<   2017年 07月 ( 3 )   > この月の画像一覧

入院して手術して退院しました!

Twitterでは言いましたが、いつかそのうちやるやると長らく先延ばしにした手術をついにやった!ので、1週間くらい入院してまして、先週退院しました。

b0087556_14253423.png
やたらカラフルな流動食。手術前に流動食で心底よかった、という事案ものちに発生する。

術後翌日は全身麻酔の影響が強く出て「拷問か……」って感じだったけど、2日目からは劇的に調子がよくなった。最近の医学、すごい(今回は腹腔鏡手術でした)。まだ家で安静にしてないといけないとはいえ、微妙に腹に力が入らない以外は特に痛いところもなく元気です。手術の話はいずれまとめて書くとして、いま私は「なぜ夏のゆったりワンピースを買っておかなかったのか!」とひとり反省会中である。

あのね、傷がこすれなくて楽だしね、ゆったりワンピースが複数枚あると便利だよね。もっと早く気づけばよかったよね……。



[PR]
by rivarisaia | 2017-07-30 14:55 | 日々のよもやま | Trackback | Comments(4)

大航海時代の日本人奴隷

最近読んだなかでとても面白くて、おすすめの本がこちら。

b0087556_18571456.png

大航海時代の日本人奴隷』ルシオ・デ・ソウザ、岡 美穂子著、中央公論新社

わくわくするので、出版社の紹介文をまず読んでみて。

戦国時代の日本には奴隷とされた人々が多数存在し、ポルトガル人が海外に連れ出していた。メキシコに渡った3人の日本人奴隷を語る異端審問記録。もう一つの大航海時代史が立ち現れる。

16世紀から17世紀にかけて、奴隷として海外に連れ出された日本人がいた、という話は宣教師の記録にも出てくるし、しばしば目にしていました。しかし実際、どのくらいの人数が、どのあたりの国に行って、およそどんな生涯を送ったのか、具体的なイメージが今ひとつ湧かなかった。この本を読むまでは。

史料に残っている日本人はごくわずかとはいえ、著者が丹念にそうした史料を追い、日本人奴隷の実態について詳しく調査研究したのが本書です。

わたしの想像以上に多くの人が、マカオ、フィリピン、南米、スペイン、ポルトガル……と、世界のあちこちに渡っていたのがまず驚き。ポルトガルには少年遣欧使節以前から日本人がいたらしい。

彼・彼女らの境遇もさまざまで、「期限付きの使用人」として契約したのであって自分は奴隷ではない、という人々も存在したようす。現代の私たちからすれば、人身売買で奴隷なんだけれども、本人は「年季奉公」のつもりでいる、というのも、言われてみればなるほど……。海外でのちに自由人となって、現地の人と結婚した人もいれば、不遇のまま生涯を終えた人も少なくなかったようです。

詳しくその生涯がわかっている「ガスパール(日本名は不明)」の場合、8歳頃に九州でさらわれて、表向きはカトリック教徒を装うユダヤ人のポルトガル商人に買い取られ(使用人としてそこの家の子供と同じように教育も受けている)、異端審問所に追われる主人一家とともにアジア各地を転々とした後、メキシコにわたり、そこで奴隷身分からの解放を求める訴訟を起こし、主人の息子と再会を果たし、はれて自由人になった。なんだか激動の人生である。メキシコでどんな生涯を終えたのだろうか。ガスパール。

マカオにも、17世紀初頭にはたくさんの日本人が住んでいたようだけど、明朝が日本人の入国を制限している手前、本当は日本人が住んでいてはいけないので史料としてはあまり残っていないとのこと。

海外で日本人がコミュニティを作ることもあり、それが各地の当局からマークされていたこともあったそうで、江戸幕府の鎖国のプロセスにも「海外在住日本人の問題が少なからず影響を与えたのではないか」と著者は仮説を立てている。

