「ほっ」と。キャンペーン

映画でも本でも、そのうち感想書こう〜といってすぐほったらかす私。今度とお化けは出た試しがない、そのうちとお化けは出たことない、とはよく言ったものです。あんまり気がすすまないんですけど、今回は書くよ!

何かというと、このエントリで書いた本のことですよ、皆さん。

b0087556_1915189.jpg死都ゴモラ―世界の裏側を支配する暗黒帝国
ロベルト・サヴィアーノ著、大久保昭男訳 河出書房新社

大絶賛でおすすめするわけではないのが正直なところです。というのも、全体的にちょっと読みにくいのと、読後に暗い気分になるからです。でも、イタリアに興味のある人、カモッラって結局何なの?と思う人、中国とナポリの関わりについて興味のある人などは、読んでみるべき。

私は常々、イタリアと中国はいいところも悪いところも似ている、と言っていますが、そんな2つの国のある部分がタッグを組むとすごいね。たとえばアパレルの流通なんてとんでもないことになっています。よく言えば「やり手」なんですが。うむー。

偽物の製造で悪者扱いされがちな中国ですが、発注側がナポリの組織だったりして、しかも世界的な一大流通ビジネスが築き上がっていたりすると、悪いのは中国だけなのか? イタリアはもちろん、世界的な消費社会にも責任があるのではないか?と深く考えさせられますね。

そして、まだまだ続いているナポリのゴミ問題に関しても本書では1章割いており、複雑な実情を知ると「あーもうこれは当分解決しないな」という、まさに「No Way Out」という気分になることうけあい。

重い内容ですが、やや息抜きのエピソードとして、イタリア黒社会がハリウッド映画から「イメージ」の逆輸入をしているという話がありました。たとえばあるボスが『スカーフェイス』とまったく同じ家を建てさせたとか、殺し屋が映画の人物をまねて銃を射つようになったとか。息抜きというより、脱力あるいは苦笑でしょうか。

それにしてもですね、カモッラがここまで強大だとは想像以上でした。シチリアのマフィアが一瞬霞む。企業や政治、経済にガッチリ食い込んでいて、しかもイタリア国内にとどまらず国際的なことに関わっているので、カモッラだけを何とかすれば解決という単純な問題でもないのだった。

そんな強大な相手にペン1本で立ち向かってる著者のサヴィアーノ。家が借りられないならナポリから引っ越したらいいのに、と弱腰な私などは思ってしまうのですが、同じくペン1本でシチリアのマフィアに立ち向かい、暗殺指令が出されているジャーナリストでリリオ・アッバーテさんという方がいらっしゃいます。

リリオさんは自分の車に爆弾を仕掛けられたとき(警察が発見して事なきを得た)、「もし自分がシチリアを去ってしまったら、シチリアの人たちのためにならない。ここに残って、自分は怖れてはいないということを示すのだ」と語っておりました。サヴィアーノさんも同じ心意気なのでしょう。

侠だね....あんたたち(泣)がんばれとしか言えないけど、心から応援するよ。


●追記:映画も観ました。感想はコチラ

あと、シチリアのマフィアをテーマにした小説ですが、イタリアが誇る作家レオナルド・シャーシャの『ちいさなマフィアの話』もあわせて読むといいかも。
[PR]
by rivarisaia | 2008-05-31 20:29 | | Comments(1)

家でロボットの話をしていたところ、家人から「すごいんだけど、妙に気持ち悪いロボット」とやらを教えてもらいまして、衝撃的だったのでご紹介します。

確かにスゴイ! でも気持ち悪い(笑)

Boston Dynamics社が軍事開発している真剣なロボット「BigDog」のYouTubeの映像はコチラです。

蹴られても転ばないし、氷の上ですべっても倒れない。重い荷物も運搬できる。すごい! たまにコミカルで(雪の中でちょっとコケたりするところが)愛嬌があるものの、基本的に気持ち悪いのは黒子のような足のデザインのせいでしょうか。これが何十体も集まって行進とかしてたらいやだなあ。

