「ほっ」と。キャンペーン

世界初、全面的にCGを導入しました!という映画『トロン』、私はけっこう好きです。ビイイイインと直線を描いて進むライトサイクルが、キュイン!と直角に曲がるところなんて、何度観てもグッとくるね。いまひとつだったという人もいたし、たしかに地味かもしれないけど、この映画はなかなか味わい深く、いま観ても電脳具合がいい感じ。マトリックスよりサイバーな気がする。

そんな『トロン』の続編だかリメイクができるらしいと大騒ぎしたのは昨年のいまごろ。Comic Conで流されたという『TR2N』の映像をネットで見て、ひゃーーー!と騒いで、DVDで『トロン』再鑑賞してたわけですが。

ついに出たね。もうご覧になりましたかー。新しい『Tron Legacy』のトレイラー。前作主演のジェフ・ブリッジスも出てますよ!

YouTubeならココ、Trailer Addictならココで見られます。

最後の「It's just a game!」「Not anymore.」ってどーいうことになってるのかなあ。ちょっと楽しみ。2011年公開予定です。

そして『トロン』といえば、昨年『僕らのミライヘ逆回転』が公開されたときに出た、スウェーデッドの『トロン』もかなり好き。ダンボールと紙なのに、なにこの電脳感!



最後にチラッと映るメイキングもおかしい。
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by rivarisaia | 2009-07-30 23:15 | 映画や本の雑記 | Comments(2)

緑の光線

昨日は持病の偏頭痛のため1日悶絶して過ごし、今日も朝から調子悪かったのに、午後になって突然、路上で歌い踊ってもいいくらいの絶好調に。今日は頭痛薬も飲んでないのに、なぜ唐突に元気になったのか。気圧?

そりゃそうと、イタリア人とフランス人に「バカンスはどうするの〜?」と聞かれました。バ、バカンスか……特にナイ! でもこの夏は「遊び > 仕事」モードで過ごすつもりで、いろいろやることあるのよ〜と答えたら、納得しかねるような反応がかえってきた。欧州の方々とはバカンスに対する気合いの入れ方が違うので、仕方ありませんね。

そんなバカンスに対する気合いを伺い知るには、この映画。
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緑の光線 (Le Rayon Vert)』監督:エリック・ロメール

友だちのドタキャンのせいで、独りでバカンスを過ごさなくてはならなくなった主人公が、充実したバカンスを求めて右往左往する話。

むかし観たときは、主人公の女性にイライラし、絶対に友だちになりたくないタイプ、と思ってたんですが、そんな私も成長しましたよ。昨年観たときには、情緒不安定な主人公にイラッとはくるものの、「もうしょうがないなあ、ひとりで勝手に悩んでなよ!」と生あたたかく見守ることができたさ。(いや…それじゃあ以前の感想とあんまり変わってないんじゃ…)

バカンスの時期に、ひとりでパリにいるのが嫌で、かと言って友だちに誘われて訪れた先でも孤独を感じてうまくやっていけない主人公。そんな主人公の気持ちがわからないでもない箇所もちらほらあるものの、突然、泣き出す、気が変わって「私、帰る!」と言い出す、という彼女の行動の数々が「いいかげんにしろよ」とイラッとする原因です。

そんな主人公は、海辺で老人たちがジュール・ヴェルヌの小説に出てくる「緑の光線」の話をしているのを耳にする。太陽が沈むときほんの一瞬だけ光が緑になるというのだ。

「なにやってもうまくいかない。私のバカンスはどこ〜!」と悶絶する主人公と、それを観てイライラする私はあくまでも平行線。でも、最後の最後で「緑の光線」が見えた〜!という瞬間、イライラ気分はすべて帳消しになって「いやあ、ほんとによかったね!」と彼女を応援したい気分になるのでした。

毎回思うけど、ロメールの映画って、どうってことない会話が繰り広げられているようでいて、最後まで目が離せないんだからすごいよなー。

ところで、私も緑の光線見たいけど、日本でもふつうに見られるものなのかしら。
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by rivarisaia | 2009-07-28 22:37 | 映画/洋画 | Comments(2)

