「ほっ」と。キャンペーン

日本でのテレビの放映が終わったっぽいので、忘れないうちに感想書いておこうと思ったのですが、よく考えてみると、シーズン3はあまりにいろいろなことがありすぎて、内容に触れずして感想など書けないことに気がついた。。。でも、まだ観てない人がいっぱいいると思われるので、内容には触れないでさっくりと。

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ゲーム・オブ・スローンズ シーズン3(Game of Thrones Season 3)

シーズン2の出来事などはるか遠い昔のようである。というか、シーズン3の最初の頃のあれやこれやも、遠い昔のことのようである。さまざまな人が、それぞれさまざまものを失ったシーズンであった。

唯一いろいろゲットしているのは、ドラゴン女将のような気がしますね。着々とカリスマ性が身に付いていて、その調子でがんばってほしいです。シーズン3のラストなんてナウシカかと思いました。

そしてもう一人、ひそかに応援してるのはマージェリー嬢(私は演じているナタリー・ドーマーが大好きなのだ)。
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この人です。権謀術数と書いてキングズランディングと読む、と言ってもいいくらいドロドロしたお城でガッツリ生き残れそうな安定感を放っています。まあでも、本当はもっとも頑張ってほしいのは、放浪中のアリアちゃんですけどね……彼女は気の毒すぎて、胸が痛いよね……。

あちこちで大変な事態になっていて、当然「壁」の向こう側も一大事なんですが、私としてはジョン・スノウにあまり興味ないことに気づきました(ファンの人、すみません)。

いや、それにしても、シーズン3といえば、度肝を抜かれるのがやはり「キャスタミアの雨」の回。原作で読んだときも衝撃的でしたけど、映像で観ると、もう……呆然として言葉出ない。これまでの出来事などすっとぶくらい強烈すぎた。

シーズン4でも、観た人たちが悶絶してる回が何度かあったので、楽しみです! 一体いつ観られるのかよくわかんないけど!
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by rivarisaia | 2014-06-28 01:48 | 海外ドラマ | Comments(0)

MAMA

毎日バタバタしてるし、天気はパッとしないし、もうイヤだーー! ということで、こういう時はホラーですよね。ホラー。そこで連日のようにホラーを観ている私なのであった。

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MAMA (Mama)』監督:アンディ・ムスキエティ

元々、監督が発表したショートフィルムがあって(すごく恐い)、それを気に入ったギレルモ・デル・トロが製作総指揮となって、長編化したのが本作です。

余談ですが「ゲーム・オブ・ザ・スローンズ」のジェイミー・ラニスターことニコライ・コスター=ワルドーが出てるのでびっくり! あんまり役に立たないんだけどさ…。

ここで、ざっくりとしたあらすじ。

ビジネスに失敗したお父さんが、仕事仲間と妻を殺害し、二人の幼い娘とともに森に逃亡。そこで娘たちを殺そうとしたところ、何者かに襲われてお父さんは姿を消す。かくして二人の姉妹だけが森に残された……。

5年後。

森の中で生きていた姉妹が発見され、父親の弟ルーカスとその恋人アナベルに引き取られることになるのだが……


あのね、まず何が恐いって、野生児と化した二人姉妹ですよ。うわっ!とすごくびっくりしたら、幽霊じゃなくて野生児だったという展開が何度かありましたが、彼氏の姪だからということで、そんな不気味な野生児と幽霊のオマケ付きで一緒にくらすはめになったアナベル(ジェシカ・チャステイン)はとても頑張った、と思う。そして、二人の姉妹と「ママ」の秘密に気づく博士には言いたい。「暗い森にひとりで行くなー!」

さて、本作は画面の構図もとてもよかったです。遠くから引いて捉えている光景の隅っこのほうで、ふわっと一瞬何かがよぎるんだけど、よく見えないという、ホラーにありがちだけど、それが絶妙な切り取り方。

製作がスペインとカナダで、監督はアルゼンチンの人だからなのか(さらにデル・トロさんも関わっているからか)、アメリカのホラーとは違う、暗くて湿った空気感に哀しさが漂っていて、『アザーズ』とか『デビルズ・バックボーン』とか『永遠のこどもたち』あたりが好きな人にはオススメ。

「ママ」の正体も悲しかったし、最後もねえ、切ない終わり方なんだよね。しかしよくよく考えると、全員が一応は幸せなので、ハッピーエンドなのかもしれない。それぞれ自分が求めているところに収まったから。でもお姉ちゃん、辛いよね(涙)。