BigDogの詳細についてはWired Visionの記事をご覧ください。

以前、このエントリでテオ・ヤンセンを紹介しましたが、ヤンセンさんの砂浜動物は本当に動きがきれいだなーとしみじみ思った私です。
砂浜動物はロボットじゃないですけどね。
[PR]
by rivarisaia | 2008-05-29 23:27 | モノ | Comments(2)

カンヌ、終わっちゃいましたね...。パルムドールの作品も観たいのですが、それより何より、今年のカンヌにはイタリアの暗部を描いた映画が2本出ていて、両方とも受賞おめでとう! 日本では一般にはウケなそうな、しかも暗く重苦しい感じのテーマではありますが、私は両方とも観たい。東京国際には来るだろうか。それとも来年のイタリア映画祭?

審査員特別グランプリを受賞したのが、マッテオ・ガローネ監督の『GOMORRA』。
いまだ解決してないナポリのゴミ問題でもカギを握っているナポリの黒社会「カモッラ」の話。タイトルは、カモッラと聖書に出てくるソドムとゴモラのゴモラをかけ合わせています。

原作はイタリアでベストセラーになったノンフィクションで、日本語版も出ているのでそのうち紹介します。著者のロベルト・サヴィアーノはこの本のためにカモッラから命を狙われることになってしまった。

ウンベルト・エーコが「ファルコーネやボルセリーノ*のように、我々はサヴィアーノを独りにしてはいけない」とTVで訴えたのをはじめ、さまざまな働きかけもあって、現在は24時間体制で彼には護衛が付いているのですが、だからと言って平穏無事に暮らせるわけではないのがやるせないところです。しかも、サヴィアーノがナポリでアパートを借りられないという話が新聞に出ていたし(参考:Repubblica。イタリア語です)。大家さんが嫌がるのだそうだ。気持ちはわからなくもないけど、でもなあ....。

審査員賞受賞がパオロ・ソレンティーノ監督の『Il Divo』。
こちらは、終身上院議員で元首相のジュリオ・アンドレオッティがテーマ。アンドレオッティについては、私はあまり詳しくないですが、マフィア**との癒着があった、とてつもなく「黒い人」という印象があります。ちなみに『ゴッドファーザー part3』のドン・ルケージのモデルになった人です。

ドン・ルケージは、「金融は銃だ。政治とはいつ引き金を引くかを知ることだ」というセリフでおなじみの人。このセリフだけでも、何か黒い感じがするわね.....。

気づけば、2本ともイタリア黒社会がらみ。もうね、本当にイタリアはこの問題を何とかしたほうがいいと思う。何とかすると言っても、地元の人たちが命がけで立ち上がんないといけないから大変だとは思うし、異国の私などから他人事として言われるのも嫌でしょうけど。

ちょうど今、折しもイタリア語の授業で扱っているテーマがイタリア黒社会なので、早く観たい、今すぐ観たいという気分になっているところ。最近タイムリーなことが続くなあ。

*ファルコーネとボルセリーノは有名な反マフィア治安判事で、2人とも1992年にマフィアに暗殺された。エーコのTVでの発言はRepubblicaにも出てます(コチラ。これまたイタリア語ですが....)

**マフィアあるいはコーザ・ノストラはシチリアの犯罪組織で、ナポリはカモッラ、カラブリアはヌドランゲタ、プーリアはサクラ・コロンナ・ウニータ、と地域ごとに名称が違います。全部ひっくるめた総称としてマフィアと言ったりもするけど、ゴッチャになるので、私はイタリア黒社会と呼ぶことにしました。

追記:
・『ゴモラ』観ました。感想はコチラ
著者サヴィアーノさんのこと
・『Il Divo』も観ました。感想はコチラ
[PR]
by rivarisaia | 2008-05-26 23:47 | 映画や本の雑記 | Comments(0)

やられた......。知人宅がやられたと聞き、念のためチェックしてみたら、うちのツバキもやられていた、チャドクガに。ちきしょう、なんでだよー。この無精な私が3月に剪定までしてチェックしたのに! キーーーッ!