あいかわらずアゲハ飼育中。この前なんて、羽化見るために5時起きですよ、奥さん!
このわたくしが、蝶1匹のために5時起き!バカじゃないの〜。

アゲハのサナギは、羽化前夜になると羽の模様が透けて見えるようになります。いまだに羽化の瞬間に立ち会ってない私は、いよいよ羽化という日、気合いを入れて5時に起きた。すると…
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アゲハのほうが早起きだった…。肝心のアゲハは、壁にとまって羽を乾かしちゅう。
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いったい何時に羽化したの〜。こうなったら、箱をかぶせて暗くしておいて、私が起きてから箱をどかして羽化させる、という奥の手を使うしかないのかなー。

さて。着々とアゲハが誕生してるかのようなアゲハようちえんですが、現実は過酷です。これまでサナギになるべく脱走したもの多数。園内でサナギになったものに関しても、

無事に蝶になった....4匹
羽化途中にて死亡....1匹
寄生されて死亡.......5匹


サナギから、蝶じゃなくて、寄生蜂ことアオムシコバチが羽化したケースが半数ですよ! きいいい!

アオムシコバチとは、一見、羽アリのようなハチ。羽アリ並に小さいので、網をかぶせても網目をくぐって入ってくる。そして奴らはサナギに卵を生む。やがてサナギに小さい穴をあけて、羽アリのようなコバチがぞろぞろ出てくるのであった。

サナギになるときに幼虫がかなり移動するのは、餌のそばでサナギになるとアオムシコバチに寄生される可能性が高くなるからだそうです。へえええ。

寄生されたサナギは、お腹の節が伸びて色がオレンジっぽくなったり、曲げても元にもどらなかったり、どうもようすがおかしいのでわかります。先日、そんなサナギをビニール袋に入れておいたら…
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アオムシコバチ、またお前らかよ!! ビニール袋の黒い点々はぜんぶコバチ。数えたらなんと、87匹もいました。すごすぎる…。

アオムシコバチについて検索してみると、九州大学農学部生物的防除研究施設の高木正見氏の論文「アゲハの蛹寄生蜂としてのアオムシコバチの生態」を発見。

それによると、アオムシコバチが卵を産んで寄生するのは、アゲハの幼虫ではなくサナギ。その寄生率は、前蛹で0%、蛹化後0日〜1日が77.8% 、2日目71.4%、3日目20%、4〜5日目が11.1%、6日目でようやく0%となっています。ということで、サナギなりたてが要注意です。

詳細につきましては、論文情報ナビゲータCiNiiで、上記論文を検索してみてください。

ちなみに、87匹で驚いた私ですが、上記の論文ではひとつのサナギから「平均156.2頭、最高337頭が羽化してきた」とありますよ。恐るべし、コバチ。

「アゲハじゃなくてアオムシコバチ養成所みたいだねー」と家人に言われたのを機に、これまで屋外にあったアゲハようちえんは屋内に移転しました。屋内ではすこやかに育ってますが、自然界では卵から蝶になる確率は1〜2%。最初に聞いたときはずいぶん低いねと思ったけど、身をもって実感した。天敵はアオムシコバチだけじゃないもんね。

そう考えると、ふつうにひらひら飛んでるアゲハすごいわー。
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by rivarisaia | 2009-07-25 23:59 | 生きもの | Comments(2)

日蝕は硫黄島がよかった

昨日は日蝕でしたね。私は日蝕グラス買ってたのに、東京は曇りだったのでかなしい。
地面にうつる影も楽しみにしてたのにー。

ま、いっか。次の金環日蝕を楽しみにしよう! ちなみに金環蝕は2012年5月21日です。

仕方ないのでTVで中継を見ましたが、見たいのは「太陽とその周りのだんだんと暗くなっていく光景」であって、日蝕を見てる「人々」ぢゃないんだよね。TV局の思惑と私の期待の間には超えられない溝がある…。

そんななかで、いちばんよかったのはNHKの硫黄島からの中継でした。次点がNHKの客船の360度周囲が夕焼けみたいな光景(皆既日蝕中ってそういうふうになるんだねえ)。
ただし、客船は後ろでピッピッピッと時を刻む音と女性アナウンサーがうるさかったのが残念。

そんなNHKも、上記以外は、なぜそこで高感度カメラ! スタジオトークいらない!という感じでした。淡々と天気番組のように写してくれたらよかったのになあ。ま、プロミネンスが見られてよかったです。

余談ですが、夜のNHK日蝕番組もあんまりといえばあんまり。太陽に関する科学や歴史の蘊蓄を絡めつつ、本日の日蝕をふりかえる、いわばナショナル・ジオグラフィック的な番組を期待した私が悪いんですが、日蝕を見る人の無理矢理なドラマを見せられた。だから、そんなのどーでもいいんだってばー!

