嵐を呼ぶドラゴン:

本日のショウブラ映画は『嵐を呼ぶドラゴン(方世玉與洪煕官、Heroes Two)』。監督は五毒拳のチャン・チェ(張徹)です。

〜あらすじ〜
洪熙官は清朝の焼き討ちにあった少林寺から脱出。しかし、方世玉に悪者と勘違いされた洪熙官は清に捕われて地下牢に幽閉されてしまう。そして...

洪煕官はワイルドなチェン・クアンタイ(陳観泰)、白い衣に白い扇がトレードマークの方世玉は、二枚目アレクサンダー・フー・シェン(傅聲)が演じています。

チェン・クアンタイ、かっこいい〜。方世玉のせいで地下牢につながれているのですが、「フフ、俺はそんな小さなことはもう気にしないさ」と言わんばかりの余裕っぷり。そんな洪煕官アニキに「弟弟子」と呼ばれちゃった方世玉は、嬉しさのあまり油断して一撃を食らってました。まあ、この場合は仕方がないよねー。

「兄弟子は自分のせいで捕まった...絶対に助けなければ!」と心に誓う方世玉。敵にやられたせいで一度は退散。しかし、8日後には洪煕官アニキは処刑されてしまう!さあどーする!と思っていたら...、穴を掘ってましたよ!飲まず食わずで、アジトから地下牢まで。いや、別にいいんですけどね。

最後の戦いシーンはかなり長いので、見応え十分です。敵のラマ僧(清の将軍はラマ僧から武術の手ほどきを受けていたのだった)なんですが、みなさん痩せていらっしゃるのに筋肉がすごくてちょっとコワイ(藤木源之助ほどじゃないですが)。また、暗器を受けた師匠が「鶴型だ!」と方世玉に言うシーンで、鶴型という名前の暗器かと一瞬思ってしまった私。いや、拳法の型だろ、普通。

フー・シェンは、1983年にポルシェに乗っていて事故にあい亡くなっています。なんだか赤城圭一郎を思い出します。方世玉からトニー赤城にまで思いを馳せることになろうとは、ホント予期せぬ1本でした。
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# by rivarisaia | 2006-06-01 22:54 | 映画/アジア | Trackback | Comments(2)

チアーズ!

大した内容じゃないのに、なぜか何度も見てしまう映画は何本もあるのですが、
そのうちの1本が『チアーズ!(原題:Bring It On)』。

キルステン・ダンスト主演の青春チアガール映画で、『トゥルー・コーリング』のエリザ・ドゥシュクがカッコイイ親友役で出ています。

全国大会で優勝を目指すハイスクールのチアリーディング・チーム。しかし大会直前に、自分たちの振り付けが盗作だったことが発覚した。さあどうする?

まあ、あらすじはこんな感じ。でも、ストーリーはどうでもいい。一応恋愛要素も含まれるのですが、それもどーでもいい。ポイントはチアです、チア。しかもガチンコ・チア。チア・ダンスではなく、スポ根チア・リーディング。足は折るし、歯も折れる、ゲロだって吐く。しかも女子がビュンビュン宙を飛びます。ワイヤーも使ってないのに〜。特に、ライバル高校のチーム「クローヴァーズ」がド迫力です。

この映画を初めて見た頃は、ゴリエもチアをやってなかった。NHKで深夜にひっそりと放映していた日本全国チア大会の模様をバッチリ見てしまったのは言うまでもありません。

ちなみに、去年の私的ベスト映画に入る『Be Cool』で、ザ・ロック様が『チアーズ!』のキルステン・ダンストのモノマネをするシーンはかなりツボにハマりました。全然似てないんですけどね。あの映画でのザ・ロック様は、『チアーズ』を何度も繰り返し見ているに違いありません。TVの前でゼッタイに一緒に踊っていると確信しました。
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# by rivarisaia | 2006-05-31 02:18 | 映画/洋画 | Trackback(2) | Comments(2)

柚子烏龍

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「柚子烏龍茶」なるものをもらいました。

直径4センチくらいの乾燥した柚子の中に烏龍茶が詰まっています。というより、茶葉を柚子の中に入れてから乾燥させるのかもしれませんね。「かち割って、急須に入れて、お湯を注いで飲む」と教わったので、かち割ってみる。ものすごく固いです。写真は、全体的に茶色くてなんだかよく分かりませんが、かち割った状態です。