コチラのエントリで、エイリアン様を「ゴ」で始まる黒い害虫扱いした罰でしょうか。それとも「2」についても早く触れろという催促なのか。

b0087556_19132280.jpg

エイリアン2(Aliens)』ジェームズ・キャメロン監督

リプリーさん江:
前略 以前は、わー今度はいっぱい!と興奮してすみませんでした。
二度と対峙したくない敵が、それも1匹でもカンベンしてくれよという感じなのに、うじゃうじゃ出て来たら、本当にウンザリですよね。今ならあなたの気持ちがよくわかります。

クイーン・エイリアンとのガチンコ対決、何度観ても最高です。エイリアンをビッチ呼ばわりできるのは、あなたしかおりません。

「Get away from her, you BITCH!」と、私もツバキの下で絶叫したい心境ですが、やはりパワーローダーがないとサマにならないでしょうか。
少なくとも「カモ〜〜ン!!」と心の中で叫びながら、駆除に励むことにいたします。   かしこ
b0087556_19192855.jpg



バスケスさん江:
前略 あなたは本当にかっこいいです。そこで早速、殺虫剤の噴霧器はバスケスさん風に構えたらよいのではないか、と噴霧器担当である家人にアドバイスいたしました。

撃つなと命令されても、あなたがガンガン撃ちまくってしまった気持ち、今の私にはよくわかります。いっそのことキレイサッパリ焼き払ってしまいたいくらいですよね。

それにしても、お友だちのドレイクさんは残念でしたね。私どもも、顔に酸...じゃなかった毒針を浴びないよう、ゴーグルとマスクで完全防備することを肝に命じます。   かしこ
b0087556_1915353.jpg


さて、私の衝撃をすべての方におすそわけしたく、毛虫を写真に撮ったのですが、見るだけでかゆくなるので、載せるのやめます。代わりにイメージ画像を。
b0087556_1843812.jpg

葉の裏がこんな状態だったと想像してください。「上、上!上を見ろ!」な感じ。

おかげさまで、殲滅したんですけどね、死骸の毒針でもかぶれるので、これから死骸をすべて回収しないといけないんですよ。週末だってのに、気分がすっかり鬱なんですよ。もうイヤだ。

でも数年前にくらべればまだマシか。あの時は、ツバキの枝に絡まった草の蔓を何気なく引っ張ったら、バラバラと頭の上に何かが降ってきたのでした。「あら毛虫?」と一瞬余裕をかましていた私でしたが、ふと耳をすますと、シャクシャクシャクシャクと頭上からかすかな音がする。おそるおそる上を見ると......頭上の葉という葉に毛虫がビッシリ、何百匹も!! ひいいいいいい!! 

あれはホラー映画よりもホラーだと思いました。

チャドクガにつきましては、農林水産技術情報協会のサイトをどうぞ

追記:上記リンク切れのため文京区のサイトをどうぞ。

そして、ちょうど明日の日曜深夜にWOWOWで『エイリアン2』を放映します。これから駆除する方は、心にリプリー、気分はバスケスで頑張ってください。ちなみに、庭師をしている知人によると、今年はチャドクガの発生率が高いらしいです。皆様、お気をつけくださいませ。
[PR]
by rivarisaia | 2008-05-24 20:22 | 映画/洋画 | Comments(7)

ミスト

見えないものは怖いし、わからないものは怖い。そしてやっぱりいちばん怖いのは人間ですよね。そうだと思ってましたけどね!