うちの父は仕事で昨日は上海におり、「雨で最初と最後しか見られなかったけど、あたりは真っ暗だった!」と申しておりました。昼間に真っ暗ってちょっと体験してみたい。部分だとかなり欠けてもふつうに明るいもんね。
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by rivarisaia | 2009-07-23 19:18 | 日々のよもやま | Comments(6)

夏だから、という理由で夜分にホラー三昧な日々。
これはちょっと前に観た1本なのですが、ホラーというよりはロマンスですわね。

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画皮(畫皮/Painted Skin)』監督:陳嘉上(ゴードン・チャン)

「聊齋志異」のなかの1話を脚色して映画化。「聊齋志異」は一家に1冊あると便利かも。ひとつひとつの内容すぐ忘れちゃうし、そんなときに何度でも読み返せるし。

簡単なあらすじ。

戦地に赴いたある将軍が、ひとりの女性を連れて帰ってくる。将軍の妻の座を狙うその女性は、じつは妖怪であった。将軍の妻はその正体を見抜き、ドニー・イェン兄貴に相談する…


ドニー兄貴の部分だけ唐突ですみません。役名失念。でもいいよね、何に出演しても兄貴は兄貴ですよ! しかし、本作では兄貴はあんまり活躍しない。そういう設定だから仕方ないかもしれないけど、本当の兄貴はもっと強いんだからね!と言いたくなる流れだったので淋しい。

妖怪役の周迅(ジョウ・シュン)は相変わらずかわいいです。そして今回は脱ぎまくってました。服だけじゃなくて皮膚も脱いでますよ、ベロローンと、奥さん!

ところで。本作で内心いちばんびっくりしたのは、趙薇(ヴィッキー・チャオ)のくたびれ加減です。あれは古装が似合ってないのか、それとも夫の帰りをさんざん待ちくたびれた挙げ句、変な妖怪女まで連れてこられて心底やつれちゃいました、という表現なのか、えらくオバさんぽかったけどヴィッキーは大丈夫なのか。

ヴィッキーの夫への愛情が泣かせどころだと思うんですけど、いかんせん周迅のほうが私の好みだったせいか、もういいじゃん、将軍(陳坤/チェン・クン)は妖怪のほうを選んだらいいじゃん、大体ドニー兄貴がいちばんのモテモテじゃないのはなんでなのさ?などと考えてしまう始末。ダメ押しは最後、ショボーンとしている白ギツネが映るため、完璧にキツネに同情したまま終わってしまった。何かが間違ってる…。

ダラダラ観ちゃったせいでしょうか。兄貴の活躍っぷりにも不満が残ったので、そのうち気合い入れて『葉問』観ます。
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by rivarisaia | 2009-07-21 22:07 | 映画/香港・アジア | Comments(2)

今年4月に刊行され、けっこう話題沸騰だったジェーン・オースティンのパロディ本がありました。その名も『Pride and Prejudice and Zombies(高慢と偏見とゾンビ)』。

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著者はジェーン・オースティンとセス・グラハム=スミス。

オースティンの名前が著者名に入っていることからわかるように、「高慢と偏見」の元の文章を適当に残しつつ、ゾンビ・ネタが加味されるという構成。第1章だけ試し読みして、これはまずオリジナルを英語で読んでからのほうが楽しいかもと思いまして、「Pride and Prejudice」を入手したんですけどね、すっかり忘れてた…。

忘れてたら、次回作が出るというニュースが。

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Sense and Sensibility and Sea Monsters(分別と多感と海の怪獣)
著者:ジェーン・オースティンとベン・H・ウィンタース

同じ出版社Quirk Booksから9月刊行予定です。表紙のイカ男みたいなのは誰なんですかね。あらすじから察するに、どうやらブランドン大佐っぽい。ダッシュウッド姉妹は屋敷から追い出されて、凶暴な生物や秘密がいっぱいの謎の島で暮らすらしいですよ。

どうでもいいけど、オースティン、大人気だね!

