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セッション

やるつもりのことを「To Doリスト」にどんどん放り込んでいたら、ちっともクリアできないまま黄金週間に突入。もうじきジロ・デ・イタリアも始まってしまうではないですか。ひー。そして忘れないうちに感想書いておこうと思ってたものもどんどん溜まっていくのであった。今日は、その一つ。

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セッション(Whiplash)』監督:デミアン・チャゼル

あらすじはあまり知らずに観たほうが面白いです。ざっくり言うなら、名門の音楽学校に入ったニーマン君が、ジャズドラマーを目指すも、鬼教師フレッチャーから常軌を逸するしごきにあって……という話なんですが。

フレッチャー先生は、絶対音感ならぬ、絶対テンポ感の持ち主で、テンポにうるさい。テンポが合ってない、遅い、速い、ちゃんと数えろ、1、2、3、4、と激しく怒られ、物を投げつけられるニーマン君を見ていて、ああ、私も「雰囲気で弾くな、何拍子かちゃんと数えろ」とよく怒られたなー、と遠い目になりましたが、私のチェロの先生はそこまで気違いスパルタではございませんでした。

先生がそんなに怒ってばかりだと生徒が萎縮すると思うんだけど、フレッチャー先生が常軌を逸しているというなら、じつはニーマンくんもかなりアレ。

ふたりともつくづく頭がどうかしてるので、正直にいうと映画の途中で、彼らがどうなろうが、あたしゃ知ったこっちゃないよ、と投げやりな気分になったのも事実です。

が!

が!!!

ラストで驚愕。その展開は予想してなかったので、「え? ええええ!?」と椅子からずり落ちそうに。常軌を逸したふたり、最高。まあね、ありゃねーよと言う人がいるのもわからなくもないですが、私は「これが俺たちのセッション!」みたいなラストシーンを思い出すと、いまもニヤニヤ笑いが止まらないです。うひひ。
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by rivarisaia | 2015-04-30 15:07 | 映画/洋画 | Comments(0)

まだまだベストセラー入りしてるみたいなので、こちらの本の感想書いておこう。売れているということは、そのうち邦訳もでるとおもいます。

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The Girl on the Train』Paula Hawkins著、Transworld

毎日、電車でロンドンに通勤しているレイチェル。電車はいつも、住宅街の側で信号待ちをするのだが、その際に、ある一軒家を眺めるのが、レイチェルの密かな楽しみになっている。その家には幸せそうな若い夫婦が暮らしていた。

ところが、ある日のこと、レイチェルを信じられない光景を目撃し……


やたらと『ゴーン・ガール』と比べられている本作ですが、女主人公がまったく信用ならない語り手な上に、ぜんぜん共感できないというところに、共通点があるかしら、程度です。

語り手の信用ならない度数はかなり高い。後出しジャンケンもいいところだ、お前、それもっと早く言え、と何度思ったことでしょう。しかもレイチェルは、ええとこれはすぐに明かされることなので書いてしまいますが、アル中です。「もう飲まない」とか言いながら、飲んじゃう。そして酔っぱらっちゃって記憶をなくしたりするもんだから、信用度はさらにガタ落ちです。

どうにもだらしなくて、自分に甘いレイチェル。まったく共感できないどころか、読んでいて、何度となく

レ〜イチェ〜ル〜! あんた、もう何やってんの! バカバカバカ!!


と、すっごくイライラしどおしだったんですけども、レイチェルへの不満がいつのまにか同情に変わり、最後のほうでは、「レイチェル、がんばって!」と応援していた私であった。何なんだ……。レイチェル以外の登場人物もけっこう酷いです。

ところで、これだけ話題になっていると映画化しそうな気もしますが、語り手はもちろん誰も信用できない!という構成が効いているので、映像にするよりも文章のほうが楽しめる作品ではないかと思います。ラストで、事実が明らかになってからが冗長な気もしましたが、ページターナーで楽しめました!
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by rivarisaia | 2015-04-23 23:55 | | Comments(0)

週末は京橋方面に用事があったので、INAXのギャラリーに寄ってきた。
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『科学開講!京大コレクションにみる教育事始展』
開催期間:2015年3月5日(木)~5月23日(土)
LIXILギャラリー
東京都中央区京橋 3-6-18 東京建物京橋ビル LIXIL:GINZA 2F
公式サイト


京都大学の前身である旧制第三高等学校で使われていた物理や科学の実験道具、生物や鉱物の標本などが展示されているので、科学の道具が好きな人はGO! 昔の実験道具は、スチームパンクっぽくてかっこいい。おまけにマイナスねじがふんだんに使用されているので、マイナスねじが好きな人も迷わずGO!