さて、飲んでみると、ほのかに柚子の香りがして、後味がちょっと酸っぱいかな?程度。もっと「柚子」が強く主張するかと思いましたが、2煎目もそうでもなかった。後味が不思議。
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# by rivarisaia | 2006-05-30 23:48 | 中国茶&お茶 | Trackback | Comments(2)

米原さんのロシア

ロシアまたは旧ソ連は、私にとってまったく親しみの湧かない遠い遠い国でした。そんなロシアも何だかおもしろい所だな、と思うようになったのは、米原万里さんのエッセイのおかげだったりします。

同時通訳は言葉の能力も大事だけど、何より機転が勝負だと思うのですが、ロシア語同時通訳者だった米原さんのエッセイは、まさに機転がきいていて、どれを読んでも面白い。敢えて選ぶならば、通訳や翻訳など言語に興味がある人だったら、『不実な美女か貞淑な醜女(ブス)か』(新潮文庫)はぜひ読んでおくといい1冊。ロシアのおもしろさを知るなら『ロシアは今日も荒れ模様』(講談社文庫)あたりでしょうか。エッセイではないですが、『嘘つきアーニャの真っ赤な真実』(角川文庫)や『オリガ・モリソヴナの反語法』(集英社文庫)もおもしろい。

今日はメールで、電話で、打ち合わせ先で、「ニュースを見ましたか?」という会話が飛び交う1日でした。闘病中なのは知っていましたが、米原さんならきっと大丈夫と楽観してました。もっともっと読みたかったのに、とても残念。
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# by rivarisaia | 2006-05-29 23:58 | | Trackback | Comments(0)

食神:カレン姐さんの歌がすばらしい

チャウ・シンチー(周星馳)の『食神』は大好きな映画のひとつです。この映画が好きというより、チャウ・シンチーが好きと言ったほうが正しいか。最近の作品では、『少林サッカー』も面白かったのですが、毎度おなじみのブルース・リー・ネタ、功夫映画ネタ、武侠ネタがてんこ盛りの『カンフー・ハッスル』が、血圧あがって卒倒しそうなくらい個人的には最高でした。私の周囲では、『少林サッカー』のほうが好きな人が多いのですが、実は何回見ても飽きないのは『カンフー・ハッスル』ではないかと思う今日この頃。

で、『食神』です。公開当時、見に行こうと誘った人たち(元会社の同僚たち)からことごとく断られたという、哀しい思い出もある映画。セリフ完全翻訳字幕を目的に、再度見ました。

1文あらすじは「食神として驕り高ぶっていた料理人が、罠にハマって落ちぶれて、屋台を切り盛りするアネゴと出会い、再び真の食神の座を目指す!」。

ものすごく詰まってましたよ、完全翻訳字幕。訳したお方に「グッジョブ!」と言いたい。速読には自信がある私も読み切れないほど。細かい部分では、「倚天切」と「屠龍斬」などという、今だからこそ私も笑える武侠小説ネタもありました。

もちろん完全翻訳字幕で細かいネタを追求しなくても十分楽しめます。この映画で注目してほしいのは、やはりカレン・モク(莫文蔚)。特にカレン姐さんが突然歌いだすシーンは何度見ても大笑いなので、ツラいことがあったら、このシーンを思い出せば気分が晴れるにちがいない...と心のメモ帳に記しておきました。カレン・モクの女優魂は必見です、必見。

そうは言っても、アクが強い映画であるのも確かです。「料理するのになんで少林寺で修行するのさ?」と思ってしまう人や、「ミスター味っ子」がキライだった人、もともと香港映画のベタなギャグに引いてしまう人などには向かないかもしれませんね。
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# by rivarisaia | 2006-05-28 23:51 | 映画/アジア | Trackback | Comments(0)

大酔侠:かっこいい女剣士

本日のショウブラ映画は、『大酔侠(Come Drink with Me)』。
監督:キン・フー(胡金銓)
出演:チェン・ペイペイ(鄭佩佩)、ユエ・ホア(岳華)、チェン・ホンリェ(陳鴻烈)