日本人奴隷は中国人やインド人、そのほかの東南アジアの奴隷とも共存していたようなので、そのあたりの歴史もあわせて詳しく知りたいなと思った。ちょうどアメリカの西部開拓時代におけるアジア系移民(日本人含む)についての資料をちまちまと探して読んだりしていることもあって、アジアの他の国の状況も気になるのだった。

しかし、前述のガスパールの件といい、こうした過去の実情が判明したのは、スペインやポルトガルがきちんと文書に記録し、それをちゃんと保管していたからで、すばらしいとしか言いようがありません。捨てちゃダメだよ、文書。後世の人にとって何が重要になるかわからないからね。

ちなみにこの本の原書は3倍のボリュームがあるそうで、イエズス会と奴隷貿易、ポルトガルによる現状認識などについては未訳なので、ぜひ続きも出してほしいです。刊行を楽しみに待っています。


[PR]
by rivarisaia | 2017-07-17 19:16 | | Trackback | Comments(4)

新宿区立新宿歴史博物館

あまりに暑くてすっかりご無沙汰していました。この気候でオリンピック大丈夫なのかな。東京都民としては大丈夫じゃないと思うんですけど。

さて。

まだ涼しかった6月、新宿歴史博物館について近いうちに書く!といって放置していたわけですが、忘れてませんよ! さあ、この夏休み、みなさんも近くを通りかかったらぜひお立ち寄りください!

新宿区立新宿歴史博物館(サイト)
東京都新宿区三栄町22 TEL:03-3359-2131
開館時間:9:30〜17:30 第2・4月曜が休館(祝日の場合は翌日)
観覧料:一般300円、小・中学生100円

最寄り駅は「四ツ谷」か「四ツ谷三丁目」。ちょうどこのふたつの駅の間くらいに位置するので、四ツ谷でおりて、修道院ショップのサン・パオリーノやカトリック・ショップのドン・ボスコに寄ってから向かってもいいですし、四ツ谷三丁目から消防博物館とハシゴしてもよいですね。ついでにフルーツパーラーフクナガでパフェを食べたり、坂本屋でカステラを買ってもいいかも。東京おもちゃ美術館も近くにあります。

わざわざ歴史博物館だけのために行かなくてもいいかもしれないけど、面白い企画展もやっているし、何かのついでに立ち寄るのによい博物館で、私はかなり気に入っています(良いマイナスねじも見られるのもポイント高い)。

地下のホワイエにはロマンスカーの座席や運転席がありまして、座ってのんびりしたり、運転気分を味わいつつ写真撮ったりできるんですが、それよりなにより見てください、ほらこの

b0087556_18403599.png
ロマンスカーの堂々としたマイナスねじよ!

b0087556_18410277.png

計器部分にもほら!

常設展は、写真撮影可能な箇所が限られているので何が展示してあるのかは行って見てほしいのですが、江戸時代の子供のお墓から出てきたままごとセットや新宿に住んでいた文豪の資料など、地味に興味深い史料がたくさんあるほか、
b0087556_18453461.png
江戸時代の内藤新宿のパノラマとか

b0087556_18455878.png
お菓子問屋の実物大再現とか

b0087556_18464204.png
市電がドドーンと展示してあったりとか(中に入れるし、撮影可能ですよ!)

b0087556_18471982.png

個人的にいちばん好きなのは、文化住宅の再現。落合に住む金子さん宅。中を覗けます。洋間には蓄音機があってハイカラなおうち。

そのほかにも新宿にかつて存在した数々の映画館の史料やら、デパートや洋食の史料とか、じっくり見ていくと面白い展示がたくさん。あちこちに置いてある展示史料の解説シートも内容が濃い。

「昭和の洋食の展示」でかなり気になっているのが、新宿カピーというお店の「カルピスマカロ」というメニュウ。マカロニをカルピスで煮た一品らしいんですけど、どんな味なんだろう。甘くはなかったっぽいけど。

[PR]
by rivarisaia | 2017-07-13 19:06 | 展覧会ほか | Trackback | Comments(0)

見たもの読んだものについての電子雑記帳


by 春巻まやや
プロフィールを見る