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Virgin Atlanticのアヒル

makreleさんがベルリンに戻り、しかし今回のフライトでは残念な思いをした、と書いておられた。小さなことかもしれないけど、その気持ちわかるわ〜。たかがエコノミーされどエコノミー。いたれりつくせりのサービスじゃなくてもいいの、ほんのちょっとしたことで長時間のフライトは楽しくなったりするものです。

b0087556_123919.jpg数年前、イタリアに行った際にロンドン経由だったせいか、たまたま利用したVirgin Atlanticが楽しかった。まず機内安全ビデオのアニメが(というかそのキャラクターが)ちょっと変わってた。そして、エコノミーでも配られるカラフルなアメニティバッグがいい!蛍光色の靴下が入ってたり、グッズに気が利いたメッセージが入ってたりする(たとえば、耳栓の箱に「Pardon?」と書いてある)。


写真はそのアメニティバッグに入っていた小さいアヒル。バッグには1個だけ入ってるんだけど、2人で往復したので家には4羽あったはず......1羽が行方不明だわね。
小さいからな。

正面から見るとマヌケな顔でいいよー。ホラ。
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機会があったらまた乗りたい。でもロンドンはポンドが高すぎて行けない.....(経由するだけでも、乗り継ぎの待ち時間にポンド使うはめになるし)。それにしても、Virginのビジネスやファーストクラスでは、何が配られているのだろうか。やっぱりアヒルは入っているのか。お金持ちになったら確かめてみようと思います。
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by rivarisaia | 2008-01-31 01:30 | モノ | Comments(2)

マフィア映画は好きな私ですが、実際のマフィアはごめんです。イタリアのマフィアが恐ろしいのは、その存在が見えない(誰がマフィアなのかわからない)ところ。

ゾンビは見た目がゾンビだから戦いようも逃げようもあるけど、ボディ・スナッチャーは誰が乗っ取られているのかわかんないから非常に困る、という状況に似てます。

さて、こちら実話の映画化です。

ペッピーノの百歩(I cento passi)』監督マルコ・トゥリオ・ジョルダーナ

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1950〜70年代のシチリア。マフィアの関係者の息子であるペッピーノは、叔父の死に疑問を抱いたことをきっかけに、マフィアに反感を抱くようになる。新聞を発行し、ラジオ局を立ち上げて、マフィアを糾弾するペッピーノ。ついには議員に立候補しようとするが.....。


どんなに無茶をしても、ペッピーノの身の安全が守られていたのは、彼自身が反発していたマフィアのボスのおかげだった、という何とも皮肉な現実があるのですが、それにしても彼の活動ぶりには凄まじいものがあります。

彼の行動に困惑し反発する家族。それでも負けないペッピーノ。あんまり熱くなりすぎると大変なことになるから、その辺でやめといたら.....と、即座に思ってしまうヘタレな私。しかしこの「そんなに熱くなりすぎないほうがよいかと....」という弱腰な気持ちは、現実の多くのシチリア人たちがマフィアに対して抱えている気持ちそのものなのでしょう。

しかし、少なくともペッピーノの行動は無駄ではなかった。1996年、ようやくマフィアのボス、ターノが起訴され、最近も大物マフィアが次々と逮捕されるようになり、市民が団結して抗議活動を行なうようにもなった。これはシチリアにとってかなりの進歩だと思う。

リアルなマフィアについては、『イタリア・マフィア』(シルヴィオ・ピエルサンティ著、ちくま新書)がおすすめ。プロローグからして背筋が凍る本ですが、マフィアの実態がよくわかります。

追記:シチリアといえば、レオナルド・シャーシャを忘れてたよ!ということでシャーシャの小説『ちいさなマフィアの話』についてはコチラ
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by rivarisaia | 2008-01-29 21:22 | 映画/洋画 | Comments(2)

アラビアの医術

先日読んだこの本がなかなかおもしろかった。

b0087556_1847376.jpgアラビアの医術』前嶋信次著 平凡社

本邦初の原典完訳『アラビアン・ナイト』を手がけた前嶋氏が、ユニークな逸話や史実を織りまぜながら、楽しく読ませるアラビア医学の系譜。

アラビア医学とは、中近東から中央アジア、インド、北アフリカ、イベリア半島にまで広がっていた医学を指し、この分野で活動していた人々にはキリスト教徒やユダヤ教徒も含まれているので、必ずしもイスラム医学というわけではない。エジプトやメソポタミアの医学をベースに、ギリシアやインド医学が入り込んで発達し、中国医学にも影響を与えているので、時折、中国の話もちらりと出てきます。

