「ほっ」と。キャンペーン

ドイツのインゼル社から出ている「インゼル文庫」という歴史ある小型ハードカバー本シリーズがありまして、コレクターもいるんじゃないかなと想像するほどに、これがすばらしいシリーズなんですよ。

動植物など自然誌関連から、文芸や芸術など、このシリーズが扱っているテーマはさまざまで、表紙のデザインの美しさが特徴的です。

インゼル文庫は買いはじめたらキリがないので手を出さないようにしてたのに、つい入手しちゃったんですよね。だって、マネッセ写本があるんだもん。

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Die Minnesinger in Bildern der Manessischen Handschrift
Insel-Bücherei Nr. 450

ねー! 表紙のデザインがきれいでしょう。背表紙のタイトルの入り方も美しいので、ズラッと本棚に並べたくなるというものですよ。先立つモノがないのでやりませんけど。

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中ページは、このように前半でミンネゼンガーのカラー図版が24点紹介されていて、後半が解説文になってます。当然ながらドイツ語…。読む気になれば辞書を駆使して読めないこともないが、読む気になかなかなれないドイツ語…(遠い目)。

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本自体は薄い本で、全部で48ページ(ノンブルを頼りに数えるとたぶんそう)。

マネッセ写本は大昔コチラにも書きましたが、たまらなく絵が好きな写本のひとつ。マネッセ写本の切手もあるんですよね。工作ブログのほうでマネッセ写本の豆箱と切手をいくつか紹介します。
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by rivarisaia | 2012-02-29 21:48 | | Comments(2)

連続してリメイク版は好みませんという話を書いた私ですが、今月上旬にNHK BSで放映された「名探偵ポワロ オリエント急行の殺人」は秀逸でした。

「オリエント急行〜」といえば、シドニー・ルメット監督の映画版が有名で、この映画は今にして思えばありえないくらいの豪華キャスト。TV版ポワロは、ポワロ作品をすべて映像化するつもりのはずなので、当然ながら「オリエント急行〜」を避けるわけにはいかず、さらにどうしても映画版と比較されちゃうという宿命を背負っているわけです。

そこでイギリス版どうしたかというと、なるほど、そうきたかー(涙)という脚色がなされておりました。

正義の名のもとに、法ではなく人が人を裁いてもいいのだろうか、というテーマで、出だしから暗い予感を抱かせる演出になっていましたが、謎解き後にここまで煩悶するポワロは初めて見ました。もうね彼の苦悩を思うと、わたくし号泣ですよ、号泣。

映画版では2つのうちの「無難な」解決が採択されて一同が安堵となりますが、人を殺しておいて、ああよかったよかった乾杯!っていうのも(事件を考えると理解できるんだけど)、ちょっとおめでたい気もなきにしもあらず。ドラマ版では謎解きのあとのポワロの激昂、非難、それに対する犯人側の反応が見どころで、非常に重い話になっていました。ポワロの苦悩vs犯人側の苦悩。またドラマ版は、殺人シーンも過酷だった…。あれは殺すほうも相当後味悪いよね。

犯人側が息をのんで見守るなか、ポワロが苦渋の決断を下す雪のラストシーンは深い深い余韻を残したのでありました。

ちなみに原作では2つの説のいっぽうが医師と鉄道会社重役に選択され、自分は解答を出したので手を引きますというポワロの台詞で終わってます。

それにしても、この調子でポワロ最後の事件『カーテン』の映像化までいったら、私、またもや大泣きするかもしれませんよ。ああ。

ちなみに、3月のNHKはミス・マープルのドラマが放映されます。3月19日の『ポケットにライ麦を』では、ニール警部役で私の好きなステキ困り顔のマシュー・マクファディンが出るよ! 今回は、ちょびヒゲ面だよ!しかし最近、ほんとマシューづいてるな...出演作映画の感想も早く書けということか?
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by rivarisaia | 2012-02-27 21:45 | 海外ドラマ | Comments(2)

