷりにすっかり嵌ってしまった私です。特にコレと『叫びとささやき』『ある結婚の風景』が好き。
ちょっとだけ調べたところによると、14世紀当時のスウェーデンはカトリックで、プロテスタントが入ってきたのはもっと後のようです。なので、映画は14世紀が正しいみたい。私もスウェーデンといえばプロテスタントと思い込んでたのですが、今も地域によってはカトリックなのかもしれません。

>神様はいつも沈黙するもの
なるほどー。『叫びとささやき』もそうゆう映画でしたが…詳しくないですがベルイマンの映画はプロテスタントの抑圧された情念がグツグツいってる感じがします。

>マックス・フォン・シドー演じるお父さんがすごいことについて書こうと思ってたのにー。
きっと違う意味かもしれませんが、確かに凄かった!!子供ブン投げるし!娘の死体っぷりも凄かったー。

さて来週はアンジェイ・ワイダ特集ですね!
Commented by peque-es at 2008-09-07 23:51
BSの映画って、なんか生活時間と合ってなくて見逃しちゃうんですよね…ちゃんとプログラム、チェックして録画とかすればいいのに、しないから…

ベルイマンて昔はすごく有名でしたよね? その割に見てないけど…(笑) 映画青年は必見みたいな感じの名前だったと思う。

ご紹介の映画、正に民話的ストーリーですね。スェーデンの歴史は知らないけれど、仮にカソリックからプロテスタントに変ったとしても、土着的なものって簡単にすたれるものではないから…でも心情的には14世紀であって欲しい…って、映画見てないやん、クヤシイ、見たかった!(笑)
Commented by rivarisaia at 2008-09-08 19:17
>minaco.さん

ベルイマンは間違いなくガチですね。あのガチっぷりはゲルマンな香りがします(→偏見)。14世紀スウェーデンはカトリックなのね〜。ということは、allcinemaがきっと間違ってるんだわね。

マックス・フォン・シドーのお父さんは髪型からして妙に気合い入ってると感じましたが、子どもブン投げ殺しは凄まじいですね。その子は悪くないかもよ、むしろ被害者かも…と皆が思うスキもなく、ブン投げてましたね。怖い。娘の死体っぷりも本当に死体みたいで怖かったです。ベルイマン、恐るべし。

アンジェイ・ワイダ特集楽しみ!
Commented by rivarisaia at 2008-09-08 19:23
>ぺけさん

うっかりしてると録画忘れます〜。しかも昼間に放映されてて後で気づいてガックリ、とかよくあるので、BSの映画カレンダーはこまめにチェックして録画しようと試み中。

北欧の神々の信仰が残ってるという設定だし、やっぱり14世紀だと思います。そうじゃないと北欧の神々とカトリックとプロテスタントと三つ巴。。。

娘が死んじゃうシーンなどもかなり悲惨なので、明るく勧められないですが、機会があったらDVDでぜひどうぞ!
by rivarisaia | 2008-09-06 23:58 | 映画/洋画 | Comments(4)