b0087556_0144333.jpgミスト(The Mist)』フランク・ダラボン監督

興行成績はさておき、Tomatoでの評価が思ったより高かったので絶対観ると決めてから、情報をシャットアウトしてまして、ラストが衝撃云々という宣伝になってたとは知らなんだ。確かにパ〜ッとしたい人には不向きだし、賛否両論でしょうが、私はアリだと思います。

モンスターが恐ろしいかどうかは別に問題じゃないモンスター映画。恐怖にかられて暴走していく人間の心理が恐ろしい。いやもう、霧に囲まれたスーパーマーケット店内のドラマはすばらしかったですね。自分に当てはまる人物が一人は見つかりそうです。あまり考えたくありませんが。

そして、イカレたキリスト教原理主義者を演じたマーシャ・ゲイ・ハーデンがすごい。あれはハマっているという域を超えていました。いるね、ああいう人.....。

何にせよ、途中でほとんどの人がスカッとしたであろうシーン。私も心の中で喝采しましたが、そこがダラボンの思うツボだったのかもしれません。ほーら、結局さあ、極限状態だと自分と意見を異にする人は排除したくなっちゃうでしょ、そんなあんたも映画の中の人たちと同じだよね!とダラボンの声がする〜。ちくしょー!

そしてまた、希望に満ちた映画『ショーシャンク〜』の監督でもあるダラボンが、「あれ? 今回もテーマは希望なんですが?」と言っている気もしてきました。裏を返すとそうかもしれませんよ。最後にちらりと登場する人を思うと、恐怖心とか周囲の雑音に一切支配されない純粋な真の希望こそ大切、ということなんでしょうか?

「霧」は現代社会のメタファーであり、五里霧中なこの社会で、人間は、頑なに他人の話を聞かなかったり、人の言うことを曲解したり、弱みにつけこんだり、良かれと思って裏目に出たり、理性を失ったり、狂信的になったりするけど、いかなる時も真の希望を忘れずにね!(by ダラボン)ってことなのですかー?

ここまで深読みさせる、本作恐るべし。いや、深読みすれば少しは気分も晴れるんじゃないかと思ったまでなんですけどね.....。

余談ですが、エンドクレジットでデル・トロの名前を目にしましたが、虫のアドバイスでも受けたのでしょうか。ダラボンはヘルボーイのファンらしいし、仲良さそうだな。

「ミスト」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
[PR]
by rivarisaia | 2008-05-22 00:39 | 映画/洋画 | Comments(2)

先日紹介した「鳥のビオスフィア」は終了してしまって残念ですが、学術標本の魅力といえば、東大博物館の小石川分館の常設展示もおすすめ。

b0087556_2321719.jpg

「驚異の部屋 The Chambers of Curiosities」展
東京大学総合研究博物館 小石川分館
休館日、開館時間等は公式サイトで確認を。

これまた研究者の部屋に迷い込んだかのような展示です。1Fは動物標本が中心、2Fは鉱物や植物、工学模型と機器、什器と多種多様。「鳥類〜」と違って、広く浅くな感じはなきにしもあらずですが、建物の古い雰囲気のせいか、時間が止まったかのような錯覚に陥ることができるし、じっくり見るとなかなか楽しいです。個人的にはミネラルの入った小瓶や葉っぱの入った大瓶のコレクションが気に入ってますが、顕微鏡コレクションも捨てがたい。ああいう顕微鏡が私も欲しいよ。あと、置く場所ないけど、デカイ地球儀もうらやましいなー。


b0087556_2372069.jpg

小石川分館の場所は、小石川植物園の隅にあります。小石川植物園といえば、子どもの頃、ちょくちょく遊びに行っており、そのたびに、池のそばの洋館は何なのだ、中はどうなっているのか、中には入れないのか、と子どもたちの間で話題になっていた、あの桃色の建物に入れる日が来ようとは感無量。あ、でも現在は外壁補修中で覆われていて、建物の姿が見えないです。いつ終わるのかな。

