女神の見えざる手


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女神の見えざる手(Miss Sloane)』監督:ジョン・マッデン

大手ロビー会社で大胆な戦略を武器に活躍していたエリザベス・スローンは、銃規制反対派についた自社の仕事を蹴って、「規制法案」を通すべく小さな会社に移り、元の会社(および巨大な権力)と対決する。味方も欺き、利用する彼女のやり方にはチームから反発も出るのだが、勝利を目前したとき、不正疑惑で彼女自身が聴問会にかけられることに……

観ている最中はぐいぐいとスピードで押し切られて面白かったんだけど、もう1回観たら果たしてどうかなーと思うところもなきにしもあらず。それはたぶん、「銃規制」は小道具にすぎず、あくまでこれは「ミス・スローンの話」だからで、繰り返し観ると物足りなく感じるかも。

ただ、ミス・スローンの、手段をとわず一人孤高に戦うその戦いっぷりは、彼女の行動に共感できないところがあったとしても、感嘆せずにいられないところ。

相手が最後の切り札を切ったあとで、自分の切り札を出す、とミス・スローンは言っているので、当然聴問会でもミス・スローンがぐうの音も出ないネタを出してくるだろうなというのと、途中で「Bug」の話が出たときに絶対仕掛けてる!と思ったので、最後の展開は予想通りだったんだけども、密偵を残してたところにびっくりしました。それ想像してなかったー。驚いた。

最初のほうの一見他愛もない会話で、ミス・スローンがソクラテスの話をするんですが、それがすごく気になっていて、あとでつらつらと考えたんだけど、ソクラテスといえば倫理かな?と思ったんですよ。

ミス・スローンは、個人的な感情や利益抜きにして、倫理的に銃は規制すべき、と考えていて、そこはゆるがないわけだし。

でもそのあとで、そういやソクラテスって裁判にかけられて、有名な反論(ソクラテスの弁明)をするじゃない。結果的には有罪になるんだけども。聴問会にかけられて、最後がっつりと民主主義や正義をふみにじる巨悪なシステムに反論して、ただ有罪にはなっちゃう……って、ミス・スローンのまんまじゃないですかー。

想像ですけど、ミス・スローンは、電話でソクラテスの話を聞いた時に、最終的に自分が訴えられて罪をひっかぶるところまで計算済みだったんじゃないですかね。密偵のあの人は、どこまで計画知ってたんだろ。映画には映らないふたりのやりとりとか知りたい。

本作は、銃規制についての話ではないけど、職業倫理の話ではあるなと思いました。大手ロビー会社や議員の人たちは、倫理もへったくれもないんですが、ミス・スローンはじめ弱小ロビー会社、スローンの密偵など、倫理を貫く人たちもいる。なかでも印象的だったのは、エスコート・サービスの男性。職業上知りえた秘密は絶対にバラさない。

彼に関してだけは、ミス・スローンは計算外だったかもしれないね。


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# by rivarisaia | 2017-12-11 22:31 | 映画/洋画 | Trackback | Comments(0)

Hate U Give

アメリカでは、警官による黒人殺害事件をきっかけに「Black Lives Matter(黒人の命も大切だ)」という運動が起きていたことはニュースで見た人もいるかと思いますが、日本ではいまひとつ実感がわかないので、よく理解できなかった人も多いのでは。本書は、そのあたりの理解を深める上でもおすすめ。
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Hate U Give』Angie Thomas著、Balzer + Bray

Starr という16歳の少女が主人公。

スターが住んでいるのは黒人が多く、治安の悪い貧困地域なんだけれど、スターの両親は教育のことを考えて、子どもを郊外の私立学校に通わせている。学校の生徒のほとんどが落ち着いた住宅街にくらしているので、スターにしてみると「学校」と「地元」では世界がまったく違う。

ふたつの世界で、うまくやってるつもりだった。あの事件が起きるまで。

地元の友だちに誘われてパーティに行った帰り、幼なじみのカリルが運転する車が警察に止められ、スターの目の前でカリルは警官に撃たれてしまう。

これまでスターは、黒人だからという理由で誰かが殺されたとき、ハッシュタグをつけてツイートし、タンブラーで写真をリブログし、あっちこっちに署名をして、何が起きたのかを世界に知らしめるべく声をあげてきた。でも、いざ自分が渦中の人になってみたら、とても怖くて何も話せなくなってしまう。

学校の友人に「殺されたのはどうせ麻薬のディーラーなんでしょ、仕方ないよねー」と言われても、「彼はわたしの友だちだったんだけど」とすら言い返せなかったスター。でもそんな彼女が、だんだんと信念にもとづいて行動するようになっていく。