1文あらすじは「人質に取られた長官を助けるべく、"金のツバメ"と"酔いどれ猫"が悪党相手に大活躍」。

武侠映画の王道をいく作品でした。途中で家人が「ハッ!この人は...グリーンデスティニーの! うむむ、あの身のこなしができる女優はそうそういないと思っていたが、ここで出会うとは...」とうなっていました。確かにヒロインの"金のツバメ"を演じるチェン・ペイペイのアクションは、キリリとしまっていてカッコイイ。二刀の短剣で戦う様は、まるで舞を見ているかのようです。

そして、これまたステキなのが"酔いどれ猫"こと、ヒーロー酔侠のユエ・ホア。酔っぱらってて、物乞い、しかも竹竿を持っている時点で、どこかの丐幇の幇主かと思いましたよ!縁の下の力持ちのように、さりげなくヒロインを助けてくれるところなんて、くぅ〜〜カッコイイ!アニキと呼んでついて行きたい気分です。

『グリーンデスティニー』に大きな影響を与えた映画だけあって、『グリーンデスティニー』を彷彿とさせる雰囲気も感じられるのですが、あっちが「ワガママ娘のトンチンカン・ストーリー」だったのに対し、こちらは90分の間に「悪党キャラ紹介」「飲み屋での戦い」「師弟間の過去」「人質交換」「ちょっと色っぽいシーン」「師弟対決」などなど、さまざまな要素が詰まっているのに、うまくまとまっています。

掌からシューーーッと気が発せられる演出には、かなりビックリしました。最近の武侠ドラマだとCGでモワモワ〜と掌から光が出たりすることが多いのですが、それよりもこちらの方が私は断然好きです。気のイキオイが感じられます。まあ、どーでもいい感想ですね。

ジャッキー・チェンが子役で出ているらしいのですが、全然気づきませんでした。どの子どもがジャッキーだったの...。もう1回見てみます...。
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# by rivarisaia | 2006-05-27 23:44 | 映画/アジア | Trackback | Comments(0)

ヒーロー・ネバー・ダイ:侠気が好きなら必見!

いつかこの映画については書いておかねばと思っていたのですが、昨日のレオン・ライつながりで登場させます。「侠気」という言葉にグッと来るなら、必見、必見、必見の映画。
それは『ヒーロー・ネバー・ダイ(眞心英雄)』。

原題が「まごころ」で「英雄」ですから! 

監督は、敬愛する杜[王其]峰(ジョニー・トー)。
主演は、レオン・ライ(黎明)とラウ・チンワン(劉青雲)。

アッサリ顔で無表情のレオンと濃くて熱い顔のラウチン(ホメてます)が紡ぎ上げる男の友情。一番最初に見た時は、レオン目当てだったのは言うまでもありませんが、私はこの映画でラウ・チンワンが忘れられない存在に。ジョニー・トー監督との出会いもこれが最初。

あらすじを1文で言うと「対立する組織に属する2人の殺し屋の熱い絆と過酷な運命」、
キーワードは
「コイン投げ対決」「キープされたワインボトル」「上を向いて歩こう」
何だそりゃ、と思うかもしれませんが、そうなんだってば!

この映画のスゴさは見ないと分からないのですが、前半はまったりして退屈と思う人もいるかもしれません。実際に、「この映画凄いから見るべし」と私に勧められた家人は、前半のコイン投げ対決あたりまで「この2人はいったい全体何をしているのか?」とブツブツ言っていましたし、私だって、初めて見た時は「この映画は何をやりたいのか...」と悩みながら鑑賞したものです。しかし、中盤の激しい銃撃戦の後、2人の殺し屋がそれぞれ組織から追い出されてしまったあたりから誰もが無言になり、前のめりになって画面にクギづけになるハズだ。

殺し屋の恋人たちの運命も過酷で壮絶、そして殺し屋2人の運命はそれを通り越して、行くところまで行っちゃって怒濤、流転、衝撃、まさに死闘。特に後半のラウ・チンワンには言葉もありません。見終わった後に消耗するので、体力、気力ともに無いと見られない男泣き映画でもあります。
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# by rivarisaia | 2006-05-26 21:22 | 映画/アジア | Trackback | Comments(2)

見たもの読んだものについての電子雑記帳


by 春巻まやや
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