そして植物園正門からじゃなく、直接分館に入れるようになっています。逆に分館から植物園に行くには正門にまわらないと入れないと思います(植物園は有料)。分館を出て、植物園を覗いたところが上の写真。ちなみに植物園のサイトはコチラです。ニュートンのリンゴの木があるんだよ。

茗荷谷の駅から分館までは、筑波大の緑道に沿って歩けるし、ついでに植物園も散策するとよいので、天気の良い日に訪れると気分がいいかもね!
[PR]
by rivarisaia | 2008-05-20 23:47 | 展覧会ほか | Comments(2)

鳥のビオソフィア

3月15日からやっていて、散々いろいろな人に行けと勧めておきながら、肝心の自分は会期終了前日に駆け込んだ次第です。しかし、よかった。こんなに充実感を得られる美しい展覧会は最近なかった。すばらしい!


b0087556_0452892.jpg「鳥のビオソフィア—山階コレクションへの誘い」展
東京大学総合研究博物館(本郷)
会期:2008年3月15日(土)~5月18日(日)

東大の博物館はあなどれないと言いますか、時折グッとくる展示をしていて、しかも無料なのが太っ腹です。今回も、ただ鳥の剥製が並んでいるだけ、と思ったら大間違い。展示方法、会場構成がすばらしく、展示品の魅力を倍増させるだけでなく、博物学に対する夢をふくらませるような、ある種の「美意識」を感じました。

展示室を行ったり来たり、スケッチしたりと、めくるめく鳥類研究の世界を堪能。

明治時代の鳥類学者の研究室を再現してみたという、第三室の「鳥類学者の小部屋」は、小川洋子の小説に出てきそうな雰囲気ですね(『沈黙博物館』を連想した)。深紅の絨毯が敷かれた部屋の片方の壁には、仮剥製保存ケースが設置されており、いくつかの引き出しが開いているのですが、それぞれ種類別に鳥がぎっしりと詰まってる。

身も蓋もない言い方をすれば、引き出しを開けると中に鳥の死体がいっぱい並んでる、というシュールな情景にもみえますが、すべての引き出しの中を覗きたくなる気分にさせられる。

こういう研究室でこつこつと仕事に没頭するのは至福の時だろうなあと想像しました。ちょっとうらやましい。

今日が最終日で入場は16:30まで。間に合うなら駆け込みでどうぞ。

残念、行けない!という方は公式サイトの会場写真がコチラでみられます(MacユーザーはFireFoxで見るべし)。赤い部屋の写真が第三室。

b0087556_1375027.jpg

巨大なニワトリが二羽、博物館前にてお出迎え。記念撮影ポイントとみた。
[PR]
by rivarisaia | 2008-05-18 01:43 | 展覧会ほか | Comments(0)

みんなの世界

先日、TVのニュースの話をちらりと書きましたが、今に始まったことでもないし不快なので深く触れるのはやめますけど、日本の報道番組には静かに、しかしふつふつと怒りすら覚える今日このごろ。

さて、本棚を片付けていて、子どものころから持っている絵本が目についたので、久しぶりに見てみると、なかなか良い本でした。

b0087556_021268.jpgみんなの世界』マンロー・リーフ文・絵 
光吉夏弥訳 岩波書店

政治や税金などの話をわかりやすく盛り込みつつ、社会について考える、子ども向けの道徳絵本。わたしたちの世界はまだまだいいとは言えないので、大人になったらみんなでいい世界をつくりましょう、という言葉で本文は終わるんですが、巻末10ページは、「こまった人たち」のリストになっていて、「こんな人たちとは、いっしょに"みんなの世界"を きずいていくことはできません」とバッサリ言い切られてます。

どんな人が「こまった人たち」なのかというと、どろぼう、うそつき、がきだいしょう、よくばりや、なまけもの、なんでもイヤないやいやさん、のんきや、遊ぶこと以外何もする気のないフワフワさん、だれのいうことにもさんせいしない子、きかんぼうのがんこやの計10人。