オマケとして、元になったショートフィルム貼っておきますね。デル・トロさんが冒頭で絶賛してます。


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by rivarisaia | 2014-06-25 17:05 | 映画/洋画 | Comments(3)

ノア 約束の舟(Noah)

どうやら私、アロノフスキー監督とあまり相性がよろしくないみたい…。残念ながら私は選ばれし観客ではなかったのですが、けっこうツッコミどころもいろいろあって、観終わったあとの話にはわんさか花が咲きました。

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ノア 約束の舟(Noah)』監督:ダーレン・アロノフスキー

旧約聖書のノアの方舟の話です。ノア(ラッセル・クロウ)が巨大な方舟をつくり、洪水が世界を滅ぼす、という話です。出だしの雰囲気、世界観はマッドマックスみたいです。ここで、私、けっこう期待しました。「旧約聖書」meets「マッドマックス的近未来」。いいぞー!

でも……なんか…その後に、トランスフォーマーのような岩石が出てきて、急にロード・オブ・ザ・リング風味に。やる気のないガンダルフ…じゃなかった、ないがしろにされてかわいそうなアンソニー・ホプキンスおじいちゃんも出てくる。

このアンソニー・ホプキンスは気の毒です。一人でひっそりと洞窟に暮らしてるんですけど、そこにノアの奥さんがやってきて、「イチゴ持ってきてくれたの?」とワクワクして訊ねるホプキンスじいさんに、ノアの奥さんはこんなことを言う。

「え、イチゴ? ごめん、知らない。それより、うちの子どもが将来一人ぽっちで孤独に生きるみたいなんだけど、それって酷くない!?」


ホプキンスじいさんポカーンとしてたよね。「一人ぽっちで孤独って…俺もだけどね…」みたいな表情で。人間って本当に自分のことしか考えないのね、という場面ですね、きっと。

さて、その後いろいろあって、洪水がきて、何故かノアお父さんは「モスキート・コースト」化するのだが…という話でございました。うーむ。

以下、箇条書き。

・映画と違って、聖書では、息子三人にそれぞれ嫁がいて、方舟に乗ってます。そうじゃないと、「産めよ、増やせよ」ってどうやって? 相手いないじゃん。近親相姦になっちゃうじゃん!とは思いました。ノアたち以外に世界のどこかに生き延びてる人がいたとしたら、洪水も方舟作った意味もないしね!

・ノアが素っ裸で寝ちゃったエピソードがなぜか無理矢理入ってた。別にあれ、入れなくてもよかったんじゃ…。

・やけにチープな演出のエデンの園回想シーンは…あれは一体…なに…

・旧約聖書はスペクタクルなので、ダビデ王あたりを映画化してもいいかもしれない。アロノフスキー以外がいいです。
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by rivarisaia | 2014-06-21 22:56 | 映画/洋画 | Comments(0)

GF*BF(女朋友。男朋友)

観終わったあとに、いつまでも心に残って、たとえば道を歩いている時になどふと思い出したりする、そんな映画です。人生なかなか思い通りにいかないこといっぱいあったな、という大人のみなさんにかなりおすすめ。

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GF*BF(女朋友。男朋友)』監督:ヤン・ヤーチェ/楊雅喆

1985年の戒厳令下の台湾で高校生だった美宝(グイ・ルンメイ)、忠良(ジョセフ・チャン)、心仁(リディアン・ヴォーン)の仲良し3人組。

男勝りの女子高生・美宝は、同級生の忠良のことが好きだったのだが、忠良は美宝のことをいい友だちだとしか思っていない。やがて美宝は、自分に片思いをしてた心仁と付き合うようになる。

時は流れて民主化運動の盛んな時代に大学生になった忠良と心仁。働いている美宝は、相変わらず心仁と付き合っているのだが……。


1985年から2012年までの台湾に暮らしていた3人の男女の話です。およそ30年の台湾の世相を反映しつつ、描いているのは、辛いことやしがらみと挌闘しながら生きている3人の若者です。もちろん楽しいこともいっぱいあったし、振り返れば人生にはキラキラした瞬間がいくつもあるんですけども、人生どんづまりになって、どうにも身動き取れなくなってしまうこともよくあります。

それこそ戒厳令下で不自由なことだらけだったはずの高校時代が、一番自由にのびのびできていた時代に思えてしまうのも、ちょっと切ない(それでも、未来はきっと明るいと予感させる映画なのがいいところ)。

程度の差こそあれ、何かしらのどんづまり経験がある人は、この映画を観たあとにはきっと、ほとんど水の抜けてしまったプールの塩素の匂いとか、夏の日の夕暮れの光の色とか、ふいに心に蘇ってくるんじゃないかなあ、とそういう気がいたしますよ。

『GF*BF』公式サイト
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by rivarisaia | 2014-06-16 23:48 | 映画/香港・アジア | Comments(2)

うわ、懐かしい!と久々に観てみたら、昔観た時よりも断然、キャシー・ベイツに声援送ってました。自分の年齢が上がったせいでしょうか……。がんばれ、エヴリン!