大きな流れは「Black Lives Matter」についての話だけど、日本人にわかりにくいかというとそうではない。むしろ、アメリカで、黒人でいて、警察に車を止められたとき、どんなプロセスが踏まれ、どんな心境になるのか、とてもよくわかる。

また、日常生活にひそむちょっとした差別・偏見についても考えてしまう内容になっている。

言った本人は悪気のない冗談なんだけど、なんだか嫌な気持ちになったり、微妙な心持ちになったりするということはしばしば起こり、

「彼女、いつもこんなジョーク言ってたのかな。で、私は笑ったほうがいいかなと思って、いつも笑ってたのかな」

と、スターは思う。面白いのは、そんなスターにまるで偏見がないのかといえばそうでもないところで、スターの彼氏は白人なんだけど、その彼と事件後にぎくしゃくしてしまい、問い詰められたスターは

「あんたは白人なの、わかる? 白人なの!」

と言っちゃったりする。で、絶句した彼氏に「俺が白人って、それが何だっていうんだよ?」と返される。この彼氏がとてもいいやつなのが救い。

途中、展開がだれるところもあるものの、YAとしては良書で、映画化も決まってます(たぶんいま撮影中)。

最近、日本だと差別の話題になった際に「昔はよかったのに、息苦しい」「悪気はないのに」と怒り出す人がいたりするけど、本書にも似たような人が出てくる。「昔は許されていた」といっても、いやー10年もあればだいぶ人も社会も変化するからね!

たとえばこのブログも10年くらい書いてるけど(怖い)、10年前と今では私も、同じ映画や本に対する感想も違ったりするし、昔とは考え方がだいぶ変わったりもしてるんですよね。逆にいうと、達観してる聖人ならいざしらず、昔も今もまったく思考が変化しないのも、進歩してない感じするよね……。

ちなみに、本書のタイトルはラッパーの2PACの「THUGLIFE: The Hate U Give Little Infants Fucks Everybody」からきています。

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# by rivarisaia | 2017-12-07 23:21 | | Trackback | Comments(0)

おクジラさま ふたつの正義の物語

ハーブ&ドロシー』の佐々木芽生監督が手がけた、捕鯨をめぐるドキュメンタリー。家人がクラウドファンディングにちょこっと協力していて、楽しみにしてました。でも、なんだかんだで観に行くのがギリギリになり、感想書くのも遅れちゃった。

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おクジラさま ふたつの正義の物語』監督:佐々木芽生

『ザ・コーヴ』がアカデミー賞を受賞したことをきっかけに、いきなり”捕鯨問題”の中心地となってしまった、小さな漁村・太地町。農作物もうまく育たない土地で人々は昔から捕鯨に頼ってくらしてきたという歴史がある。戦後の食糧難の時期も、GHQの認可を得て鯨肉で飢えをしのいだ。代々、鯨漁で生計を立ててきた漁師も多い。

静かで穏やかだった田舎の町は、ある日突然世界からの非難の的になってしまった。

小さな町に反捕鯨運動の活動家たちが世界中からやってきて、カメラで撮影し、インターネットでバンバン情報を発信していく。

当然ながら町の人たちは困惑するのだが、うまく対処できない。自分たちなりの意見があっても、それを上手に世界に向けて発信することもできない。両者の溝は深まるばかり。

唯一、片言の英語でシーシェパードとコミュニケーションを取っているのは、街宣車を乗り回している右翼のような男性だけ。これはとても意外で、「考え方は違うけど相手のことを尊敬してるし、意見が違うなら話し合えばいいじゃないか」と主張していたのはこの人だけだった。

真っ向から意見が対立する相手を尊重するというのは、とても大切なことなんだよね。それができないと議論は成立しない。

佐々木監督は、じつにさまざまな立場の人々の、それぞれ異なる主張をカメラにおさめていて、俯瞰してみると、どちらの言い分もそれぞれに納得できるところとできないところがある。最終的には話し合って、おとしどころを探っていくしかないんだけれども。

この映画は「捕鯨」についてだけど、対立する世界について考えるドキュメンタリーでもあり、これと似たような構図は世界のどこにでも見られる。だから、どちらの意見が正しいかという単純な答えはこの映画では提示されない。

やがて年月が経ち、かつては伝統捕鯨の技術の継承が話題の中心だったけど、現在は鯨肉に含まれる水銀の量が問題になっている。鯨肉自体も売り上げが落ちている昨今、太地の人たちも鯨とのこれからの関わりについて考える時にきているのかもしれない。

最後に太地の町長が言っていた、世界から研究者が集まるような研究施設をつくりたいというのは良いアイデアかも。湾全体を活かして、最終的には外洋との囲いのない、鯨が自由に泳げるような研究施設。実現したら面白いね。

一度、太地町に観光に行ってみたい。とても綺麗な町だった。

(イルカとクジラは基本的に同じで、大きくならないクジラをイルカと呼んでいるだけなので、今回はぜんぶ「鯨」で通しています)