殺人マシン「毒娘」もおもしろかったけど、とりわけ興味深かったのは、いかなる毒にもすばらしい効能をもつ、ギリシャ伝来の「解毒剤テリアカ」の話。澁澤龍彦の本にもチラッと出てた気もするけど。

アラビア語でディルヤークまたはティルヤークというテリアカ(theriaca)は、「皇帝ネロの侍医だったギリシア人アンドロマコスが工夫し、ガレーノスが改良を加えた」という薬で、古来中国を経由して日本にも伝来しているし(「底也伽」「底野迦」と書く)、アラビアの医師からヨーロッパにも伝えられた。さらに、パリやウィーンの国立図書館には、12世紀末の彩色本『テリアカの書』が残されているそうです。

へえ、写本! テリアカの書!

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写本辞典として使用中の『Masterpieces of Illumination』を見てみたら、p.146-147に出ている「Kitab ad-Diryaq/ Kitab al Diryaq (Book of Antidotes)』がそうでした。

また、イタリア語では「Triaca または Teriaca」と綴るようで、ボローニャの薬局「Reale Farmacia Toschi」が昔のテリアカを所有していることを知る。結晶化しているけど、黒いジャム状の薬で特徴的な香りがあるらしい。同薬局のサイトに写真が出ています。

そういえば、小説『ペルシアの彼方へ—千年医師物語1』(ノア・ゴードン、角川文庫)の舞台が、中世のヨーロッパ〜ペルシアでした。こちらはあくまで小説ですけど、当時、ヨーロッパにくらべてアラビア医学の水準がいかに高かったのかが伝わってくる話です。
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by rivarisaia | 2008-01-27 19:03 | | Comments(0)

洋梨

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特売の文字につられて洋梨を買ってみた。洋梨は追熟させないと食べられないけど、どうもせっかちな性分なので、まだか〜まだか〜と日々うらめしく眺めるハメに。追熟のお供においといた林檎をぜんぶ食べちゃったよ...。

眺めていてもおもしろくないので、並べて写真撮ってみた。静物画のようだわ。

そうか、スケッチでもして待っていればいいのか。
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by rivarisaia | 2008-01-25 22:27 | 食べ物 | Comments(0)

ぜんぜん気にしてませんでしたけど、受験シーズンだったのね。入るのを簡単にして出るのを難しくしたほうが、社会にとってよいのではないかと常々思っているんですけど、今の私にはあまり関係ない。

さて、西暦587年に中国で始まった試験地獄、科挙制度。地獄なんて生やさしいものではなかった。無理、無理、私だったら科挙突破なんてゼッタイ無理!ということで、科挙の本です。とてもおもしろいので大変おすすめです。

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科挙』宮崎市定 著 中公文庫

備忘録として、清朝末年の科挙の流れだけをザッと書き出してみます。

学校試(本来の科挙ではなく、科挙の前段階)
県試 → 府試 → 院試(これに合格すると学校に入学でき、科挙の受験資格が取れる)→ 歳試(3年に1度行われる学校での試験)

科挙
科試(予備試験)→ 郷試 → 挙人覆試 → 会試(北京)→ 会試覆試 → 殿試でゴール!


写していて私もワケがわからなくなりました。どんな問題が出されたかとか、試験のようす等については、本をお読みくだされ。

一番最後の「殿試」は、紫禁城の保和殿で行うやつです。保和殿はカンニング防止のために柱が少ないと言われてる場所ですね。これに受かれば、晴れて進士の称号がもらえて高級官吏への道が!....って長いよ、道のりが。

この本で興味深かったのは、「郷試」の章。試験会場となる広大な貢院(たとえば南京の貢院は2万人を収容する大きさ)に缶詰になりまして、いったん門が閉じれば、人が死んでも時間が来るまで開かない。この本には貢院の写真が出てますが、こんなところにいたら気が変になるのではなかろうか、という場所です。

立って半畳、寝て一畳という空間に、数日間缶詰になって、寒さに震えながら試験を受けるなんて、私はいやだ!

