「ほっ」と。キャンペーン

アメリカでベストセラーだったギリアン・フリンの新作。とても怖くて、イヤーな話である。

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Gone Girl』Gillian Flynn著、Weidenfeld & Nicolson

ニューヨークの裕福な家庭に生まれ育ったエイミー。
ミズーリに生まれ育ち、ニョーヨークでライターの仕事をしていたニック。

結婚して幸せにくらしていたふたりだが、不況のあおりで夫婦ともに仕事を失い、都会の生活をやめてミズーリに移り住むことにした。

そして結婚5周年記念の日。エイミーが突然姿を消してしまう。部屋には大量の血痕が残されていた。

エイミーは何処にいるのか、生きているのか。幸せな夫婦に何があったのか。


エイミーとニックが交互に語る構成になっていて、お互いの言うこと(考えること)が食い違ってるうえに、ふたりとも何かを隠しているので、まったく信用できない。何重にも重なった包装紙を1枚1枚ペリペリはがしていくような感じで読み進むことになります。赤い紙だと思ってたら、その下は青、さらにその下は緑色…みたいな調子。最後には何が出てくるのかしら〜。

ニックはエイミー殺害の疑いをかけられるが、私にしてみればニックはイラッとくる男なので「お前、もっとハッキリせんかい! 双子の妹はしっかりしてるじゃないか!」とドヤしつけたいことしきり。

しかし。エイミーもエイミーである。気の毒な面もあるけど、カワイ子ぶってて、気色悪いのである。毎年結婚記念日になると、ふたりの思い出の場所にナゾナゾを残して、夫にナゾ解きさせながら町をぐるぐる回るイベントを行うんだよ。この女、なんかウザいよね!?

そして中盤で事態は急展開。

エイミー失踪の真相が明らかになると、「ひーえーこわーい」とぶつぶつ言いながらページをめくるハメに。一瞬、「もうこのまま突っ走ってくれてもいいのよ」という気分になったりもしたのだが、やっぱり誰かなんとかして~!と思い直したところで、首まで泥沼につかったようなオチが待っておりました。

ヘタなホラーよりホラー。たぶん邦訳出る気がする(売れてるし)。
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by rivarisaia | 2012-11-29 23:20 | | Comments(5)

笑む窓のある家

イタリア人の友人から借りたホラー映画。監督はプピ・アヴァティです。プピ・アヴァティってホラーを何作もつくっているのね。まったりしてたが、仰天のラストが。

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笑む窓のある家(La Casa dalle Finestre che Ridono)』監督:プピ・アヴァティ

田舎の村にやってきた画家ステファノ。彼は、その町の教会に描かれた「聖セバスティアヌス」のフレスコ画の修復を依頼されるのだが、匿名の人物からその絵にさわるなという謎の警告を受ける。


ま、私ならこの時点で家に帰る。

さらに、修復の依頼をしてきた友人が「すべてを知ってしまった」という言葉を残し、窓から落っこちて死んでしまうのである。自殺ではなく、突き落とされたのではないか…とステファノは疑問を抱く。


私なら、こんなことが起きたら確実に家に帰る。

村に漂う、余所者を拒むかのような異様な雰囲気。やがて例のフレスコ画の作者にまつわる数々の不気味な伝説が明らかに…


だから私なら、さっさと帰るよ!

閉鎖的な村で、フレスコ画とその作者の秘密を解き明かす主人公(&その協力者となるヒロイン)に危険が迫るというありがちな流れで、正直、前半はまったりしているうえに、くだんのフレスコ画が「塗りつぶしちゃえば?」と言いたくなるくらいセンスが悪い。

絵を見た段階で、私なら修復なぞせず、絶対に家に帰るというくらい醜悪。

じつはこのフレスコを描いた画家は、ふたりの姉妹と一緒に南米に行き、お金持ちになって帰ってきたらしい。そしてふたりの姉妹は南米のとあるカルトの信者であり、生け贄の儀式を行なっていたり、画家の自殺を手伝ったりしていたようなのだった。

タイトルの「笑む窓のある家」は、謎の画家のアトリエなのだが、これまたたいそう悪趣味。

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……なんですか、この家。イタリアって一応デザインや芸術の国なんじゃないのかね。

もうね、悪趣味なことにかかわるとよろしくないので、さっさと町に帰ったほうがいいよ、ステファノさん! 頼む、帰ってくれ!