だれのいうことにもさんせいしない子の説明はこんな調子。

「だめだよ、そんな やりかたは、まちがってるよ」とは いいますけれど、では、どうやれば いいかという かんがえは、まるきり ありません。


我が身を振り返り反省しつつ、その一方で、批判はすれど建設的な意見を述べないTVのキャスターなんてつくづくこれに当てはまるなあとも思う。そして、こういう人は、

ただ、ほかのひとの じゃまに なるだけで、ちっとも やくには たちません。


だそうですよ。『みんなの世界』は手厳しい! おかげで溜飲は下がりましたが、私も気をつけよう。
[PR]
by rivarisaia | 2008-05-15 23:58 | | Comments(2)

ミャンマーのサイクロンの件でいろいろ心配していたら、今度は中国四川省で大きな地震がありましたね。震源地が[シ文]川なので、相当な被害になるのではと非常に心配。とはいえ、日々の仕事や煩雑な用事に追われて、ミャンマーも四川省もどういう状況なのか、よく把握しきれておりませんが、まずは救出作業とにかくがんばってとしか言えない...。

それにしても、ミャンマーの軍事政権は一体何なのでしょうね。救援要員の受け入れを拒否している場合なのか? タイ首相の説得にかかっているというところでしょうか。ミャンマーには知人一家が住んでいるのですが、当然無事なのかどうかもわからず、平時でもなかなか連絡取れないので、落ち着くまで待つしかないよねえ、と共通の知人と話したばかり。

さて、何がどうなってるのか伝えてくれるのはニュース番組なんですが。

私はかなりニュース番組が好きなんですけれども、最近はもっぱらネットでしかニュースをチェックしなくなりました。仕事の事情で国際情勢を広く浅く知っておかねばならないのですが(この「広く」しかし「浅く」がポイント。一体どういう仕事なんだ...)、海外ニュースに関しては、日本のテレビだと妙なポイントだけ深いのに、あまり広くはないのよね。ケーブルTVでは、朝から晩までニュースチャンネルもあるんですが、やっぱり日本のニュース・チャンネルは今ひとつで、結局観るのはCNN。

とはいえ、CNNも偏りがあるので、日課として海外のニュースサイトを巡回しているのですが、中国関連のニュースで固有名詞(人名とか地名)がアルファベット表記だと、なんかうまく頭に入らない。かといって中国語のサイトは雰囲気しか読めないのだった。

自然災害はどうしようもないかもしれないけど、人災面に関してはやりきれないよなあ。私は大地震恐怖症なのですが、その話はまた別の機会に.....。
[PR]
by rivarisaia | 2008-05-13 22:59 | 日々のよもやま | Comments(0)

今日は寒い東京ですが、ジロ・デ・イタリアも始まったことですし、じき梅雨が来て、夏がやって来ますね。このブログでも繰り返し「夏といえば昆虫採集」と書いていますが、私は昆虫が(ある種を除いて)かなり好きです。昆虫は自然の造形美である、と思ってますが、家人は幼少の頃より昆虫が嫌いで、昆虫採集もあまりやらなかったと語っており、男子はあまねく虫を集めるものという私のステレオタイプな思い込みを一掃しました。

昆虫の話するにはまだ季節が早いじゃないの?という感がありますが、ちょっと前に話題になったYOMIURI ONLINEに出ていたニュースを思い出してしまいまして。そのうちリンク切れになりそうなので、記事を抜粋引用します。

若い男から110番、出てみれば「ゴキブリが気持ち悪い」

害虫駆除の依頼、恋愛相談……。警察に舞い込む様々な電話に、首をかしげたくなるような内容が目立つようになった。

 地域住民と向き合う警察にとって、モラルに欠ける要求でも無視するのは困難。非常識な通報に追われることで、警察力の低下を招くのではないかと危惧(きぐ)する声も出ている。