案の定、気が変になる人も多かったし、お化け騒動なども起きたらしく、かなり笑える(泣ける?)エピソードが盛りだくさんです。カンニング用の下着とか豆本の写真にも注目。

そして受験生も大変ですが、試験係員や採点者はもっと大変。なにせ、筆跡から特定の人を採点者が優遇することのないように、二万通の解答用紙をすべて採点用の別紙に写すんですってよ! 写す係も気が遠くなりそう。もちろん採点するほうも「少し頭がへんになる」と宮崎先生は書いておられます。それはわかる気がする.....。

本書を読んだ後に、中国古典文学『儒林外史』を読むのもおすすめ!
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by rivarisaia | 2008-01-22 20:42 | | Comments(3)

アース(字幕版)

今年の「初映画館・映画」はこれでした。

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アース:字幕版(Earth)

ギリギリまで「オレ伝」とどちらにするか悩み、CGを取るか、リアル映像をとるかを検討した挙げ句、今回はベルリン・フィルの後押しを受けてリアルが勝った。

すで観たことある映像もありましたけど、映画館くらいの大きなスクリーンで観るとやはり違う。世界は驚異に満ち満ちていて、地球すごい! 現実はファンタジーの世界よりもファンタスティックだ。

そして撮影は大変だったと同時にエキサイティングでもあっただろうと想像します。メイキングというか撮影風景もぜひ見てみたい(公式サイトでちょっと見られるけど)。

「野生の王国」世代としては、チーターが獲物を取っ捕まえた後に、ムシャムシャ食べるシーンがなかったのが「そういう部分は見せないのか...」とやや残念だったりもしますが、そうするとテーマが「弱肉強食の世界」になってしまうのでいたしかたないのかもしれません。さらに、1本の「ドキュメンタリー映画」として考えると、元がTVシリーズのせいなのか、ややつぎはぎな印象も否めません。しかし、なにぶん映像が美しく、音楽がいいので、かなり見入ってしまいました。

そして今回、もっとも心惹かれた野生のキャラは「ゴクラクチョウ」。

なんだ、あの鳥たちの求愛ダンスのヘンテコぶりは! これからはマメにナショナル・ジオグラフィック・チャンネルあたりをチェックして、ゴクラクチョウの番組放映の暁には録画せねば、と心のノートにメモをする。

我が家の駄猫は、野生のかけらもなく、外に放り出されたら1日でのたれ死ぬんじゃないかと思われますが、なぜか鳥に関しては野生の血が騒ぐらしい。どうやら鳥になりたいと思っているのか、とにかく鳥が好き。カラスを眺めては「ウェッ、ア〜、ア〜、エッ、エッ」と鳴きマネをし、TVで鳥のドキュメンタリーをやっていれば、飼い主よりも真剣に観ている有様(映画『WATARIDORI』も、我が家でもっともマジな顔で観ていたのは猫だった)。

そんなわけで、ゴクラクチョウをぜひうちの猫に見せて反応をみたいものです。

......もうちょっと真面目な感想を書くつもりが、どんどん話がズレてきたので、この辺でやめておきます。今さらとってつけたようですが、ホッキョクグマの絶滅予想時期が思ったよりも早くて、考えさせられます。これは本当。

「アース(字幕版)」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
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by rivarisaia | 2008-01-20 20:03 | 映画/洋画 | Comments(2)

羅和辞典で泣く

ラテン語、なぜだか今年も続けている私。

昨年は「学生時代にもこんなに勉強したことはなかった(泣)」が皆の合い言葉。先生は厳しいけれどユーモアのあるお方で、生徒らをたまに持ち上げては落とす、というツッコミのタイミングが絶妙(あの先生じゃなかったら宿題やらなかった)。

そして今年の先生もすばらしい。とにかく解説がめちゃくちゃ面白い! 「え、そうなの?」というネタをサラリと言うので、発言を一言も聞き漏らせない。ああ、続けてよかった。

さて、ラテン語学習者必携のラテン語辞典。最高峰はやはり「Oxford」(英語)だと思うのですが、1冊目はやはり日本語の辞典が欲しいところ。大学書林か研究社の2冊しかなく、前者がお値段が高いので研究社のほうを購入しました。