謎が謎を呼び、薄気味悪いことが続きますが、全体的に展開がゆっくりなので、私はだらだらと観賞してたんですよ。これ、どーやってオチつけるのかな~とうすぼんやり考えてたら、心の底から驚愕のオチが。

だから言わんこっちゃないっていうか、ええええええ!?

ある台詞でびっくりの真相が明らかになるんですけど、イタリア語を聞き間違えたかと思いました。あの部分、英語字幕はどうなってるのでしょうか。ステファノさんも硬直してたが、私も硬直。そして、そのままイヤ~な予感を匂わせつつ、何が起きたかはっきり見せないまま劇終。

まったり展開にイキナリの後味悪いエンディングなのだが、いやはや強烈でございました。
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by rivarisaia | 2012-11-27 22:13 | 映画/洋画 | Comments(0)

Dead End in Norvelt

なんだか納得がいかなくて放置していた今年のニューベリー賞受賞作。うーん。なんでニューベリー賞なんだろう。おもしろい点もあるんだけど。

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Dead End in Norvelt』Jack Gantos著、Farrar Straus & Giroux

小さな寂れた町 Norvelt にくらしている12才の少年ジャック。母親はこの町をこよなく愛しているが、第二次世界大戦で日本と戦った元軍人の父親は町を出ていきたいと思っている。

さて、1962年の夏、母親に自宅謹慎を言い渡されてしまったジャック。唯一外出できるのは、隣に住む老婦人ヴォルカーさんの手伝いのときだけ。その手伝いとは、死亡記事の代筆だった…


ジャックが住む Norvelt はペンシルバニア州に実在していて、エレノア・ルーズベルトが炭坑労働者を救うために設立したコミュニティのような町らしい。私、本書で初めて存在を知ったんですけどね。

住人同士が助け合うという習慣があり、お金の代わりに労働で支払ったり、物々交換をしたりする(ジャックの父親は共産主義的だと嫌がっている)。ところが時代も移り変わり、やっぱり世の中お金だよね、という風潮がこの町にも流れはじめている。若い人は町を出てしまい、寂れつつある田舎町である。

そして主人公のジャックはやたらと鼻血を出す少年で、何かあるとすぐブーッと鼻血を垂らす。びっくりしてもブーッ。怖い目にあってもブーッ。しょっちゅう血まみれになっている。

隣人の老婦人は町の検死官であると同時に、新聞に「今日は何の日?」というコラムを寄稿したり、古くからの住人が亡くなると死亡記事を書いたりしている人なのだが、リウマチで手が動かせなくなってしまったので、ジャックに死亡記事の口述筆記をさせるのであった。

ところが、町の設立時から住んでいる老人たちが、次々と死んでしまう現象が起きる(その部分はややミステリーっぽい)。そして、町にはヘルズ・エンジェルスがやってきて、空き家に放火したりする事件も発生。

…と、盛りだくさんでおもしろそうなんですけど、まとまり感がないのが惜しいところ。老人連続不審死の顛末もですね、そんな結末でいいの…みたいなね…。

そうした部分が「なぜこれがニューベリー賞?」なんですけども、「ブッ」と笑っちゃう場面もあるし、老婦人がすてきな女性で、彼女が書く死亡記事は一見関係ないような歴史の逸話をうまく絡めて、アメリカの小さな田舎町の一個人と世界の歴史のつながりを感じさせる構成になっているところはよい点です。

たとえば、主人公のお父さんは日本と戦って帰ってきた軍人なので、ジャップがどうのこうの、みたいな言葉もしょっちゅう出てくるんですけどね、老婦人が死亡記事で広島の話をするあたりは、とてもいいんだよなー。そういう意味では、とても惜しい1冊なのだった。
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by rivarisaia | 2012-11-24 00:31 | | Comments(0)

マルタイラーメン

最近、とても重宝している麺が。我が家では、中華食材店で売っている蝦子麺(エビ麺)や全蛋麺(タマゴ麺)も大変重宝しているんですけど(皇膳房のものをよく買ってる)、これは日本の九州の麺。

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即席マルタイラーメン。2食入。スーパーの棚の奥で100円+αくらいで売っていて、パッケージが気に入ったので買ってみたら、意外に便利。鍋にお湯わかして、麺を入れて3分ゆでて、添付されてるスープと油をいれると出来あがりなんだけど、サッパリしてて美味しい。

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コネギをいっぱい入れると合います。台湾の辛い薬味も合いそう。最近うちの常備品と化してるので、近所のスーパーからなくなりませんように。あと、近所のスーパーは皇膳房の麺をふつうに入荷してくれるとなお便利なんだけど…。
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by rivarisaia | 2012-11-21 23:31 | 食べ物 | Comments(2)

