「ほっ」と。キャンペーン

東京国際映画祭のチケット問題に振り回されていたら(この件については後日書く)、いつの間にか映画祭期間に突入しました。

でもその前に! この映画を紹介しておきたい。

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名前が「O(オー)」から始まる24人の女性の「生」と「性」の物語

神聖なる一族24人の娘たち』監督:アレクセイ・フェドルチェンコ

公式サイトより、以下まるっと引用。

500年もの間、ヴォルガ河畔で独自の言語と文化を保ってきたMari(マリ)人たち。彼らは、ロシア連邦の中で際立って特異な民族で、どこにもない宗教や世界観を持ち、彼らの間には、今も様々なフォークロアが息づいている。本作は、マリの女性たちにまつわる説話を基に映画化。ロシア版「遠野物語」や「アイヌ民話」のような、優しくて哀しい不思議な世界が広がる。

とってもとっても面白かった。シュールでさっぱり意味がわからなかったりもするけれども、さいこう。

マリ人というのは今回初めて知りましたが、ロシアの少数民族で公式サイトによれば、ヴォルガ川やカマ川沿岸に居住しているウラル語族系民族なのだそうです。草原のマリ人、山のマリ人、東部マリ人がいて、映画は草原のマリ人である牧地マリ人の村が舞台。

私はいま、マリ人に対して興味津々である。

映画は短いエピソードが次々と繰り出される(数えてないけど24人分のエピソードがあるんじゃないかな)という構成で、中でも印象に残っているのが、

・風にさらわれる女性の話
・森の精霊の呪いで、夫に触られると性器から鳥の声がするようになった女性の話
・男の亡霊たちにより、女性たちが裸で踊るはめになる謎のキセリ・パーティーの話
・自分を振った女性に向けて男がゾンビを放つ話
・初潮がきたら吹かないといけない長い笛の話

の5本です。これだけ読んでも、どんな話なのか見当もつかないだろうし、映画を観た私もあれはいったいなんだったのかな…と首をかしげるばかりなのですが、なんだかよくわからない、だがそれがいい、というのが民話というものですよね。ふっふっふ。

出てくる食べ物やインテリア、民族衣装も気になるし、私はいつかこのマリ・エル共和国に行ってみたい。とてもとても行ってみたい。そんな気持ちで満ち足りた気分になった映画です。おすすめ。


おまけとして予告編をどうぞ。



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by rivarisaia | 2016-10-25 22:11 | 映画/洋画 | Comments(0)

ハドソン川の奇跡

日本語のコピーが、英雄は容疑者になった、とあるけど、「容疑者」という言葉はちょっと合ってないような気がする。他に言い方はなかったのかな。2009年に起きた、USエアウェイズ1549便の不時着水事故と、その後を描いた物語。

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ハドソン川の奇跡(Sully)』監督:クリント・イーストウッド
乗員乗客155人を乗せた航空機が、マンハッタン上空でバードストライクにより両エンジンが停止し、コントロール不能になってしまう。しかし機長のチェズレイ・サレンバーガーの冷静な判断により、機体はハドソン川に緊急着水。奇跡的に全員が生還した。
機長は一躍、国民的英雄となるが、しかし、果たして機長の決断は正しかったのか。不時着以外の選択肢はなかったのか。国家運輸安全委員会の厳しい追及が待ち受けていた……
とりあえず、全員が無事に助かることがあらかじめわかっている事故の再現映像は、とても心落ち着いて観ることができますね。それでもかなり緊迫して、ハラハラはするんだけれども、私の心のどこかには余裕があった。

また、最近の事件・人物の映画化が苦手な私ですが、本作は「何があったか」にフォーカスして余計な装飾が少なかったせいか、現実とフィクションの違いを想像して居心地悪くなったりすることもなかったです。ただまあ、クリント・イーストウッドの愛国精神的な面は少々うっとうしい(正確には、今回はこそばゆい)…ということも再確認しました。

シミュレーションでは空港に戻れたはずだ、という安全委員会と、それは不可能だったという機長の主張は真っ向から対立。でも機長の心の片隅には、もしも自分の判断が誤りだったら?という気持ちもあるわけですよ。さんざん英雄扱いされてきたけど、今さらどうすんのというプレッシャーはんぱない。関係ない私も想像するだけで胃が痛い。

最終的には機長が正しいことが証明されるんですけれども、シミュレーションはなぜ間違ったのか、それが解明されるところで気分が高揚しました。いやあ、ぐうの音も出ないとはまさにこのこと。

事故全体を振り返ると、全員が助かったのは、まず機長の適切な判断があり、それから副操縦士や乗務員、管制官や救助活動にあたった人々など、関係者それぞれがきちんと自分の仕事をして、チームワークが機能したおかげなんですよね。

余談ですが、本作で一番印象的だったのは管制官のお兄さん。さっきまで交信してた飛行機落ちちゃった…って会議室でひとり泣いてたけど、全員無事だと聞いた瞬間、信じられないという顔していて、彼には「本当によかったね」と声かけたい。


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by rivarisaia | 2016-10-12 01:48 | 映画/洋画 | Comments(3)

お久しぶりです。今年もまた映画祭シーズンがやってきましたが、その前に。

クロアゲハが無事に蛹になりましたのでご報告。かつても比較した時の記事はこれ↓。
今回は、越冬蛹(だと思う。いまさら羽化したらびっくりだよ)です。越冬蛹は、色が茶色っぽくなる確率高い気がする。落ち葉と同化するためかな。

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左がクロアゲハ、右がナミアゲハ。大きさ全然違うね。

クロアゲハの蛹の下に黒いモヤモヤしたものが見えますが、これは蛹を固定している糸。ナミアゲハは透明のような白い糸なんですけど、クロアゲハの色は黒かった! 前回気づきませんでしたが、面白いね。

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横から見た図。頭部分の突起が丸いのがクロアゲハ。

前回はお尻部分がS字に湾曲してたけど、今回はそんなことなかった。なんでだろう。気分かな。

今年の越冬蛹はこの2匹のみです。春になったらクロアゲハが羽化するの楽しみー。



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by rivarisaia | 2016-10-07 19:16 | 生きもの | Comments(2)