羅和辞典』研究社 増訂新版 田中秀央編

ところで先日、「この辞典、泣けるね......」と家人がしみじみいうのである。

辞書にはたった2ページほどの「まえがき」があり、そこには淡々と以下のような内容が記されていた。

「Festina lente(ゆっくり急げ)」の言葉を胸に、羅和辞典の編纂を思い立った田中先生が、たった1人でペンを手にしたのは昭和10年3月。そして昭和17年に、若き学徒、斎藤信一氏が仲間に加わるも、作業半ばにして斎藤氏は戦争の犠牲に。その後、田中先生はまたもや1人で努力を続け、ついに出版にこぎつけたのは、昭和27年6月のことだった。


戦争と出版界の不況で辞書編纂作業は何度も頓挫しつつ、完成までじつに17年もの歳月が流れていたのであった。すごいなあ、田中先生の情熱というか、コツコツと続ける地味な努力。戦中、戦後とご自身の生活も大変だったろうに。

ふと辞典のトビラページを見ると、

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ああ!ここにも「Festina lente(ゆっくり急げ)」の金言が!! 泣ける.....。

ちなみに、どの先生も口をそろえて「ラテン語はねえ、辞書をきちんとひけるようになるまでに数年かかりますからねえ」とおっしゃる。何をまたそんな大げさな!と思ってましたが、ハイ、その通りでした。辞書、使いこなせてません.....。「Festina lente」が身にしみる今日この頃。
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by rivarisaia | 2008-01-18 21:53 | ラテン語・イタリア語など | Comments(2)

映画の話題を全然しないのも何だかなあという気になったので、去年保留にしていた話でも。

昨年はたまたまナンシー梅木さんのCDを買い、「そいういえばナンシーさんがアカデミー助演女優賞を取った映画を観てないわ〜。今度借りよう」などと考えていたら彼女の訃報がニュースで流れたのでした。

WOWOWで追悼放映を行ってくれました。ありがとう、WOWOW。
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サヨナラ (SAYONARA)』ジョシュア・ローガン監督

ひとことで申し上げますと内容は「人種の違いや差別をテーマにしたラブストーリー」で、舞台は日本。そして主演はマーロン・ブランド。

・マーロン・ブランド演じるロイド少佐&芸者ハナオギ(高美以子)
・ケリー中尉(レッド・バトンズ)&カツミ(ナンシー梅木)

という2組のカップルを中心に物語が展開します。

b0087556_1749843.jpgやや調子がよすぎるロイド少佐にくらべて、君はなんてイイ人なんだ!と言いたくなるほど実直なケリー中尉が好感度大ですが、見どころは、やはりナンシー梅木です。

といいますのも、いわゆる美人カテゴリーにあてはまるスラリとした高美以子(DVDのジャケの女性)にくらべて、ちょっとドンくさそうな風貌のナンシーさんが、観ているうちにとても可愛らしく思えてくるからですよ!

物語の中盤、ケリー中尉に急な帰国命令が出され、しかも日本人妻は米国に入国できないという状況に一同頭を抱えるハメになるわけですが、お先真っ暗でどんよりしたムードのなか、妻カツミ(ナンシー梅木)が整形手術をしようと考えていることが発覚。ケリーに激怒されたカツミいわく

「目を大きくしたらごまかせると思ったの。だって、アメリカ人に見えるでしょ?」

ああ〜!(泣)カツミ.....そんなことしなくていいのよ〜!

皆でカツミをなぐさめたあと、ロイド少佐が「ほら、カツミ、今日は僕たちを人形劇に連れていってくれるんだろ?」などと言うんですが、人形劇って何だろうと思っていたらですね、

文楽だったよ! OH、ノ〜〜〜! そんなどんよりした気分のときに、まさか世話物を見る気か?余計暗くならないか?と心配していたらさあ......(以下、省略)。

さて、本作品でございますが、1957年の映画にしては、そこそこがんばって「日本」を描いているかと思います。しかも日本文化の紹介コーナー盛りだくさん。多少トンチキな場面もありますが、それは許容範囲かと。思いっきり西洋人な面影の歌舞伎俳優ナカムラ(リカルド・モンタルバン)も、まあバタくさい顔立ちの役者っていますもんねえ。
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by rivarisaia | 2008-01-16 17:57 | 映画/洋画 | Comments(2)