本の予告編があるのではりつけておきます。最近、アメリカは本のトレイラーって多いよねー。おもしろいなあ。「高慢と偏見とゾンビ」のほうは映画の権利が売れたらしいので、そのうち映画化されるかも。


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by rivarisaia | 2009-07-18 23:29 | 映画や本の雑記 | Comments(2)

先日ようやく観ましたが、全体的に微妙。もうつくらないほうがいい気もするけど…。

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インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国
(Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull)

監督:スティーヴン・スピルバーグ

昨年、ひとあし先に米国で鑑賞した妹が「最悪につまんなかったね。だってさ、いくらなんでもあそこで冷蔵庫ってありえなくない? おまけに最後は○○がくるくるくる~ってなって合体してピュー!」と意味不明なことを言っていて、お前は何を言ってるんだ?と思いましたが、まさしくその通りでございました。

しかし、本作で個人的に衝撃だったのは、あまりにヒドイ展開を表現するスラング「jump the shark(Wikipedia)」の同義語「nuke the fridge(Wikipedia)」を生んだという例の冷蔵庫シーンでもなければ、最後のくるくるのぴゅーでもなく、はたまたインディが所帯じみちゃったことでもありません。

それはシャイア・ラブーフがでかいサソリに遭遇した場面で、インディ・ジョーンズ先生が発したひとこと。

「デカイやつなら心配ない。小さいやつが危険」

今回もまた虫の話で申し訳ないですけどね、
ジョーンズ先生、それはマジですか?

そのむかし。

私は、野良猫かと思ったらアルマジロだったり、公園のトイレで用足ししている友人のヒザに上からタランチュラ系の毛深いクモがふってきたり、アライグマが毎晩ゴミあさりにきたり、家のタンスをあけたら火蟻(噛まれると痛くて腫れる)の群れが洋服にたかっていたり、などというのが日常茶飯事の異国の地でワイルドライフを送っておりました。

そして、ある日それは起きた。

友人宅で映画鑑賞中、ふと見るとダイニングの壁にポツリと何かがいる。クモかしら?と思って近づいてみると、それは体長1.5〜2センチくらいのサソリ。見間違いかと思ったけど、どこをどう見ても、尾をくねっと曲げているポーズといい、ハサミといい、見紛うことなく、それはサソリ。実物見るのは初めてだけど、座布団100枚かけてもいいくらいサソリ。

「あのー、映画をエンジョイ中にエクスキューズミー。
 あちらの壁にスコーピオンがいますけど…」


友人は宇宙人を見たかのような顔つきをしていました。

「あのね、あそこの壁にスコーピオンがいるんだけどさ」
「ホワァット!!?? オー!ノォォォーーー!」


その後のパニックぶりはご想像にお任せしますが、私も自宅にあんなものが出るくらいなら、黒い甲虫Gのほうがまだマシだと心底思いました。

殺虫剤かけて逃げられた日には、もうこの家にいられないので、頼むから一発でしとめてくれ、と懇願されたものの、はたしてサソリの動きはすばやいのか、ジャンプしたりするのか、皆目検討つかないし、そもそもなんで異国にまで来てサソリと戦わなくちゃなんないのか(泣)。

へっぴり腰になりつつ、靴ではたきつぶしたわけですが、寝室に出たらどうしよう、と頭を抱える友人に、「毒はないかもしれないし、気になるなら死骸取っておいて図書館で調べたら?」(そのころはインターネットがまだ普及初期だった)とすすめてみたところ、友人はキッパリと

「いや、何も見なかったことにする」


と言い切ってました。しかし、それから数ヶ月後、暗い顔の友人が近寄ってきてボソリと「また出たよ…アレが…。最悪…」。うわあああ。

あのとき「小さいやつなんでしょ、心配ないよ!小さいんだし」となぐさめたのは間違いだったのでしょうか、ジョーンズ先生。

海外の掲示板でも「インディ・ジョーンズのサソリの話は本当か」という話題を見つけましたが、どうやらジョーンズ先生のおっしゃる通りみたいですね…。しかもいまさらネットで調べてみると、どうやらあれは「Striped bark scorpion(Wikipedia)」。

