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アメリカ大統領選の結果を見て、頭も痛いし胃も痛い……と思っていたら、どうやらそれはウイルス性の胃腸炎だったらしく、先週はゾンビのようになってました。ようやく人間に戻ってきたので、さっさと今年の東京国際映画祭のまとめ。

まず、今年は前代未聞のチケット問題がありました。こんなの今までちょっと経験したことない。仮にもこ「国際」映画祭なのに、ありえないくらいの大失態だったと思います。これまで映画祭のチケットは、外部の販売会社(ぴあやチケぼ)が発売していたのですが、今年から公式サイト経由で購入する形になり、販売初日は毎回アクセス集中でつながらなくなるのが常なので、大丈夫なのかなという不安はありました。全然大丈夫じゃなかった。

つながらないどころか、なんとかつながっても購入の途中で落ちるし、どのチケットが購入成功したのかさっぱりわからないし、挙句には決済だけされて席取れてなかったりするし。さらによくなかったのは、公式からのアナウンスが遅くて後手後手なところ。

決済だけされて席が取れていなかった人のための先行販売も行われたのですが、これまた発売日にはサイトがすっごく重くてなかなかつながらず、複数の友人と状況をやりとりした結果「チケットを購入するページへの入り口がとても狭い」のではないか、という結論に至りました。というのも、なんかの拍子に一度つながるとサクサク買えてたから。さらに本来はひとり4枚までだったのに、枚数エラーが出た人は、規定枚数以上買えていた。

販売初日の騒動の際に、問い合わせたら「サーバーは落ちてない」「買えてる人もいる」と言われたという話も見かけましたが、たぶんサーバーは落ちてなくて、サーバーにつながる道があまりに細すぎたのではなかろうか。

……なんか……システムとしてどうなの……。こんなの、海外の人とか買えないじゃん、チケット。

今年の状況をよくよく省みて検証し、来年はこのようなことのないようにしてください。(追記:公式サイトにお詫びと報告が出ていました。来年、ほんとがんばって)

長々と文句を書いたけれど、不満があるのは主に運営に対してであって、映画祭自体は毎年本当に楽しみにしています。コンペやワールドフォーカス、アジアの風などで上映される映画は年々よい作品が増えているように感じるし、それはプログラミング・ディレクターである矢田部さんや石坂さんが(おそらく少ない予算で)築いてきた成果だと思う。今年上映されて好評だった作品が、ひとつでも多く一般公開されますように!

そして来年も、どんな「動物枠」映画が来るのか、ひそかに楽しみにしていますよ!


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by rivarisaia | 2016-11-23 00:16 | 映画や本の雑記 | Comments(0)

先日、WOWOWで『セデック・バレ』を放映していたそうで、私ももう1回観たいわ、体力のある時にでも、と思ったのですが、前に感想書いたときには触れなかったけど、すごく気になる1件があるので、書いておく。

映画の描写では、霧社事件の引き金となったのは、セデックの婚礼の場を通りかかった吉村巡査が、セデックの人からすすめられたお酒を断って小競り合いになった一件でした。吉村巡査はお酒を断る際に「ツバでつくった汚い酒はいらん!」と言うのね。

大体からして、この巡査は日頃からセデック族を見下している小役人で、大変にイヤな奴だったので、セデックの人たちも常日頃から積み重なってきたものがついに爆発してしまったわけです。巡査に対しては、他に断り方ってものがあるだろう!とイラッときますが、いずれにせよ起こるべくして起こった事件だったのでしょう。

それはさておきですね、このお酒です。

うむ。これはあれか。巡査が正しいなら、口で穀物を噛んでペッて出したブツを発酵させるタイプの酒なのでしょうか。

巡査の物言いはよろしくない、と考える私なのだが、そのタイプのお酒を飲むのはけっこうハードル高いかもしれない…ということがどうしても心にひっかかるのである。

ほかにもセデックの人はひとつのコップに同時に口をつけて一緒に飲むというやりかたがあって、吉村巡査のような人にはそんな飲み方にも到底耐えられないにちがいない。私も無理かもしれない。友だち同士で一口ちょうだーいっていうのはあるけど、あの飲み方はどうだろう。

しかしながら親しくなった印にともに飲み食いするというシチュエーションは往々にしてあり、ときに得体の知れないもの、生理的に受け付けないものを飲食せねばならない状況もありますよね。

自分ならどうするか、飲み食いできるか、あるいは失礼にあたらないように避けることは可能なのか(可能だとしたら、おそらく日頃の行い、普段からの親しさ度、というのがものを言うような気もする)。