モールス

スウェーデン版映画→アメリカ版リメイクという流れで、これまたいまさらだけど、ついでにこの映画についても書いておこう。

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モールス(Let Me In)』監督:マット・リーヴス

『ぼくのエリ』についてはコチラに感想書きました。日本公開版には「非常に重要な場面で傷(モザイク)」が入ってましたが、あの後、その肝心の場面の無修正版を見る機会があり、予想通りエリの下腹部に横に手術痕(去勢の痕)が映ってるというだけなんですけど、あれは修正するほどの映像なのか疑問。一瞬だし、変なの。ちなみに『モールス』にはこの場面はないです。

さて『モールス』ですが、意外にも寒々しい感じや静けさに満ちており、また、主人公である少年の母親の顔をハッキリと映さないことで、家庭すら居場所のない少年の孤独が伝わってきて、そのあたりはよかったです。無駄なくスッキリしたリメイクではあった。

あと、新たに追加されていた「昔の写真」も印象的でした。主人公の少年少女の、決して明るくはないだろう未来を予感させる効果があって、映画終わったあとに思い出すよね、あの写真の存在…。

全体に『モールス』のほうがホラー色がやや強く出ていて、スウェーデン版のエリは、時々表情が老婆みたいになるんだけど、一瞬なので「あれ?」という変化なのに対して、『モールス』のアビーは、エクソシスト並の恐ろしい顔に。

病院のベッドが燃え上がる場面や、クライマックスのプールの場面も、断然スウェーデン版のほうが美しかったです。

こうやってくらべると、どちらかといえばスウェーデン版のほうが好きだけど、リメイクもそれほど悪くないです。それでも同じ話を2度観てるという感覚に変わりないので、やっぱりリメイク版はもう当分いらない。
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by rivarisaia | 2012-02-25 22:18 | 映画/洋画 | Comments(0)

ドラゴン・タトゥーの女

原作は気が滅入るのであまり好きではなくて、さらにスウェーデン版の映画を観ているのに、なぜ同じ話を私は3度もおかわりせねばならないのか! それはフィンチャーだからいたしかたなく…。

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ドラゴン・タトゥーの女(The Girl with the Dragon Tattoo)』監督:デヴィッド・フィンチャー

オープニング・タイトルがかっこいいとあちこちで言われてるのを見かけたのですが、大変申し訳ございません…我が家では「歌はかっこいいのに、どこかで見たような3Dソフトの宣伝映像みたいだったね!」と不評。「きっとタイトルにかける予算がなかったんだよ〜」とまで言ってた始末です。うう、すみません。ちなみに制作は Blur Studio です。

原作もスウェーデン版も感想を書いてないのに、いまさらな感じなので、今回はざっくり箇条書きで。

・158分もあるのに飽きさせずにうまくまとまってるし、よくできてるのに、やはり同じ映画を2度鑑賞したという気分はぬぐえず。リメイクまでの時間が短かったせいもあるかもしれないけど、『ぼくのエリ〜』→『モールス』鑑賞コースの時と似たような、良くも悪くもないという、どっちつかずな気分に。

・でもフィンチャーの「雪景色の絵」はきれいだなあ。「おい、お前ら、絶対足跡つけんなよ、そこー!」みたいな声が飛び交ったりしたのだろうか。お屋敷へとつづく雪の道の構図と画面の色の感じが大変よかった。

・リスベット役は、スウェーデン版のほうが印象が強かったのは確かだけど、フィンチャー版のほうが繊細な面が出ていて、原作のイメージに近い感じ。

・犯人誰だったけ?と映画をみる前には忘れてたのに、配役のおかげですぐ思い出せたという、明らかにこの人だよね、というキャスティング…(最近ありがちである)。

・ダニエル・クレイグはどの映画に出てもダニエル・クレイグだと感心する。私的には、コリン・ファースもキーラ・ナイトレイも「どの映画でも常に本人」グループに入る役者なのだが、ダニエル・クレイグも仲間入り決定。