北京からきた猫

1月も半ば....しかしいまだに「初映画館」に行ってないわたくし。
今年はのんびり進む心づもりだからいいんですけど。

別の話を書こうとしたつもりが、机の上のこの方々に脱力して、ゆるりとしたガッツが出た(意味不明)なので話題変更。

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昨年、親からもらった北京土産の猫。高さ3センチくらい。右側の猫はどことなく佐野洋子さんの絵を思わせますが、左の猫は招き猫ポーズと見せかけて、頭の後ろに手をやっているのでした。「いやあ参ったなあ」のポーズ。

いやあ、私も参ったなあ、宿題やるの忘れてたよ。
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by rivarisaia | 2008-01-14 20:21 | モノ | Comments(4)

ついに終わり! 「本好きへの100の質問」

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091. この人の薦める本なら読んでみたい、そう思う有名人を教えてください。
とくにいませんが、映画監督の読んでる小説は気になるかも。
たとえば、ジョニー・トーさんは何読んでるのかなあとか。

092. 映像化してほしい本はありますか?
そりゃもう『耳ラッパ』ですよ。ぜひデル・トロで。
あとは「ジャック・オーブリー」シリーズ。『マスター・アンド・コマンダー』の続編が観たい。

093. テレビ化・映画化で成功したと思う作品を教えてください。
映画なら『薔薇の名前』『指輪物語』『チャリング・クロス街84番地』『マスター・アンド・コマンダー』『レッド・オクトーバーを追え』など

テレビなら『シャーロック・ホームズ(グラナダTV版)』『射チョウ英雄伝』のリー・ヤーポン主演ドラマ版とか。『池袋ウェストゲートパーク』も読むときにキャラの顔が浮かんでしまうので成功してると思う。

094. 本の中に再現したいと思う(実際に再現した)場面はありますか?
『大きな森の小さな家』でメープルシロップを煮詰めて雪の上にたらして飴をつくるのは、子どもの頃に実際にやった。思ったほど美味しくなかったのがショックだった。

湯本香樹実『ポプラの秋』の婆さんのように、あの世へ手紙を届ける人になるのもいいかも。

095. あなたにはどうしても読みたい本があります。その本は既に絶版・品切。さあ、どうしますか?
古本屋、図書館、インターネットで調べる。
見つからなかったら、ご縁がなかったということで。
縁があればいつかどこかで遭遇するはずだ。

096. 本という存在に対して、文句はありますか?
あなたたち、集結するとかなり重いのね.....。
過去に押し入れの床板が割れたことがあり、驚愕して冊数を減らしました。

097. 心に残っている言葉・名台詞は?(原典も明記してください)
そりゃいろいろあるけど......。
では名台詞オンパレードの泉鏡花『海神別荘』から公子のキメ台詞で。
美女に「ここは、極楽でございますか」と問われて

「ははは、そんな処と一所にされて堪るものか。
おい、女の行く極楽に男は居らんぞ。男の行く極楽に女は居ない」

初めて読んだとき、ははあ左様でございますか!といたく感心した。

098. あなたにとって、本とおなじくらい蠱惑的なものは何ですか。
映画。

099. 出版業界にひとことどうぞ。
商売が大変なのはわかるけど、内容の薄っぺらい本も、二番煎じ本もそんなにたくさんはいらない。そういう本が無くなる必要はないけど、全体的に出版点数が多すぎると思う。書店で欲しい本を探すのに苦労するし、初版売り切って絶版コースを辿る本があまりに多すぎるよ〜。

100. つまるところ、あなたにとって本とは。
1冊で何度も楽しめる燃費のいい娯楽、あるいは未知の世界へ脱線していく線路。

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気軽に始めたつもりが長かった。映画好きへの100の質問とか当分無理です。

昨年はほとんど脱線系読書の年でございました。

仕事であることを調べるうちに、仕事そっちのけであれこれ手を出し、もはや仕事とは関係なくなっていく.....という、脱線ループは今年は断ち切りたいけど、難しいかなあ。
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by rivarisaia | 2008-01-10 23:22 | 本好きへの100の質問 | Comments(7)