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# by rivarisaia | 2017-11-29 23:31 | 映画/日本 | Trackback | Comments(0)

オラファー・エリアソン 視覚と知覚

2008年の「ザ・ニューヨークシティ・ウォーター フォールズ」のインスタレーション完成までを追いつつ、じっくりとオラファー・エリアソンのレクチャーを受けたような感じのおよそ80分のドキュメンタリーです。

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オラファー・エリアソン 視覚と知覚(Olafur Eliasson : Space is Process)
監督:ヘンリク・ルンデ、ヤコブ・イェルゲンセン

彼の言っていたことを、たぶん私は半分も理解できてないんだけど、世界の見え方、空間の捉え方について考え直すきっかけにもなりそう。とはいえ、いま忙しくて、なかなか考え直してる時間がないんですけどもね! 折に触れて、そう、散歩してる最中とかに思索にふけりたいものですよ。

それにしてもオラファー・エリアソンすごいなと感心したのが、彼の作品を見るたびにどうしてこんなことを思いつくのか不思議でしょうがなかったんですけど、インプットのスケールが半端ないこと。

人はまったくのゼロからは大したものが生み出せなくて、なにかを創造するというのは「インプットしたものがその人の中を通過して形を変えてアウトプットされること」だと思っているんですけど、オラファー・エリアソンはそもそものインプットが壮大だった。

たとえば生まれ故郷のアイスランドに行って、大自然と向き合い写真を撮る。それも落ちたら死ぬような氷河の裂け目の写真を、車に設置したハシゴに乗っかって上から撮影したりしていて、いやーそりゃもうアトリエにこもってたりしてたんじゃ、あんな作品は生まれてこないよね、そうだよね、インプット大事……!としみじみ思った次第です。

あとね、アート作品鑑賞するときに、最近ぼんやり眺めちゃうことが多かったんだけど、もっと頭使って鑑賞しないとだめだな、と反省しました。

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# by rivarisaia | 2017-11-25 23:25 | 映画/洋画 | Trackback | Comments(0)

ドリーム

相変わらずバタバタしていて、フィルメックスには行けそうにないですが、映画祭の前に観た映画の感想をちまちまアップすることにします。

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ドリーム(Hidden Figures)』監督:セオドア・メルフィ

最初は「私たちのアポロ計画」という副題がついていたけど、「マーキュリー計画なのに、なんでアポロやねん!」という批判が起こり、副題は撤去されました。のちのアポロ計画にもつながってるからって、メインはあくまでマーキュリー計画なのにアポロはナイ。ドリームっていうのもちょっとズレていますが。

1960年代初頭、ヴァージニア州にあるNASAのラングレー研究所が舞台。トイレもバスの座席も学校も、社会のあちらこちらが白人用と有色人種用に分けられていた時代のアメリカ。

計算手のキャサリン・ジョンソン(タラジ・P・ヘンソン)、計算部代理スーパーバイザーのドロシー・ヴォーン(オクタヴィア・スペンサー)、エンジニアのメアリー・ジャクソン(ジャネール・モネイ)という3人が、黒人でしかも女性という二重のハンデを背負いつつも、偏見や差別と闘い「マーキュリー計画」に大いに貢献する、という映画です。

電子計算機が登場する以前は、「コンピュータ」とは「計算をする人間」を指し、大勢でチームを組んで複雑な計算を人力で行っていて、NASAでも多くの黒人女性が計算手として雇われていました。

脚本なのか編集なのか、ややひっかかるところや、史実とは異なり盛っている部分もあったとはいえ、全体的にはよくできていて、主演3人が前向きなので暗く重々しい雰囲気にならず、明るい気持ちになれるのがよかった。

とにかく私は、前例がないことをやったり、既存のバカっぽいルールを壊したりする人の話が好きなのです。

ただ手放しですっきりする映画というわけでもなくて、NASAのような進歩的な人たちがたくさんいるはずの場所で、おまけにズバぬけて優秀な人材に対してもこの扱いか、じゃあ一般社会での凡人はもう絶望的じゃないか、という気持ちにもなっちゃう。

主演3人がチャーミングなのはいうまでもないんだけど、いま振り返ると強烈に印象に残っているのが、キルステン・ダンストが演じていた計算部の白人女性上司ヴィヴィアン・ミッチェル。

たぶん彼女は、女性の地位が低い職場で苦労している人なんだと思う。だから、私だって我慢してすごくがんばっているんだから!と考えているはずで、偏見に満ち満ちた態度を取ってしまっていることに、マジで気づいてなかったというか、そんなことを考える余裕もなかったんじゃないかなあ。