刊行時、バード・ウォッチングをする人々の間で(おそらく)話題沸騰になった(はず)のノンフィクション本。これが大変におもしろい本で昨年映画にもなりまして、日本ではひっそり公開され観に行く間もなく終わってたんですが、先日ようやくDVDで観ました。

鳥好きも、鳥はべつにどーでもいい人も、みんな観るといいよ。そして原作本はさらに面白いので必ず読むべき! そこで映画と原作と両方紹介します。

まずは原作から。

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ザ・ビッグイヤー 世界最大のバードウォッチング競技会に挑む男と鳥の狂詩曲』マーク オブマシック著、朝倉和子訳、アスペクト刊

「ザ・ビッグ・イヤー」とは、1年間に北米大陸で観察した鳥の種類の数の多さを競う、アメリカ探鳥協会主催の記録会。

本書は、激戦となった1998年大会に参加した3人のバーダー(探鳥家)を追った白熱のドキュメントである。


激戦? 白熱? たかがバード・ウォッチングなのに? って思うでしょ。ところがどっこい。「ザ・ビッグ・イヤー」は想像を上回る壮絶な競技なのである。1年間に何万ドルもつぎこみ(鳥をみるために)、全米各地を飛行機で飛び回り(鳥をみるために)、ろくな宿泊施設もないアリューシャン列島のアッツ島くんだりまで行き(鳥をみるために)、ヘリコプターをチャーターし(鳥をみるために)、テキサスのゴミ捨て場を歩きまわり(鳥をみるために)、船酔いでゲロゲロ吐きながらも「出たー」と誰かが叫べば双眼鏡をひっつかむ。鳥をみるために!

水面下では駆け引きが行われ、時には命がけ。鳥をみるだけなのに、なんでこんなに熱いのか! そこに鳥がいるからさ! バカだよね、だがそこがいい! ちなみに数は自己申告制なのだが、名誉をかけた競技なので、ごまかす人はいない。

そんな彼らのような人々をバーダーと呼ぶ(バードウォッチャーではない)。

なにこのエクストリーム・バード・ウォッチング…。気づけば、ぐいぐい引き込まれてましたよ、熱く燃えたぎる探鳥の世界に。3人のバーダーの熾烈な戦いを追うと同時に、コネタや歴史も挿入されて、読み物として大変おもしろい1冊です。読み終わる頃には、鳥に興味がわいているはず。競技に参加する気にはならずとも、私もたまには庭にくる鳥を注意して眺めてみようかな~という気分に。

図版や地図が入ってないので、鳥の名称や北米の地名を知らないとイメージわかないかもしれませんね(鳥図鑑や地図を併用して読むという手もアリ)。

そこで、映画版を先にみるという手が可能ですよ。

3人の人物は映画向けに脚色されてますが、基本的に探鳥の部分は実話です。

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ビッグ・ボーイズ しあわせの鳥を探して(The Big Year)』監督: デヴィッド・フランケル

なんでビッグ・ボーイズなんだよ。副題付けるなら、原題のザ・ビッグ・イヤーでいいじゃんかよ。しかも「しあわせの鳥を探して」ってメーテルリンクの話かよ。相変わらず、配給会社はセンスのかけらもナイわね!

という文句はさておき。

主演の3人組は、ジャック・ブラック、スティーヴ・マーティン、オーウェン・ウィルソン。さらに脇役として、アンジェリカ・ヒューストンにダイアン・ウィースト、ビッグバンセオリーのシェルドンことジム・パーソンズも出ていて、個人的には豪華キャスト。

アッツ島ってどんなところなのか謎でしたが、これで腑に落ちた。行きたくない(笑)

鳥の映像ももりだくさんなので、DVDで確認しつつ、本も再読しようかな~。

さて、「ザ・ビッグ・イヤー」に挑みたくなった人は、アメリカ探鳥協会のブログ記事「ARE YOU THINKING OF DOING A BIG YEAR NEXT YEAR?(来年、ザ・ビッグ・イヤーをやってみようかなと思ってる?)」をどうぞ。

私までたまに覗いてしまうようになった、アメリカ探鳥協会サイト。(ハリケーンの後とかチェックしたくなるんだよ。その理由は映画か本をみればわかります…)
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by rivarisaia | 2012-11-19 22:49 | | Comments(6)

