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若さは向こう見ず

日本でもさまざまなジャンルのインド映画が公開されるようになり、選択肢が増えてちょっとうれしい今日この頃。

今日から東京で上映中なのが、インド映画で全米オープニング9位に初ランクインしたという恋愛青春ドラマ。あの『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』でみんなのハートを虜にした、インドのべっぴんさんこと、ディーピカちゃんも出てますよ!!

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若さは向こう見ず(Yeh Jawaani Hai Deewani)』監督:アヤーン・ムケルジー
真面目で勉強一筋だった女学生ネイナー(ナイナ)は、たまたま再会した高校のクラスメイト、アディティからグループでトレッキングに出かけると聞き、親に反抗して急遽旅行に参加することに。
クラスの人気者だったバニーや、ギャンブル好きのアヴィ、そしてアディティとネイナーの男女4人は楽しい時を過ごし、やがてネイナーはバニーに心惹かれていくのだが……
というのが、前半のあらすじ。

人気者でお調子者で、結婚は人生の墓場だと考えていて、ひとつの場所にじっとしていられない性格のバニー(ランビール・カプール)。
真面目で地味で、ハメを外したことなど一切なく、ひたすら堅実な人生を歩んできたネイナー(ディーピカー・パードゥコーン)。

こんな正反対の二人の8年越しの恋の行方を描いたドラマで、後半は、くだんの旅行から8年後、世界を飛び回っていたバニーが友人の結婚式に出席するためにインドに戻ってくるという話になります。

しっかし、この映画はよくよく考えてみると、前半はほぼトレッキング旅行しか描いてなくて、後半のほとんどは旅行から8年後の「ある人の結婚式」しか描いてなかった! それなのに展開が気になっちゃって、まったく飽きなかったっていうのがすごい。

夢や希望でいっぱいの青春時代の前半と、いろいろと挫折や悲しい経験をして折り合いをつけながら大人になっていく後半がうまく対比されていまして、なかなか心に沁みる物語になってましたよ。欲張って生き急いでる人の心に突き刺さるような名言があったりして、人生つねに出遅れてる私ですらも「日々、今という瞬間を大切に味わってないかもしれんね……」と深く反省したよね……(遠い目)。

全体的に画面がとっても華やかで、行きたくなるような風光明媚な場所がたくさん出てくるし、ダンスシーンも心踊るし、ファッション(特に結婚式の伝統衣装)が色鮮やかで美しく、目に楽しい作品でもありましたね。

ついでに本作は「帳面派」映画でした。バニーくんは行きたい場所・行った場所を記した帳面を1冊持っている。あれは果たして1冊で済んだのか、それとも1冊でも空白のページがあるのか、帳面をちょっとみてみたい。

『若さは向こう見ず』は都内では渋谷(8/15〜9/4)と大森(9/12〜10/9)で上映予定です。詳しくはコチラのサイトをどうぞ。

予告編も貼っておきますね。



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by rivarisaia | 2015-08-15 23:22 | 映画/香港・アジア | Comments(0)

最高殊勲夫人

昔の邦画で見ることができる風俗の描写はやっぱり面白いなー。
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『最高殊勲夫人』監督:増村保造

杏子(若尾文子)は、ごく普通の家庭・野々宮家の三女。
その野々宮家では、長女の桃子が三原商事の社長である一郎と結婚、そして次女の梨子が三原商事の専務で社長の弟でもある二郎と結婚しており、桃子と梨子はそろって妹の杏子を三原家の三男坊、三郎(川口浩)と結婚させようと目論む。
杏子も三郎も、そんな策略に乗っかって結婚なんて、絶対ない!と決意するのだが……

大変に時代を感じさせる内容で、現代の私にしてみれば、桃子と一郎夫妻にはかなりイラッときちゃって、「うわーやだー」という気持ちでいっぱいになり、まったく笑えない場面なんかもあるんだけれども、あややと浩がかわいいから許せます。この作品の川口浩はけっこう好き。ロカビリー喫茶(!)で杏子と三郎がお互いの気持ちを告白する場面は、ほんとにほんとに可愛い。

杏子は丸の内にある三原商事で仕事をすることになります。三原商事は東京駅のすぐそばのビルディングのようなんですけど、当時の丸の内社員は、昼休みに屋上でバドミントンだのゴルフだのをやるのは当たり前だったのかしら。他の映画でも、そういう描写をよく見かけるんだけれども、屋上でバレーボールなんかして、ボールが外に飛んでったりしないのかな……。

いっぽう、杏子の父親がつとめている町の零細企業では、お昼時に女子社員がメザシ焼いてました。会社で……メザシを……。ええと、当時としては別に珍しいことでもなかったのか?