エリン・ブロコヴィッチ』でも、エリンが弁護士である上司エドを初めてクライアントの自宅に連れて行った時、先方から「ケーキを焼いたからコーヒーをいかが」と言われる場面がある。「もう帰るので」と断ったエドに、エリンは「飲まなきゃダメよ!(Ed, Have a fucking cup of coffee!)」と真剣な顔つきで言うのだった。

断ろうとしたのは、弁護士はクライアント宅で飲み食いしない方針だったのかもしれないし、それよりも六価クロムに汚染されてるかもしれないという生理的な拒否感かもしれない。でも、エドはコーヒーを飲んでケーキを食べる。

ゴモラ』では、建前上にこやかに桃を受け取って、あとで「食えるかこんなもん」という勢いで道ばたに捨てていた。そしてそれがきっかけで、青年は自分がやっている仕事が間違ってることに気がつく。

口に入るものは、信頼関係の象徴のような面があって、できることなら断らないほうがいいんだろうな。断るにはかなり高度なスキルが要求されるような気がする。

松本仁一さんのエッセイ『アフリカを食べる』でも、マサイの人から牛の血をすすめられた話とか衛生的でない感じでチャイをふるまわれたときの話が出てきて、もちろん松本さんは全く平気なんだけど、これも私ならどうかなと悩ましいシチュエーション。

こういう話をすると、お前も平気で血の塊だとか虫とか食べてんじゃんかよ、と言われるのだが、牛の血だからどうとかじゃなくて、お腹をちょう壊しそうなのが心配なんです! 松本さんいわく、お腹壊しそうと思ってびくびくしながら飲むと必ず壊すから、そういうことを考えないでグイっといくといいそうですよ。そうなのかー。
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by rivarisaia | 2014-03-27 23:49 | 映画や本の雑記 | Comments(2)

昨日、紅茶スパイの本を紹介しましたが、スコットランドの園芸家、偉大なるロバート・フォーチュン氏は当時、何冊か本を書いてまして、読もうと思えばネットで読めるので、英語ですが、2冊ほどリンクを貼っておきます(もっとあるけど、自分のメモも兼ねてまず2冊)。

『A journey to the tea countries of China; including Sung-Lo and the Bohea hills; with a short notice of the East India company's tea plantations in the Himalaya mountains』

タイトル長っ! お茶の国、中国の旅、といった感じですね。おまけで東インド会社の茶のプランテーションについてのお知らせもあるよ、と。

→LINK1 archive.org
→LINK2 Google Books

『Three Years' Wanderings in the Northern Provinces of China: Including a Visit to the Tea, Silk, and Cotton Countries; with an Account of the Agriculture and Horticulture of the Chinese, New Plants, Etc』
こちらは3年間、中国北部をさまよいましたの記。

→LINK1 archive.org
→LINK2 Google Books

どちらも数点ほどですがイラストが入ってます。誰が描いたのかよくわかんないけど…。フォーチュン氏の帳面とかどっかで保存して公開してないかなー。スケッチとか描いてると思うのよね。archive.orgのほうは、PDFやKindle版もダウンロードできますよ。

ちなみにフォーチュン氏はこんな方。
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変装……したのか。やっぱすごいな。

追記:肝心な本を忘れてた。『幕末日本探訪記』が講談社学術文庫から出ています! これについてはまた今度改めて。
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by rivarisaia | 2014-01-30 23:59 | 映画や本の雑記 | Comments(2)

今年も「これを読まずして年は越せないで賞」の決定ツイッター会議が無事終了。

気づいたら5時間半もやってたみたいで、主催の渡辺さんはじめ、審査員の@monasumiさんと@shokikokiさん、横ヤリ入れてくださったみなさん、横目でTL読んでたみなさん、おつかれさまでした!

ショートリストはこちらです。今年は候補作全部の感想をブログにアップしようと目論んでいたのに、無理でした。来年はがんばるわ…。

1)児童書/YA:『The Screaming Staircase』Jonathan Stroud

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この本は、個人的にもちょうオススメ!! 幽霊退治会社で働く3人の少年少女の幽霊退治物話です。あまりに気に入ってしまったので、いろんな人にすすめたい1冊。年が明けたらちゃんと感想書きます。→感想書いた!