・そのダニエル・クレイグのベッドシーンで、見事な、「文字通りのモザイク」が。ボカシではなく、たっくさんの四角いマス目をグラデーションで塗りつぶした王道のモザイクっぷりにびっくりする。なんといいますか…もっとチルトシフトみたいな、ピンが甘いだけに見えるような、そんな自然なモザイクはできないのかしら。「モザイクでけえな!」ということばっかり、頭に残っちゃったんですけど。

そんなわけで、スウェーデン版みてない人は楽しめると思います。みちゃった人は、忘れてみるといいでしょう。でも忘れるっていうのも難しいですよね。そんなつもりはなくても、元の映画の記憶が残ってるとリメイクってまっさらに楽しめないので、よほど斬新でない限り、私はリメイク版あまり観たくないなー。
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by rivarisaia | 2012-02-24 22:38 | 映画/洋画 | Comments(0)

The Distant Hours

『リヴァトン館』や『忘れられた花園』のケイト・モートンの3作目。本当は去年のうちに読むはずが、すっかり忘れてました。

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The Distant Hours』Kate Morton著、Washington Square Press

小さい出版社で働く女性編集者 Edie。ある日、彼女の母親のもとに、何十年も配達されなかった手紙が届く。それをきっかけに、母親の子ども時代に興味をもつ主人公。母は戦時中、田舎に疎開して古い城に住んでいた。

かつて童話作家が住んでいたその城を偶然訪れることになる主人公。そこにはいまも、作家の娘である3人の老姉妹が住んでおり…


どこか不気味な童話。過去に不幸な出来事が起きた城。そして老女、しかも3人姉妹。おまけにひとりは、1941年に恋人に捨てられて気が変になっている、というねっとり暗い雰囲気が充満している設定です。

これもまた、お屋敷が主人公の「お屋敷小説」といってもいいでしょう。お屋敷の中に開かずの部屋があるように、人々の心の中に閉ざされた秘密がいくつもあって、その秘密を少しずつ解き明かしていく話です。

出だしでちょっとペースがもったりしてて、話が全然進まないんですけど、城の描写はかなり楽しい。そして秘密の全貌が明らかになると、なんともやるせない気持ちになりました…。最後の最後まで、それはあまりに気の毒だよ、気の毒すぎる。

前2作も邦訳が出ているので、これもそのうち出るんじゃないかな。いまのところ私がいちばん好きなのは『リヴァトン館』。ちなみに本書『The Distant Hours』がいちばん映画向きではないか、という気もします(絵的に)。

本書のトレイラーを貼り付けておきましょう。ここまでおどろおどろしてないけど、読み終わって見るとなるほど、とうなづけるものが。


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by rivarisaia | 2012-02-22 23:20 | | Comments(3)

理髪師

何だかしらないけどうちにあった、家族の誰かが買ったとおぼしきDVDが出てきたので、観てみました。

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理髪師』監督:陳逸飛/チェン・イーフェイ

監督の陳逸飛は有名な画家らしいのですが、本作の撮影中に急死してしまい、これが遺作となってしまった、というのが、さっきネットを検索して知った事実。

1937年、日本軍の占領が始まったばかりの上海。評判の高い理髪師・陸平(チェン・クン/陳坤)は、ある晩、突然店にやってきて女性に乱暴しようとした日本軍の兵士を殺してしまう。

逃げるように上海を離れた陸平は、小さな村の理髪店で働くことに。そこでひとりの女性と恋に落ちるも、彼女にはすでに婚約者がいたのだった。そしてこの村にも日本軍がやってきて…


時代に翻弄された理髪師の流転の人生を描いた映画。上海時代は順調で華々しい生活を送っていたのに、諸事情により片田舎でひっそり暮らすはめになり、田舎ものんびりしてていいかもねと思った矢先に、そこにも日本軍がやってきてしまう。しかも、かなわぬ恋という不幸のおまけつき。