この映画、大映恋愛コメディとしても楽しめますけど、映し出される風俗が面白い。50円で映画三本立てが観られるのかーとか、あややの家の本棚がうちの本棚と同じ!とか、ビルの地下街にあるらしいトンカツ屋やあんみつ屋、サラリーマンが読んでる雑誌など、わくわくするポイントがたくさんあるんですけど、やたら出てきたタカラビールのボトルも気になった。

タカラビールって、1957年〜67年の10年間だけ売られてたんだって(参照)。ラベルのロゴマークがかっこよかった。ちょっと飲んでみたいわ。


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by rivarisaia | 2015-08-12 16:39 | 映画/日本 | Comments(0)

お暑うございますね。東京は猛暑日の連続記録を更新中です。あれ、おかしいな。今年は冷夏って聞いたんですけどもー!また騙されたー!!

さて。本日は久々の更新ですが、虫の話です。

なんと今年は、アゲハようちえんが開園できておりません。

5月にはいたんですよ、幼虫が。ところが6月以降、うちの庭ではアゲハの幼虫を全然見かけません。6月といえば、東京が急に真夏のような気候になったことを皆さん覚えているでしょうか。気のせいかアオムシコバチの発生が例年より早かったのではなかろうか。

一瞬見かけた日もあったんですけどねえ。捕獲する前に消えてましたね……(これはたぶん犯人は鳥)。

今もたまにアゲハは飛んでくるんですけど、幼虫はちっともいないし、見かけるタマゴは軒並みコバチにやられている有様。秋になったら開園できるかな。

そのいっぽうで、今年の庭先で大発生したのがヒロヘリアオイラガです。

ある日の出がけに、門柱に生い茂ってた草を手でひょいと払ったら、

ビリリリリッッ!

と手に電気+激痛が走った。

じつは去年も軽く刺されたので、「またイラガか……」と超ブルーになりつつ、処置をする。

参考までにイラガに刺された時の処置は以下に記しておきます。

  1. 刺されたあたりをガムテープでペタペタやって、毒針毛をとる。この毒針毛は目に見えなくて、取れているのかどうなのかさっぱりわからないものの、とにかく何度かガムテでペタペタやりましたが、いきなり流水でもいいのかも。
  2. 刺されたあたりをひたすら流水にさらして、洗い流す。

以上です。

それでも腫れたりしますが、今回は、クラゲやムカデやケムシに刺された時の「ムヒ・アルファ」を買って塗ったら、すぐに腫れがひきました。ムヒ・アルファ、おすすめ!

そして数日後。

出がけに門のあたりを草を手でひょいと払ったら、ビリリッと手に……(以下略)。

もうね、うんざりですよね!! 自分に対してもアホかという気持ちでいっぱいですけど、じーっと目を凝らしてみたら、ヒロヘリアオイラガがわんさかいるではありませんか。

木の実がなるように、門の茂みに、ヒロヘリがなってる。

宅配便の人や近所の子どもにも危険がおよび兼ねないので、家人とともに久々の大駆除大会をやるはめになりましたね……。草木は剪定し、ケムシは見つけしだい踏みつぶし、最後に薬をまいて終了。数えてないけど、50匹以上はいた。今回使ったのは住友化学園芸の「ベニカJスプレー 速効性ジェットタイプ」です。スプレー式で便利。

おそるおそるついでにチェックしたけど、現時点では今年、チャドクガを見かけてないのが朗報。

最後に、ヒロヘリアオイラガの写真ものせておきますね!
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どう? 見た目はすごく綺麗な色で爽やかな外来種。神奈川県衛生研究所によれば、かつては鹿児島市内にしかいなかったのが、70年代後半に西日本でもみられるようになり、最近関東にやってきたらしい。

ヒロヘリアオイラガは漢字で書くと「広縁青毒棘蛾」です。

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縁(へり)が広くて、体の中央に青い線が入ってる毒のある棘の蛾。そのまんまじゃんね! まさに名は体を表していたのだった。



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by rivarisaia | 2015-08-05 23:36 | 生きもの | Comments(2)