「アメリカ中部からメキシコ北部で非常によく見られ、米国でもっとも高い頻度で遭遇する種」とあるので間違いない。刺されて死ぬことは稀だけど、かなり痛いのか…。

友人よ、あのときいいかげんなことを言って本当にすまなかった。でも、誰も刺されなくてよかった。映画としてはダメかもしれない『クリスタル・スカルの王国』ですが、おかげで私はひとつ学ぶことができました。さて、第5作目でも何か学べるのでしょうか。あまり期待しないでおこうと思います。
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by rivarisaia | 2009-07-15 19:34 | 映画/洋画 | Comments(4)

生きものカテゴリとかつくったせいでしょうか。週末、高原に行ってた家人がマダニに食われて帰ってきましたよ…。みなさま、ご存知ですか、マダニ。私はその存在はじゅうじゅう承知してましたけど、実物は初めて見ましたよ。犬を飼ってる人はたまに犬が散歩中に食われたりするみたいですけど。

「あら? かさぶたができてるよ…ってこれマダニだよ!速攻、病院に行け!!」と大騒ぎ。ただでさえ虫嫌いの家人は、かなりブルーになっておりましたが、切開してもらって抗生物質もらってきましたので大丈夫です。そう、この虫はリケッチアを持っているかもしれないので、自分で取らずに即ヒフ科に行ってくださいね。皮膚に食い込んでるので簡単には取れないし、無理に取ったら頭だけが残っちゃったり、菌が入ったりする可能性があるのでダメです。

夏といえば、ゴではじまる黒い甲虫「G」もイヤですけど、人につく虫のアレコレもイヤですね。それにくらべたらGなんてまだマシだと考えるようにするか…。

虫でイヤだといえば、この映画。

スタンド・バイ・ミー(Stand by Me)』監督:ロブ・ライナー

舞台は50年代のアメリカ。少年たちのひと夏を描いた爽やかな映画として心に残っていらっしゃる方も多いかとは思いますが、私にとって本作は、爽やかどころか、ゲロ映画であり、ヒル映画以外のなにものでもありません。ゲロの部分はさておき、少年たちがヒルに食われて大パニックの描写は短いけど秀逸。

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この楽しい沼遊びのひとときの直後に、恐ろしい事態が発生し、全員がパニックに。

『スタンド・バイ・ミー』と聞くと真っ先に浮かぶのがこの場面。多くは語りませんが、ショックのあまり卒倒しちゃう主人公の少年が気の毒すぎる。ただ、少年たちがけっこう簡単にはがしてたのは疑問です。あんなにポロッと取れるかなー。よっぽど満腹だったのでしょうか。

経験者の私が語りますが、なかなかはがれないんですよ。

そう。あれは小学生のときの夏休み。田舎の田んぼ脇の溝で遊んでて、ふと見たら足にヒルがついてたときの衝撃といったらないね。まさにそのときの私の気分を「大草原の小さな家」のローラが代弁してくれてますので、原作小説・第3作目から引用してみましょう。

メアリイは、そんなものは見ただけで胸がわるくなるのです。ローラだって、メアリイ以上にぞっとしてはいましたが、こんないやらしいものがからだにくっついたままにしておくくらいなら、まださわるほうがましでした。そこで、思い切ってそのなかのひとつを押さえつけ、ぐっと指をつっこむと、ぎゅっと引っぱってみました。
 それはどんどんいくらでものび、それでもまだ吸いついたままはなれないのです。

〜『プラム・クリークの土手で』ローラ・インガルス・ワイルダー作、恩地三保子訳(福音館書店)より


わかる!わかるわ、ローラ。まさにそう!私もまださわるほうがマシと思いながらひっぱったけど、どんどんのびて取れないよね!(泣)そのときの雰囲気を絵に描いてみました。
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いくらなんでもここまで伸びてないだろと思うけど、印象としてはこんな気分。当時すでに、本作を読んでいたので、あー、これはもしやローラの本に出てたヒルというやつか、日本にもいるんだね、ということが頭をよぎり、西部開拓時代の子どもと現代の子どもが吸血ヒルを通して意識の共有を図ったのであった。