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標本箱も何点かあります。特に卵! 標本箱に入った卵いいですよね。ほしい!! 近々、銀座・京橋方面に行かれる人はぜひどうぞ。


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by rivarisaia | 2015-04-20 23:55 | 展覧会ほか | Comments(2)

コンピュータの父、アラン・チューリングをテーマにした映画。脚色がたぶんに入っているので伝記映画というよりは、サスペンス映画とおもいました。だってケンブリッジ・ファイブを盛り込んだりしつつ、ハラハラドキドキさせるんだもん。ちなみに、ネジ映画で、帳面派です。

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イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密(The Imitation Game)
監督:モルテン・ティルドゥム

副題の秘密が何を指しているのか、私には今ひとつわからなくて、映画観たあともよくわからないんですけども、もしチューリングが同性愛者だったことを意味するのであれば、いまだにそのことを「秘密」なんて言い続ける必要ないじゃない、とやや納得いかない。

それはさておきまして。

映画はとてもよくできていて、果たして英国のチューリングたちは、エニグマの暗号をどうやって解読するのか。現在と過去をいったりきたりすることで、緊張感を保ちながらみせてくれるわけですよ。私、ちょっと泣いたよ、あのマシンが動いた瞬間。

しかし、暗号を解読した後には、さらなる苦渋の選択が待ちうけていたのであった……。

アカデミー賞の授賞式にて脚本のグレアム・ムーアは「Stay Weird, Stay Different」というスピーチを行ったのですが、「あなたが普通じゃないから、世界はこんなに素晴らしい」というのが本作のテーマであり、したがって本作は、普通じゃない人たちへのちょっとした応援歌でもあるのでした。

ところで、学生時代のチューリングくんは、ランチタイムにお皿の上でニンジンとグリーンピースをよりわけていましたけども、うちの祖父は、ミックスベジタブルってあるじゃないですか、あれをお皿の上でニンジングループ、コーングループ、グリーンピースグループに分けてから食べていました(母が見て「びっくりしたわ…」と言ってた)。

私はミックスベジタブルを分類することはないですけど、その気持ちはとてもわかる……ので(したがってミックスベジタブルは苦手な食材である)、チューリングくんがニンジンとグリーンピースをよりわけるのも、「ああ、わかる!わかるよ、その気持ち!」と思った次第です。ただ残念なことに、チューリングくんと違って、私は天才ではないのでした。


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by rivarisaia | 2015-04-14 19:46 | 映画/洋画 | Comments(0)

さてさて、今年は西の教会と東の教会で復活祭の日が違う年ですが(去年みたいに同じ日のほうがあまりないですね)、私は一足お先に復活祭でしたけど、東の方々は本日が復活祭。おめでとうございます!

でね、先週の復活祭に我が家ではキアゲハの第1号が羽化したんですけど、今日、第2号が羽化してたよ。さすが復活祭……。

アゲハというのは羽化の前日に蛹が透ける、というのはすでに何度か書きました。でね、2号は8日の水曜の晩には透けてたんですよ。しかし木曜も金曜もおそろしく寒かったので羽化を止めたようである。というか、もはや死んでるんじゃないかとも思ってました。
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この状態でピクリともしないんですよ。このまま羽化しないかもね…と半分あきらめた。
ところが、今朝。
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うわーすごーい! 復活した!

みなさんも HAPPY EASTER!



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by rivarisaia | 2015-04-12 21:21 | 生きもの | Comments(8)

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お久しぶり!
Buona pasqua! Happy Easter! 復活祭おめでとう〜!

キアゲハの第1号が本日、羽化しました!
イースターのびっくりプレゼント。

ナミアゲハよりもサナギが大きいんですけど、成虫も大きい気がします。
次はナミアゲハとキアゲハを両方越冬させて比較したい。


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by rivarisaia | 2015-04-05 14:35 | 生きもの | Comments(0)