先週、私は病におかされておりまして、今週は病み上がり状態を引きずりつつ、ヘロヘロしながら仕事してるんですけども。

なんかもうね、ちょう仕事したくない。
しかし、こういう時に限って微妙に忙しいのだった……どよ〜ん。

ああ、お茶でも飲みながらぼんやり過ごしたいー! ということで、9月に台湾に行ったときに九[イ分]で飲んだお茶をメモっておこう。とはいえ記憶が曖昧なんだけど。

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いちばん標高の高いところで採れるお茶、大禹嶺。この時はぼんやりリラックスしすぎてメモも取ってないので記憶が確かじゃないんだけど、たぶん大禹嶺だったと思う…。お茶を選んだ台湾の友人が、梨山よりも標高が高くて云々っていう話をしてたし…。

いずれにしても濃厚ですごく美味しかったんですよねえ(しかも飲んでも飲んでも、お湯いれるとまだ出る、みたいな濃さ)。お茶はあまったお茶の葉は袋に入れて持ち帰れる。

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帰国後にさっそく飲んじゃった。お茶請けはスターバックスの月餅で、本来、月餅はあまり好きではないのだが、スターバックスの月餅はすごく美味しい。日本でも売ればいいのにー。
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by rivarisaia | 2012-11-15 18:14 | 中国茶 | Comments(0)

世界図絵(復刻)

前回紹介した「ロンドンの呼び売り」本と同じく、ほるぷ出版の復刻絵本シリーズの1冊です。
今回は、チェコの教育者コメニウスさんが記した世界初の子ども向け百科事典。

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世界図絵(Orbis Sensualium Pictus)』ヨハン・A・コメニウス著、
ほるぷ出版 復刻世界の絵本館 オズボーン・コレクション

上の茶色の表紙が本書です。本文197ページ、前に序文、後ろにインデックスが付いてます。本文は、木版画の挿絵に絵を説明するテキスト(本書は英語とラテン語の二カ国語)という構成で、章立てで153章。

もともとは、ラテン語とドイツ語(High Dutch)で書かれていたのを、Charles Hoole 氏が英語に翻訳し、おそらく1658年にロンドンで初版が発行された。その後、修正加筆がなされて、こちらのレプリカは、1777年の第20版。

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こちらの見開きは金属(左ページ)と石(右ページ)

絵に番号がふってあって、「鉛、1、はやわらかく重い。鉄、2、は硬く…」といった調子で文章が入ってます。左側のコラムが英文、右側がラテン語。

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こちらは川魚と沼の魚(左ページ)、海の魚と貝類(右ページ)。

挿絵がかなりイイ感じである。

本書のオリジナルは、Toronto Public Libraryの「The Osborne Collection of Early Children's Book」にある本。

ふと気づいたけど、これでラテン語の勉強できるじゃん! やる気になれば。併記されてる英語がやや古くさいんだけども。

世界図絵でラテン語勉強したい!という方はオンラインでも読めるのでどうぞ。

まず1777年版はコチラ
ラテン語だけでよいなら、コチラをどうぞ。

両方とも挿絵も見られますよー。

日本語で読みたいのだが…という人は、平凡社ライブラリーから『世界図絵』というタイトルで新書が出てますので、そちらをどうぞ。
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by rivarisaia | 2012-11-12 21:49 | | Comments(2)

古本屋で見かけて、挿絵がかわいいので豆本か工作の参考にしようかなーと購入した本、というかカード。復刻版です。

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ロンドンの呼び売りの声(London Cries)』ウィリアム&トマス・ダートン発売 
ほるぷ出版(復刻)

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A は暦売り。 売り声は「An Almanack sheet Almanacks」
Bは靴墨売り。売り声は「Blacking rare Blacking for Boots and Shoes」


と言った具合に A から Z までの「呼び売り」紹介ミニカード。1枚のカードに基本ふたつずつアルファベット+挿絵が描かれていて、全部で12枚。あれ? 数が合わないね。

よーく確認したら、i と j ("images=像"売り)、S と U (靴ひも売り)がそれぞれひとつになってました。Z のほうがなさそうだけど、これは「Zurich Map(チューリヒの地図)」。なぜロンドンでチューリヒの地図を売ってる人がいるのか謎だ。

こちらのカードのオリジナルは、オックスフォードの Bodleian Library の「Opie Collection of Children's Leterature」にあるそうです。
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by rivarisaia | 2012-11-09 23:32 | | Comments(0)