こういうことは往々にして起こる。彼女のような人はどこにでもいるし、誰の心の中にも、当然私の中にもきっとヴィヴィアンはいるから、まさに他山の石としたい人物だった。

そしてヴィヴィアンの男性版が、シェルドンことジム・パーソンズ演じるポール・スタフォードで、ヴィヴィアンとポールは私たちの反面教師コンビなのでしょう。

いっぽうでジョン・グレンが見た目も行動も好感度メモリ最大限までアップした状態で登場するんですけど、男前すぎないですか。「あ、彼女たちにも挨拶させて!」とにこやかに黒人計算手チームに歩みよっていく場面とか、なんだろうあの爽やか好青年っぷりは。

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# by rivarisaia | 2017-11-20 23:25 | 映画/洋画 | Trackback | Comments(0)

カカバカバ・カ・バ?

東京国際映画祭で〆の1本だったのが、これ。マイク・デ・レオンの抱腹絶倒ミュージカル・コメディ、デジタル復元版。

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カカバカバ・カ・バ?(Kakabakaba Ka Ba?/Will Your Heart Beat Faster?)』監督:マイク・デ・レオン

タイトルは「ドキドキしちゃう?」というような、そんな意味。

フィリピンに麻薬を密輸しようと試みては、何度も失敗している日本人ヤクザの小野田(!)。失敗するたびに指を詰めていたのだが、ボスから次にメンツを潰したらどうなるかわかってるだろうな、と最終通告が出て、今度こそ!という覚悟でフィリピンへ飛ぶ。

そして小野田は、飛行機内で隣あわせた青年ジョニーのポケットに謎のカセットテープをしのばせ、あとで仲間とふたりで回収を試みるのだが、まったく計画通りにいかず……

小野田と日本人ボスはときどき聞き取れないけどカタコトの日本語で話す。けっこうベタなギャグも最初はおもしろいけど、途中からまったりしてきて、確かに歌う場面はあるけど(ジョニーがバンドをやっている)、どこがミュージカルなのかしら、と首かしげながら観てたんですが、青年ジョニーと友人ノノン、ヒロインのメラニーとナンシーの四人組が教会に潜入し、似非シスターたちが天使にラブソング状態になった終盤からの怒涛のミュージカル展開がやばかった。

なんだろう、ラスト直前の、ニッポンvsフィリピンそれからvs中国の畳み掛けるようなめくるめく歌と踊り。労働力の安いところに工場つくるのだ! エセ神父とシスターを使い、庶民をだまくらかしてヤク漬けにして国を支配するのだ!というヤクザ勢と戦うフィリピン勢。そこに乱入する中国マフィア。謎のマシンも登場するし、サムライ出演のロッキーホラーショーっぽくてカオス!

最後の歌い踊るシーン、もう1回みたい。〆の1本にふさわしい作品でした。


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# by rivarisaia | 2017-11-09 11:01 | 映画/アジア | Trackback | Comments(0)

大仏⁺

東京国際映画祭の3本目。本作は2014年の『偉大なる仏様(大佛)』という短編がもとになっていて、私はそちらは未見なので機会があったら短編も観てみたい。

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大仏⁺(大佛普拉斯/The Great Buddha+)』監督:ホアン・シンヤオ/黄信堯

仏像工房で夜間警備員をしている男は、夜間勤務の時間帯を廃品回収をしている友人とエロ本を見たり、まずい弁当を食べたりしつつ、まったりと過ごしていたのだが、ある日、友人の提案で社長の車のドライブレコーダーを覗き見することになる。

はじめは社長と愛人がいちゃつく姿をこっそり楽しんでいたふたりなのだが、ドライブレコーダーには衝撃の映像が録画されていて……

ほとんどがモノクロなんだけれども、ドライブレコーダーの映像だけカラーになる。白黒=底辺の人たちの生活、そしてカラーはきらきらとした金持ちの生活を表している。夜間警備員も、廃品回収者も、商店の兄ちゃんも、灯台にくらす謎のホームレス(余談ですが、めっちゃわたしの友人に似ていて親近感がMAX)も、甥っ子を騙してまでしたたかに金を取るメガネ屋のおっちゃんも、なんだかもうとにかく生きるのにせいいっぱいで、どこにも行き場のない人たちだらけで本当に切ない。

あまりに切なくて、私は廃品回収の彼が、少なくとも美味しい食事ができたことはよかった、心底よかったと思ってしまったのだが、しかしあまりにも人生はつらかった。

それにしても、仏像工房の社長演じるレオン・ダイ/戴立忍のアレには驚愕した(笑) ずいぶんとシリアスなことをコミカルに描いているんだけれども、実際に人生はそういうものかもしれないね。




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# by rivarisaia | 2017-11-07 01:10 | 映画/アジア | Trackback | Comments(0)

見たもの読んだものについての電子雑記帳


by 春巻まやや
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