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フライド・グリーン・トマト(Fried Green Tomatoes)』監督:ジョン・アヴネット

冴えない主婦のエヴリン(キャシー・ベイツ)はチョコレートの食べ過ぎで全然痩せられないし、夫との仲は倦怠期だし、どうにもパッとしない毎日を送っていた。

ある日、エヴリンは夫と一緒に叔母のいる老人ホームを訪れ、そこでニニー(ジェシカ・タンディ)という老婦人と出会う。ニニーはエヴリンに、昔話を語りはじめる。

昔、アラバマにイジーとルースというふたりの女性がおりました……


現代のエヴリンの話と、ニニーが語る昔話が交互に描かれるという構成です。

イジーとルースは人生いろいろありまして(詳しくは映画をご覧ください)、カフェを経営するんですけども、フライド・グリーン・トマトはそのカフェの名物料理です。この映画を観るとすごく食べたくなるのですが、日本だと緑のトマトがなかなか売ってないからなー。緑のトマトといえば、大草原の小さな家シリーズで、母さんが「緑のトマトのパイ」を作っていて(アップルパイの代わりとして)それも美味しそうなのだった。

久々に観て、時代を経ても色あせない映画だなーとしみじみしたと同時に、ちょっと愕然としちゃったことが。

この映画の扱ってるテーマは、DVだったり、人種差別だったり、理不尽な社会に立ち向かう女性の強さだったりするのですが、本作が公開された頃にくらべて、アメリカもだいぶ変化したし、ましてや映画が描いている昔話の時代からはかなり進歩したな〜と感慨深いわけですよ。それにくらべて日本社会ときたら、周回遅れも甚だしい感じ……あれれー?

今の日本は、ちょうどチョコバーをかじりながら講習会に出ているイヴリンと同じくらいのレベルにいるのかもしれません。あるいは駐車場で泣いてるイヴリンか。そろそろハンマーで壁をぶち壊す時代になってもいい頃合いですね。トゥワンダ!!

ちなみに原作にある同性愛的な要素が映画では描かれてないと、かつて一部で批判されてたんですけど、注意してみると、曖昧に仄めかしているようにも見えるんだけどな。いずれにせよ、セクシュアリティを超えて「女性がんばれ映画」として、かなりよい作品。

そして……余談ですけど、何故か今度は『ミスティック・ピザ』が観たくなってきちゃったんですが……南部の食べ物映画つながりでしょうか……。
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by rivarisaia | 2014-06-12 23:53 | 映画/洋画 | Comments(0)

おしいれのぼうけん

古田足日さんが亡くなられたそうで、古田さんといえば、田畑さんとセットで、この絵本なのである。

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おしいれのぼうけん』古田足日著、田畑精一絵、童心社

私も妹もお世話になった本で、表紙もすっかりボロボロ。

子どもの頃、言うことを聞かないと、押し入れに入れられていた時代が私にもありました。「ねずみばあさんが来るぞー」と脅されたりもいたしました。押し入れは、ねずみばあさんワールドへの入り口である。子どもの頃に『おしいれのぼうけん』に出会ってない人は、ちょっと残念!という感じもしますが、今からでも遅くないので、ぜひねずみばあさんと二人の少年に出会うといいと思いますよ。

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ものすごく好きな見開きはこれ。今でも夜にがらんとした高速道路を走る機会があると、これはもしやねずみばあさんの世界では…とうっすら考えてしまうくらい好き。

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ねずみばあさんは、こうやって、時々ビルの上からみんなのことを見下ろしていると思いますね。
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by rivarisaia | 2014-06-10 01:03 | | Comments(2)

死霊館

有名な超常現象研究家のウォーレン夫妻(実在の人物)が、これまで調査した中で最も恐ろしい事件だったと語る1971年の出来事の映画化です。

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死霊館(The Conjuring)』監督:ジェームズ・ワン