2)ノンフィクション部門:『Lean In』Sheryl Sandberg

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これもまだ感想書いてなかったけど、こちらは邦訳も出ていますので、未読の人はぜひどうぞ。「どうせキャリアのある女性のハウツーでしょ、興味ないね」という人は間違ってます。ツイッターでも言ったけど、働く女性の権利を主張する本ではなく、これからの社会のありかたについて提案する本です。男女問わず読んでほしい。

3)フィクション(文芸小説・短篇集)部門:
『A Tale for the Time Being』Ruth Ozeki


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フィクション部門1は、アリス・マンローかルース・オゼキだったのですが、みんな一致でルース・オゼキ。わたしの感想はこちら

4)フィクション(SF、ミステリ、ラブロマンスを含む大衆小説)部門:
『The Rosie Project』Graeme Simsion


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フィクション部門2は、さんざん迷ったすえに、とても楽しい1冊がベストに選ばれました。わたしの感想はこちら

そして最後に、今年の大賞は…

『A Tale for the Time Being』Ruth Ozeki です!

今年もたくさんの本を読むことができてよかったなー。来年は何が候補作になるかしら。「これ読ま」でピックアップした本を冬休みにでもぜひどうぞー。ちなみに、冬休みに東京の紀伊國屋書店新宿本店に行けば、これ読まの候補作が全部手に入るそうですよー。棚番号はE01。

・5時間半の会議の経過は Togetter でどうぞ:
2013年「これを読まずして年は越せないで賞」決定ツイート会議
・洋書ファンクラブの渡辺さんの記事:
2013年「これを読まずして年は越せないで賞」受賞作発表!
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by rivarisaia | 2013-12-30 23:59 | | Comments(0)

ゼロ・グラビティ』にて、サンドラ・ブロックがソユーズの降下モジュール内で葛藤するという、おそらく多くの人が涙ぐんでいたであろう場面で、わたしは「サンドラ、がんばれ!」と心の中で声援を送りつつも、目はコントロールパネルにクギづけ。

だってマイナスねじらしき物体が映ってるんですよ。
(追記:確認しました!ゼロ・グラビティのマイナスねじ

コントロールパネルは映画ではまるっきり重要じゃないので、スクリーンにちらっちらっと出てくるのみ。なのでわたしときたら「そうか、そうか、サンドラ…つらいよね…(で、コントロールパネルもっと大写しで一瞬静止プリーズ!)」と唱えてた。胸に沁み入る場面だというのに。

そこでさっそく、宇宙船のネジにマイナスが使われてるか会議が開かれた。

いやあ、NASAの画像アーカイブがすばらしすぎて、感涙。というか、深夜に写真拡大して真剣にネジ探してる我が家、あたまおかしいとおもう。

さて。

宇宙船といってもパーツはいろいろなので、今回の議題はコントロールパネルまわり。家人は「1本でもネジがゆるんだら一大事なのに、すぐなめるようなマイナスなんて使ってられっかよ」と言うのである。

確かに、アメリカのシャトルはほとんどプラスかポジドライブのようにみえる。アポロの写真もぼんやりしてるんだけどプラスかポジドライブっぽい(たとえばアポロ10号の写真はコチラ)。ただ、よくみるとシャトルの計器の一部にマイナスのようなネジがある。

たとえば「STS-127」の左上の計器を留めてるのがマイナスっぽい。どれか探せるかしら。ふっふっふ。

別角度の写真がコチラにあります。女性が手でつかんでる部分のナナメ左上にある「Line of Sight Rates」という計器を留めてるネジの一部がマイナスみたいなのだ。なんでここだけ?という気もするけど。

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しかもグレーに塗られているのも謎。

STS-116でも「Line of Sight Rates」だけがマイナスっぽい。いずれにせよそれ以外は、アポロ時代からプラスのようなポジドライブのようなネジが主流なのはわかった。

で、映画にも出てきたソユーズなんですが。

コチラとかコチラとかコチラをご確認くださいよ、奥さん!

部分拡大してみますよ。
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ほらー。
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ちょっとマイナスねじ、いっぱい使われてるよね!? コントロールパネル部分じゃなかったりもしますけど、マイナスが主流っぽくない? ロシアだから?

アポロ=ソユーズ・テスト・プロジェクトの写真でもマイナスだよ。

さらにコチラにソユーズの窓の写真があったんですけども。堂々たるマイナスねじ!