理髪師の不運は続き、戦争が終了すると、日本兵士の髪を切っていたという理由で国民党につかまってしまう。何とか釈放されるけど、今度は共産党がやってきて労働改造でさらに遠方に送られちゃうのだった。

平和な世なら、髪切って一生過ごせたのにね…。

陸平の心の中は、人妻となってしまった彼女への想いでいっぱいなのですが、そんな一途な気持ちが天に通じる時は来るのか、という話で、非常にありがちで結末も大方の予想通りです。描かれている主人公の激動の人生とは反対に、どうしたことか、のんびりと見ていられる映画でもありました。いわば、オーソドックスな展開で別段驚きもなく、地味な映画なんだけど、音楽の使い方がよかったな。
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by rivarisaia | 2012-02-20 20:48 | 映画/香港・アジア | Comments(0)

Harold & Kumar Go to White Castle

ちょっと前に仕事でインドに電話をした際、担当者の名前がクマーだった。かなりありふれた名前らしいけど、でもクマー!

日本では劇場公開されませんが、それはいたしかたないと思う。でもDVDスルーにすらならないのは何故だ。3まで出来てるのになー。これは1作目。

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Harold & Kumar Go to White Castle』監督:ダニー・レイナー

韓国系アメリカ人で几帳面なハロルド(ジョン・チョウ)とインド系アメリカ人のズボラなクマー(カル・ペン)はルームメイト同士。マリファナを吸っておなかが減った2人が、ハンバーガーショップ「ホワイト・キャッスル」にハンバーガーを食べに行くが、道中いろいろ困難が待ち受けて、さあ2人は無事ホワイト・キャッスルにたどり着けるのか!?


…というただそれだけの話です。

アフリカ系やヒスパニックといったアメリカの「メジャーな」マイノリティではなく、「マイナーな」アジア系マイノリティーが初めて主演の映画! 天才少年ドギー・ハウザーのニール・パトリック・ハリスがニール・パトリック・ハリス役で登場してるのも見どころですが、いやあニール・パトリック・ハリスってきっとイイ人なんだわ。

バカで下品と見せかけて、じつは人種差別がテーマのロードムービー…というのは大げさで、やっぱりバカで下品です。他人にこの映画を説明するときは「バカっぽいけど、おもしろいんだよ、モゴモゴ…」と弁解したりしてしましたが、いまならハッキリ言う。バカです。下品です。ホメてます!

そんな映画、アメリカでも大学生くらいしか観てねえよ、と思ってたのに、アメリカ人の知り合いに聞いてみるとけっこうみんな観てるのだった(類は友を呼ぶという交遊関係の象徴か)。で、全員共通の感想は、「見終わった後にハンバーガー食べたくなるよね」なのでした。

私、猛烈にハンバーガー食べたいです。
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by rivarisaia | 2012-02-19 18:58 | 映画/洋画 | Comments(0)

女と男のいる舗道

たまたまシネフィル・イマジカで放映してて、懐かしい気分になりました。

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女と男のいる舗道(Vivre Sa Vie)』監督:ジャン=リュック・ゴダール

12の章にわかれた映画。女優志望のナナは家を出てレコード店で働きはじめるが、お金に困りやがて娼婦に…

という話。先日『ルル』の話を書きましたが、本作で主演のアンナ・カリーナの雰囲気がルイーズ・ブルックスに似てると以前は思ってたけど、改めてみてみると似ているようで全然似てなかった。黒髪でショートボブの異国人は一瞬ルイーズ・ブルック風に見えてしまうというマジックでしょうか。

そもそもアンナ・カリーナって不思議な顔立ちですよねえ。じっくり見ると別に美人ってわけじゃない気がするんですよ。目鼻口は大きいけど、微妙に目が離れてるし、でもどこかかわいいよね。変な髪型似合うし。本作の髪型も、目をこらして観察したんですけど、いまひとつ前髪の分量と頬のところでくるりんちょとなっている毛のありかたがよくわかりませんでした。私も昔こういう髪型をしてたのに、哀しいかな、ルイーズ・ブルックスにもアンナ・カリーナにもなりませんでしたね、ははは。

さて。

何度みても好きなのは、ナナがカフェで手紙を書く場面。手紙の筆記体もなかなかいい感じなんだけど、「私の身長は1メートル…」と書いたところで、やにわに立ち上がって自分の手でつま先から頭の上まで身長を測るしぐさがたまらなくかわいい!