ロードアイランド州の一軒家に越して来たペロン一家が、次々と奇怪な出来事に遭遇し、やがて事態はエスカレート。そこで、超常現象研究家のウォーレン夫妻に助けを求めるのだが……


先日、諸事情により海外の心霊サイトを見てたんですよ。そういや、昔住んでたテキサスのわが町にも、心霊スポットって「一応」あったよなーと、テキサスのわが町心霊スポット紹介サイトを検索してみたら、あるにはあった。

あるにはあったのだが、何と言うか……どれも陽気でフレンドリーなテキサス人らしいサイトばかりで、心霊っぽい湿った恐怖が皆無なのである。例えば

歴史ある○○ホテルの2階には18世紀の幽霊がうろついているので、忘れずにチェック! それからホールをさまよう老婦人もいるかもしれません。会えるといいね。グッドラック!


といった調子で、ええと、この、珍しい動物を探すような楽しげなノリは何ですか。

まあね、テキサス人にとって真に怖いのは、さまよってる幽霊よりも、さまよってる逃亡中の連続殺人犯。それからヒッチハイカーをさらって労働させる奴隷農場の話……。そういうほうが真実味があって、心の底から怖い。ああ、私もテキサスのせいで幽霊なんて、あんまり怖くなくなっちゃったよね…(しんみり)

だいぶ話がずれましたので、本作に戻りますと、

さすが東海岸は能天気な砂漠とは違う!

幽霊もテキーラ飲んで酔っぱらってんじゃないのかと思いたくなるサボテン地域とは、ぜんぜん違う! 森に湖、そして魔女狩りという邪悪な歴史! やっぱり湿ってる感じがないとダメだよなー。

全体的にはそれほど怖くなかったのですが、なかなか面白かったです。最初のほうは、ワッ!と脅かされるようなビックリ場面が多くて、いちいちびっくりしてましたが、ただ最後のほうは、結局霊なんだか悪魔なんだかよくわからなくなった上に、邪悪なパワーが強力すぎてやや引いた。

最後に勝つのは家族愛かあ、と思いつつも、あんなことあったら、娘はトラウマじゃないのか、お母さん……と家族の今後がちょっと心配です。
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by rivarisaia | 2014-06-06 01:27 | 映画/洋画 | Comments(2)

今年は冷夏になるらしいのですが、ここ数日は真夏並みに暑い。日中30度超えてるせいか、夜になっても部屋の中の熱気が去らない。6月なのにすでに夏バテ気味なのですが、もうどうしたら……。

いっぽう、今年のイタリアは変な天気でしたよね。アイルランドから雨も一緒に連れてきてしまったのか、ちっとも晴れなくて、ふだん滅多に雨など降らない南部も雨だったし、昨日のトリエステでの表彰式も雨でした。あ、ジロ・デ・イタリアの話ですよ。

天気も変でしたけど、レースもふだんとは違って、イタリア人(というか欧州勢)の活躍があまり目立たなかったですねー。アルは頑張ったけど。すごかったのはコロンビア勢!

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余談。品川〜高輪を散歩中に勾配22%の坂道を発見。こんなの自転車登るの無理だわー。

16ステージのガヴィア峠とステルヴィオ峠は雪が降っていて、何故に雪山を自転車で登ったり降りたりしてるのか、毎度ふと我に返ると不思議でなりませんけど、このステージはちょっと後味悪かった。

ジロの公式ツイッターがね、危ないから下りはニュートラルになります(下りではレースをしない、追い抜き禁止ということ)とつぶやいた後、そのツイートをしれっと削除し、「さっきのは誤報でした」と再びツイートしたのでした(私もこの目で確かに見た)。

え、どっちやねん。


ゆっくり下ったマリア・ローザのグループと、勢いよく下った人たちの間に大きなタイム差が付いちゃった。その結果、マリア・ローザを手に入れたキンタナさんは、次の日ブーブー言われてましたけど、山岳TTで驚異的な強さを見せつけたので、もう誰も文句言えなくなって、ほんとよかったと思います。そのままトップの座を維持して、今年の優勝も決めました。おめでとう!

山岳賞のアレドンドもコロンビア人なんですよね。ちっこくて愛嬌があって、日本のチームで活躍してた人。そして飯田の山で行方不明になったという愉快な人(笑) 失踪事件について詳しくは福島晋一さんのブログをどうぞ

ポリスに行けと言ったら、逃げちゃった、って、なんでだよー(笑)

ツールが始まる頃には涼しくなってるといいな……。
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by rivarisaia | 2014-06-02 23:40 | 日々のよもやま | Comments(11)