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by 春巻まやや
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伊勢に行ってきた2:伊勢神宮つづき

前回、私は「伊勢神宮という大きな神社がひとつどどーんと建っていると思ってた」と書きました。つまり、伊勢神宮とは、カトリックにおけるヴァチカンのサン・ピエトロのようなもの、と考えていたわけですが、ぜんぜんちがった。

行く前から「いや、いっぱいあるんだよ。それひっくるめて伊勢神宮なんだよ」とは聞いてたけど、実際に見るまでどういうことなのかよくわかんなかったのね。「内宮(アマテラスさんがいる)」と、「外宮(アマテラスさんの食事をつくる神さまがいる)」という2大神社が、5〜6kmくらい離れた場所にそれぞれ建っており、さらに、あちらこちらに、いろいろな神様をまつっているお宮とお社が125ほど点在していて、それらをひっくるめて伊勢神宮と呼ぶ、ということです。
「アマテラスオオミカミさんがひとりじゃなにかと不便だろうということで、お食事をつくったり身の回りのお世話をするトヨウケノオオミカミさんをお呼びしました。それが外宮」
それを聞いて、えーわざわざ呼ばれて世話係か……そりゃ大変ね……としんみりした私ですよ。式年遷宮も、20年に一度なんてけっこう期間短くない?と思ってましたが、技術を伝承していくには、職人と後継者の年齢などを考慮するとちょうどいい年数だったことも納得。昔は紙が貴重だったので、のちの世代に伝えるのに情報を書き残すという手段は取られなかったというのもなるほどなーと思いました。

で、前にお宮が建ってた場所(そして次の遷宮で新しいのが建つ場所)はぽっかりと空き地になってるんですが、メインの建物が建てられる位置に、小さい目標が建てられていて、これすごくかわいい!
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右の奥に見えるのが今のお宮、手前の小さい家みたいなのが、以前/次のお宮の場所を示している。
b0087556_13111141.png
古い建物を取り払ったあとに、この小さいのを新しくつくって配置するらしいですよ。かわいい。もうひとつ「へええ!」となったのは、時々樹木に竹が巻いてあるんですけど、その理由が「人除け」だったこと。

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参拝にきた人が、記念に(お守りとして)樹の皮をはいで持って帰っちゃうことがあるんだって。そうすると樹が弱ってしまうんだけれども、伊勢神宮としては禁止の立て看板とかを建てたくないので、奈良のシカ除けからヒントを得て、竹を巻いてるそうです。いろいろ大変なのね。。。

ちなみに今回は「神宮会館」に泊まりました。トイレと浴場が共同タイプの朝食付きの部屋。きれいだし、お値段も高くないし、内宮から近くてとても便利。早朝の内宮散歩に参加したんですけど、わかりやすい説明つきでとてもよかったです。おすすめー。

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by rivarisaia | 2015-07-23 13:26 | 旅行・お出かけ・さんぽ | Trackback | Comments(0)

伊勢に行ってきた1:ミニマル・デザインについて考えるの旅

またもや、たいそうご無沙汰してました! 先週は伊勢に行ってました。はじめての伊勢神宮。大変に興味深い場所でした。デザイナーは一度は行くべき、と言われている意味もわかった(私はデザイナーじゃないけど)。

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この佇まいは本当に美しいですね。ザ・ミニマリズム。小道具のデザインもとても可愛らしい。いかにも「弥生時代〜奈良時代」という感じがしました。これが平安になると、もうちょっと金きらしてくるイメージ。

怒られるのを覚悟で正直に告白すると、第一印象が「わ、すごく無印良品っぽい……」だった私です。というか明らかにMUJIのルーツはここにあるよな、と思うわけですが、そんなことをぶつぶつツイッターで言っていたら、フォロワーさんからまさに原研哉さんの無印良品のエンプティネスについてのトークを教えていただきました(コチラ)。やっぱり、そうだよね!!

