2006年 07月 11日 ( 1 )

ゴッドファーザー:短気は損気

ワールドカップが終わりました。普段の生活の中にサッカー観戦が割り込むだけで、こんなに時間が無くなるものなのか、と疲労とともに実感した1カ月でございました。自分のブログだけで精一杯。他の人のブログを見に行くものの、他所にはコメントする余裕もなくひっそりしてました。すみません。ふー。

決勝戦では何だか予想外の展開があったので、伊と仏という守備命な対決はつまらないんじゃないかと思ったけど、そうでもありませんでしたね。アッズーリおめでとう! そして、じつは昔からキレやすい短気なジダンはやっぱり短気でした。一発赤紙退場について書くと収集がつかなくなりますので、本日はワールドカップ終了記念も兼ねまして、「短気はやっぱり損する」ということに着目してみたいと思います。

短気は損気」。この名言を目にしたのは、長谷川町子のマンガ『サザエさんうちあけ話』です。
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戦時中、どうせ空襲で焼けるなら、と家をメチャクチャに破壊した人が出てくるのですが、その翌日に終戦。泣いて後悔するおじさんの絵と「短気はソン気ですね」という一文があり、当時小学生だった私の心に深く刻み込まれました。(ちなみに写真はサザエ)

そして「短気は損気」を描いた映画は数多くあれど、その中の至極の1本がコッポラ監督の『ゴッドファーザー part1』。この映画は私のバイブル映画の1本でもあり、いろいろな見方ができるので、またいつか再登場するかもしれませんが、今日は「短気は損気」の面から見てみましょう。

あらすじは書くまでもないと思いますが、ここでの「短気は損気」キャラは何といっても長男のソニー。
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キレやすいソニーは暴言も吐きます。主に相手はトムなのですが、つくづくトムって忍耐強い。世の短気人間はトムを見習うべき。いや、私も見習いたい。

「お前は俺の言うこと聞いてりゃいいんだよ、お前はどうせシチリア人じゃないからな!」という差別的なことを言われても、全然怒らないトム。いや、腹の中は煮えくり返ってるかもしれないが、顔にも出さないトムはすごい人格者。さすがに、この時はソニーもすぐに謝ってますけどね。

ソニーがキレて暴力をふるうのは、主に妹コニーの暴力夫カルロに対してです。これが命取りの引き金になるのですね。コニーからの電話があった時にもう少し冷静だったら....すぐにキレて「サノバビッチ」を連発しながら車で出かけなければ....、料金所であんなことにならなかったのに...。

ソニーは侠気があって、家族や部下を大事にしますし、ファミリーを継ぐなら私もぜひソニーにお願いしたいと思いますが、短気ですぐにキレて突っ走る傾向が命取りになってしまいました。サッカーなら試合から退場すればそれで済みますが、人生で赤紙をもらってしまうと二度とフィールドに戻れなくなってしまうこともあるわけです。

その後、この映画のPart2、Part3ができるたびに、ソニーが生きてたら、ファミリーはどうなってたかなと思いをはせることになるのでした。
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by rivarisaia | 2006-07-11 23:42 | 映画/洋画 | Trackback | Comments(2)

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