…というのはどーでもよくて、もう半泣きで一緒に遊んでた地元の子にはがしてもらった記憶があります。ダラダラ血が出てくるし、ヒルは現代でも医学療法で使われているとか、無害であるとか言われても気分のいいものじゃないわね。

たとえ沼に入らなくても、山には山ビルがいるかもしれないので、ご注意を。かつてボルネオに行った際、ガイドさんからこんなジョークを言われたこともある。

「ジャングルでは前から3番目を歩いたほうがいいね。木の上にいる山ビルは、1番目の人が通りすぎると目が覚めて、2番目が通りすぎるときに戦闘態勢に入り、3番目の人に襲いかかるからね。あっはっは」


いや、順番はあんまり関係ないと思いますけど…。そのときは遭遇しなかったので別にいいんだけどさ。

そんなわけで、この夏、キャンプだ!ハイキングだ!山へGO!という方はくれぐれも虫にはお気をつけくださいませ。ちなみに山ビルに関しては、すばらしく充実した情報サイトがありますので、紹介しておきます。

ヤマビル研究会

うむ。実際に遭遇したらナメクジと区別つかないかもしれない気がしてきました。

と、ここまで書いて気づきましたが、最近の私が書く内容ときたら、虫の話が多いね…。まあ、それもこれもすべて夏だからということで。
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by rivarisaia | 2009-07-13 17:27 | 映画/洋画 | Comments(4)

うちには屋内に猫がおりますが、屋外のジャングル(庭とも言う)にも、金魚やメダカのほかにいろいろなものが生息中または憩いの場として訪問中。

鳥もたくさんくるけど、虫もいっぱいいる。昨年は家人が「庭でハチドリを見た!ホバリングしながら花の蜜を吸っていた!」と騒ぐので、日本にハチドリがいるわけないじゃんと言いつつ見に行ったら、たしかにハチドリっぽい生物が...。

調べたらオオスカシバでした。

Wikipediaに写真があります。飛んでる姿は確かにハチドリに似てます。今年もついこの前飛んでましたが、写真撮れなかった。残念。

しかしなんといってもこの夏のアイドルは、いま飼育にハマっているアゲハ。
庭には数種のアゲハが来るけど、いちばんきれいなアオスジアゲハ(Wikipedia)の幼虫は見かけないなー。食餌はクスノキか。クスノキってどっかにあったっけ…。

それにしても、自分で飼育してつくづく実感したけど、ファーブルをはじめ昆虫学者ってすごいよ。虫の観察って忍耐力との勝負ですよ。私なんて、あれれーちょっと目を離した隙に〜!!ということがしょっちゅうだもんね。

そういえば、去年の夏には、こんな方もいらっしゃったわね...。
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昨年の夏のアイドルだったアブラコウモリ。つねに爆睡中なのかと思いきや、日差しが強くなってくるとさりげなく日陰に横移動していて笑えた。あれから来ないなー。

ということで、生きものカテゴリつくりました。
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by rivarisaia | 2009-07-09 16:04 | 生きもの | Comments(0)

朝顔市

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夏なので、昨晩は突然ふらりと入谷の朝顔市。よく考えたら昨日は七夕でもありましたが、そんなことはすっかり忘れてたよ...。夕食さっさと食べて入谷で朝顔買う!ということしか考えてなかった。

市自体は朝5時から夜10時までやっていて、本当は朝行くほうがいいです。夜は花が咲いてないからね。たとえば、出社前に立ち寄って1鉢買って、会社で見せびらかすという手もアリ。あるいは上司にお中元とか。荷物になるのがいやなら、最近は宅急便で送れるみたいですよ。入谷の市は今日まででしたが、来年の参考までに。

今年は「ここに朝顔をはわせたい」とひそかに企んでる場所があるので1鉢購入。

鉢がプラスチックなのはがまんするにしても、行灯部分もプラスチック製というのは私の美的センスとしては耐えられない代物なんですが、ちゃんと竹製の行灯も売ってました。そして鉢は土に分解されるエコ鉢ときたもんだ。なにもいちいちエコとつけなくても...まあいいか。

今年の相場は2000円くらい。花がもっと咲きだしたら写真撮るかも。それよりも
朝顔に水やるために、この夏は早起きします。がんばる...。
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by rivarisaia | 2009-07-08 23:10 | 旅行・お出かけ・さんぽ | Comments(2)