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私にとってこの場面のために存在するような映画といってもいい。人によってはもちろん、いちばん印象的なシーンが、『裁かるゝジャンヌ』を見ている場面だったり、友人との責任についての会話の場面だったり、ビリヤード台のまわりで踊る場面だったり、『三銃士』の話に絡んだ哲学談義の場面だったりするんだろうな。
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by rivarisaia | 2012-02-16 17:44 | 映画/洋画 | Comments(0)

ショットグラス

ハッピーヴァレンタインズデー!

日本だと何故か女性が男性にチョコをあげる日になっているのが、大昔から納得いかないんですけど、3月14日は不要だからぜんぶいっぺんに2月14日で済ましたらいいじゃないねえ。

ところで、今我が家にはいただきもののカルヴァドスがあるのですが、これをちびちび飲むのにいいグラスないかな〜と食器棚をあさっていたら、こんなグラスが発見された。

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メモリ付きショットグラス。写真だと見えにくいんですが、お酒が入ってるラインに書いてある単語が「LADIES」である。私は女性なので、とりあえずこのラインまで入れて飲むことにする。

その上が「GENTLEMEN」「SHIPMASTERS」ときて、一番上のラインは何故か金色のブタの絵…。

これは…「swill(ガブ飲み、という意味だけど、ブタに与える残飯という意味もある)」ってことでしょうか?

ええと「LADIES」ラインを守って飲むように心がけます。まちがってもブタ・ラインまでお酒注がないようにするよ。
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by rivarisaia | 2012-02-14 23:33 | モノ | Comments(0)

これは本のカテゴリに入れていいのだろうか、と思いつつ。ほぼ定例行事と化しているいつもの本棚整理をしていたら出てきた小型ハードカバーのカタログ。

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Lulu』ベルリン国立歌劇場発行

アルバン・ベルク台本・作曲のオペラ『ルル』のカタログ。デザイナーはベルリンのデザイン・グループ「cyan」。

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見返しの模様や赤いページがアクセント。ベルリン国立歌劇場、こういう出版物出すなんてセンスいいなー。他のオペラも毎回このように小型ハードカバーを出したりしているのだろうか。

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cyan のデザインは文字組やレイアウトがとてもきれいです(ベルリンのデザイナーらしいデザインともいえる)。中身がドイツ語なのでまったく読めないというのが残念だ。

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オペラ『ルル』の原作は「ルル」二部作(地霊、パンドラの箱)で、邦訳が岩波から出ています。作者は、美少女映画『エコール』の原作である『ミネハハ』を書いたフランク・ヴェーデキント。

私はオペラ版『ルル』をみたことがなく、曲すら聴いたことがないんですけども、機会があったらチラッとみてみたいな〜。「ルル」二部作というか、『パンドラの箱』はルイーズ・ブルックス主演で映画化されていて、映画版は大昔にみたことがあります。

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映画の監督はG・W・パブスト。1929年のサイレント作品です。ちょっと長かったような気がするけど、主演のルル=ルイーズ・ブルックスが神がかっているほどのハマリ役。悪女で聖女という彼女の天然ヴァンプっぷりと笑顔を眺めるだけでもいい映画です。おかげで、『ルル』と聞くとルイーズ・ブルックスが浮かんでしまうので、どうもオペラ版にピンとこないのだった。
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by rivarisaia | 2012-02-12 20:58 | | Comments(0)