「ゴキブリが家の中に出てきて、気持ちが悪い」

 昨年夏、大阪府内の警察署に、若い男性から電話がかかってきた。対応した署員は「自分で駆除できるはず」と考え、この依頼を1度は断った。

 しばらくして再び同じ男性から「本当に困っている。来てくれ」。最寄りの交番にいた50歳代の男性警部補が男性宅を訪ねると、おびえた目つきでゴキブリを見つめる若いカップルが待っていた。警部補はゴキブリを駆除し、死骸(しがい)をビニール袋に入れて持ち帰った。

 この警察署の副署長は「市民が助けを求めてきた以上、むげに断ることはできないと判断したが、ゴキブリの処理は警察の本来の業務ではない」と語る。〜以下略〜 (2008年5月6日03時03分 読売新聞)


日本の警察も大変ですね......。確かに昆虫好きの私といえども、上記の「ゴ」で始まる甲虫は心底嫌いです。敵はそんな私の気持ちを知ってか知らずか、物陰から急に躍り出て私を驚愕させたり、屋外から飛来して人の身体に着地して威嚇したり、と挑発的な態度を取るのが常です。ああ、いやだ。

私自身も何度も死闘を繰り広げた経験がありますので、上記の男性の「気持ちが悪い」という発言は理解できます。でも警察を呼ぶとはどういうことなのか! 私ですら一人で立ち向かってるんだ、お前も自分で戦わんかい!と喝を入れたい。そんな彼におすすめの映画が、言わずとしれた名作、こちらです。

エイリアン(ALIEN)』リドリー・スコット監督

b0087556_19112396.jpgあらすじは説明するまでもありませんね。先日ケーブルTVで放映されたのを鑑賞している時に、宇宙船内に隠れているエイリアンをびくびくしながら探している乗組員の姿に、「あ、何かこれに近い体験したことある」と妙な既視感を覚えました。じーっと物陰に潜んでいる黒い体のエイリアン。突然音もなくダクトの後ろから姿を現すエイリアン。蒸気を浴びてじたばた暴れるエイリアン。そういや去年の夏、うちにも出ましたよ、もっと小型だけどね!

そう考えて、改めて観てみますと、リプリーにものすごく共感できますね。この映画。そこだ、やっちまえ、リプリー!みたいな。わかるわ〜。

b0087556_19125712.jpgエイリアンに比べたら、黒い甲虫ごときが何だ。フェイスハガーに幼体を産みつけられることもなければ、チェストバスターに体を食い破られることもないし、ましてや短期間に巨大化しないし、体液だって酸じゃない。そう思えば、甲虫も大したことないな! あの程度で腰が引けてたら、真の死闘を繰り広げたリプリーに怒られちゃいますよ。何せ映画のキャッチコピーは「In Space, No One Can Hear You Scream. (宇宙では、あなたの悲鳴は誰にも聞こえない)」。呼んだって誰も助けに来てくれないんだぞー。マザーコンピュータにすら裏切られるんだぞ。よし、私もリプリーを見習って、この夏は彼らに強く立ち向かうことにするわ!

さて、害虫駆除映画として『エイリアン』を観てしまったせいか、立て続けに『エイリアン2』を観る気分になれませんでした。何せパート2は「This time it's war.(今度は戦争だ)」。1匹いれば30匹はいる、というセオリー通りと言うべきなのか、次は大群が襲ってくるのみならず、敵は卵まで産んでいる、ひいい。

1の方が名作だと思いますが、2も面白いので感想も書いとこう思います。そのうち。

ところで、『エイリアン』のタイトルバックってすごくカッコイイと思ってたら、デザインは Saul Bass なんですね! 知らなかったわー。

おまけ
タイトルバックはコチラ。ソウル・バスはタイトルバックの神様のような人です。
[PR]
by rivarisaia | 2008-05-11 19:18 | 映画/洋画 | Comments(4)