スペインの建築家アルベルト・カンポ・バエザにも共通するものがある気がするよね。光や自然との共存という意味で。

伊勢神宮といえば、勝手に足を踏み入れてはならない場所がたくさんあるとか、正装じゃないと入れない場所があるとか、いろんな話を小耳に挟んでいて、とにもかくにも神聖な場所でござるという印象が強かったので、異教徒の私が参拝もせんと見学だけで粗相があったらどうしよう……と無駄にへっぴり腰だったんですが、結論から申しますと特に問題ありませんでした。
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入れない場所はこのように縄が張られていて、ひとめでわかるようになっている。

すごくいいなーと思ったのは、入り口の鳥居をくぐった後に手水舍もあるんだけども、清めるための川が流れているところ。

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こんな感じで川べりまで降りることができるんだけども、立地については大変よく考えられてます。写真は内宮の川ですが、瀧原宮の川の雰囲気もとてもよかった。

そう、私はこれまで、伊勢神宮という大きな神社がひとつどどーんと建っていると思っていたのだが、どうやら違うらしい、ということを旅行の前に知り、いまひとつそのコンセプトがつかめなかったんですけども、説明を聞いてなんとなく把握しました。その話はまた明日!


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by rivarisaia | 2015-07-21 18:52 | 旅行・お出かけ・さんぽ | Trackback | Comments(4)

フランス百科全書絵引

ご無沙汰しておりました。わたくしのマシンが次々と不調を訴えてきて、いろいろと面倒をみたり(修理まではいかない)データを整理したりしてました。まだちょっと機嫌悪いみたいよ。

で、写真を整理していたら、懐かしい本が出てきたので紹介します。

『百科全書』とは、フランスの思想家ディドロとダランベールを中心とした知識人たちが20年以上かけて編集、作成した百科事典です。全巻の翻訳は出てないけど、図版を1冊にまとめた巨大な本が出ています。

それがこれだ! ドドーン!
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大きさがわかりやすいように、岩波文庫を上に置いてみました。

フランス百科全書絵引』ジャック・プルースト監修・解説、平凡社

いろいろな機械や道具の図版はもちろん、コレオグラフィーやカリグラフィー、文字、動物の絵、戦艦(帆船)の陣形とか、いろんな図版が出ていて、かなり楽しい。家にあってもいいのかもしれないけど、いかんせん大きすぎる……。絶版のようなので、興味のある人は図書館か古書店で探してみてください。

わたしは図書館で借りたんですけども、カウンターのお姉さんに「すごく重いですけど、これ持って帰れますか……?」と心配されました。そしてわたしが持っていたトートバッグには入らなかった。したがって、雨の日に借りるのは危険な本。

本書の目次は以下のようになっております。
第1部:天然資源の開発(農業、漁業)
第2部:文化(建築・劇場、美術技法、音楽・楽器、文字・書物)
第3部:諸科学
第4部:技術(木材技術、金属技術、繊維技術、皮革技術、陶磁・ガラス技術、主要化学技術)
第5部:社会(上流社会の風俗、軍事技術、日常生活の手仕事)
中ページは図版がメインです。
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こんなレイアウトでページの両端に図版のキャプションが入るかたち。このページは「軍事技術」の「艦隊の戦闘隊形」を紹介しています。参考までに部分的に拡大してみますと、こんな図になってる。

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この調子でじつにさまざまな図版が収録されていて、なんらかの資料にもよさそうだし、ひまなときに眺めるのにもよさそうです。ただし重いけど!!

また朝倉書店からも、12000円とお高い本なんですけども、ディドロ『百科全書 産業・技術図版集』という本が出てます。こちらは89ページに「ねじの製造」って項目があってね、
「ねじは16世紀に現れたが、20世紀までの千年紀に発明された最高の工具」
と書いてありました。VIVAねじ!

百科全書は原書のデジタル版がいろいろなところで公開されているのですが、たとえば大阪の図書館のデジタル画像はこちらで見られます。

さりげなくこうしてフランスネタなのは、今年もツール・ド・フランスが始まってるからでした! 早く梅雨終わらないかなー。


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by rivarisaia | 2015-07-08 20:24 | | Trackback | Comments(2)