フランスの飴

なぜか今年の10月と11月は異国から人が入れ替わり立ち替わりやってくる月間になってます。

先月遊びにきたフランス人の友人から、ちょうど欲しかったモノばかりプレゼントされて驚愕。お土産はなんにもいらないよと言ったのに、そして私がほしいものなど知る由もないのに、以心伝心である。切手セットも入ってたよ…切手集めてるなんて言ったことないのに〜!(切手は好きに違いないと思ってたのよ!と言われたのだった)

で、飴もたくさんもらった。
四月の魚(エイプリル・フール)のカードといっしょに3種類。
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奥のほうのナッツが入った白い物体はヌガー。天使がベルを持っている白い包み紙はマドレーヌ味、四角い琥珀色の飴はベルガモット味、フランスのナンシー名産品(友人の出身地である)。

このヌガーがふわっとしていて、これまで食べたなかでいちばん美味しい。マドレーヌ味の飴は、中にマドレーヌの味がするクリームが入ってます。マドレーヌはナンシー銘菓なんだって。ベルガモット・キャンディーは、映画『アメリ』に登場するやつで、一度食べてみたかったのでした。美味しい!

あ、登場といっても、出てくるのはこの飴の箱です。映画のなかで、アメリが発見するガラクタが詰まった宝物箱がベルガモット・キャンディーの箱なのだった(友人は「あの箱もカワイイから、今度箱ごと送る!」って言ってた)。

それから缶がカワイイから、といって、こんなのももらった。
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ピーナッツのカラメルがけみたいなものが入ってる。これも美味しいよ。

調べてみると、ナンシーは美味しそうなお菓子がたくさんある町で、マカロンも有名。最近はやりの小さいカラフルなマカロンと違って、ナンシーのは茶色で大きい。映画『フォロー・ミー』で、トポルが演じる探偵が食べてたマカロンに似てる…。

いつかフランスに行く機会があったら私、ナンシーに行きたい。

もらった飴はぜんぶ食べちゃったんですが、今度は先日スイスの友人から例のモミの木の飴(詳細はコチラ)をもらったので、しばらく飴には困らない〜。
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by rivarisaia | 2012-11-03 21:37 | 食べ物 | Comments(0)

白い家の少女

いつから日本でもハロウィンに騒ぐようになったのかよくわからないけど、昨日がそうで、カトリック的には今日は諸聖人の日で明日は死者の日である。ビバ聖人。

そういやハロウィンといえばこの映画を思い出しました。

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白い家の少女(The Little Girl Who Lives Down the Lane)
監督:ニコラス・ジェスネール

ニューイングランドの小さな村。一軒の白い家に、13才の金髪の少女リンと詩人の父親がくらしていた。

ハロウィンの夜、家を訪れた青年フランクに、「母は死んでしまい、父は今いま外出中」と答えるリン。

この家の大家でもあるフランクの母は、父親の姿を見かけないこと怪しみ、また学校に通っていないリンを問題視する。


アンファン・テリブルな話と見せかけて、じつはとても可哀想な話。そもそもリンの両親が勝手なのである。リンは父親の言いつけ通り、大人と戦ってひとりで生きていただけなのだった。家賃は前払いしてあるし、学校には行ってないとはいえ、家で本を読んだり、音楽を聴いたりして静かにくらしていた。そこへ、まわりの大人が余計な詮索をしてくるのである。

最初にやってくる青年フランク(マーティン・シーン)は妻子がいるのに小児性愛者という変質者。こいつはリンを狙っているうえに、リンのかわいがってるハムスターを殺してしまうヒドイ男である。こいつの母親である大家のおばさんもウザくて意地悪。やあね、親子そろって!

その大家のおばさんは、ずかずかと家にあがりこみ地下室に下りていった際に何かを見たらしく、扉で頭を打って死んでしまう。死体を隠して証拠隠滅をはかろうとするリンの前に、ひとりの少年が現れる。この少年マリオだけがリンの理解者となり、リンが唯一心を許せる人になるんだけど…。

子役時代のジョディ・フォスターが、ミステリアスで冷たく美しい少女リンにぴったりです。

哀愁漂うラストシーンがたいそう切なく、無表情のリンのアップを見つめながら、彼女の行く末を想像してしんみりしてしまうのだった。またひとりぼっちで頑張らないといけないのかなあ。あのあと、どうなっちゃったのかしらね…。
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by rivarisaia | 2012-11-01 19:32 | 映画/洋画 | Comments(2)