うむ。やはりサンドラさんが乗り込んだ降下モジュールのコントロールパネルもマイナスねじだったに違いない。これから観る人は、確認してみてください。違ったら教えてー。

さて、ここまでさんざん宇宙船のコントロールパネルのネジの話をしてましたが、家人いわく『2001年宇宙の旅』の宇宙船のコントロールパネルには、なんとネジがぜんぜん使われてない。

「そういうデザインで未来を表現したんだとおもうよ。ネジがなくてもモノが留まる世界。それが未来、という発想で」(by 家人)


マジですか。

ざっくり確認してみると本当にネジがない。2001年は無ネジ世界なのだった。

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まったくもってコントロールパネルはのっぺりしてるし。

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HALのメモリーセンターのパネルはリベット留めだし。

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HALの記憶を消去する動作がネジまわしに見えてきましたが、これはカギ。

こうなってくるとスター・ウォーズの世界はネジ社会なのか気になるところですが、それはまたいつか確認します。

【本日のオマケ】
映画みた人向けの宇宙船ガイド:
The Spaceships of 'Gravity': A Spacecraft Movie Guide for Astronauts

アポロ13で、船内にあるもので工作しないといけなかったフィルターの実物
その1その2
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by rivarisaia | 2013-12-17 22:17 | 映画や本の雑記 | Comments(8)

先日の『HHhH』の続き。これを読んだあとに、いつまでも心に残っている文章があって、それは事実とフィクションとの関係性について書かれているんだけれども、ときどき思い出してはいろいろ考えこんでしまう。

実在の人物を描いた映画や本のすべてに共通するはなしです。

『HHhH』のなかで、映画『パットン』に関するドキュメンタリー番組をみた「僕」は、映画にたぶんにフィクションが入っていることが検証されたのをうけて、こう言います。

つまり、この映画は架空の人物についての映画だということになる。パットンの生涯に強い影響を受けているが、彼本人を描いているわけではない。ところが、この映画のタイトルはパットンなのだ。だからといって、誰も驚いたりしないどころか、シナリオをふくらませるために現実を改変したり、実際にはたいして重要でもない出来事やトラブルに満ちた行程からなる実人生の軌跡に一貫性を与えたりすることは当たり前だと思っている。こうして太古の昔から、口当たりのいいスープを作るために歴史的真実をごまかしてきた人たちがいるおかげで、僕の古い友人のような男は、ありとあらゆるフィクションに精通した結果、平然となされる偽造のプロセスにすっかり慣れ親しんでいるから、ただ無邪気に驚いて「あれ、創作じゃないの?」などと言うのだ。
 もちろん、創作ではない! そもそもナチズムに関して何かの創作をして、どんな意味があるのだ? (p. 57-58)


ここでの「僕」は、史実に忠実であろうとずっと格闘してきていて、「僕」の姿勢は歴史に対する真摯な対応のように感じたわけです。

同時にこれは、最近のわたしが前述の「実在の人物を主役にした映画」に接したときに感じる居心地の悪さを解説しているような文章でもあります。

映画『ソーシャル・ネットワーク』の感想でも書いたように、この作品あたりからか、実在の人物を主役にした映画に対してどう反応していいのかよくわからなくなることがあって、昔の歴史上の人物ならまだしも、亡くなって間もない人だとか、まだよゆうで存命している人の話がバンバン映画化されてくると、事実と虚構の混ざり方が複雑に曖昧になっていくような気がして、映画だからといって、どこまでフィクション盛っていいのか考えちゃうんですよね。最近だとたとえば、ダイアナやジョブスの映画とか、これから制作されるであろうランス・アームストロングの映画もどうなの。

映画の場合はフィクションにしかならないのはもちろん大前提なんですが、しかし。

(1) 彩りとしてフィクションがけっこう入ってはいるけど、重要なポイントの大部分は事実で、それを映画的っぽく演出、つまるところ、あくまで「事実を人々に伝えたいという点を重視したつくり」なのか、

あるいは

(2) ぜんぶまるっきりフィクションですべて監督の妄想、つまり映画としてのテーマは他にあるので事実であるかどうかはむしろどうでもいい

ということなのか、

他人の人生を消費する以上、そのあたりもっとはっきり提示してほしいと思うわたしなのでした。だから「この映画は事実にインスパイアされました」という断り書きがいちばんイラッときます。だからなんだ。いっそ、ぜんぶフィクションですよ、ときっぱり言い切ってほしい。

こんなことを考えちゃうのは、最近この手の映画は食傷気味(いつもの定量超え)なだけなのかもしれませんけどね。
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by rivarisaia | 2013-11-01 16:40 | | Comments(2)

Serenaの映画化

明日からわたし、東京国際映画祭です。なんか今年うまく日程があわなくて、観たい作品の半分くらいしか観られないんだけど、そんな年もあるわね。まーいいやー。

ところで!

Twitterにも書いたんですけど、こっちにも記録しておこう。わたしの大好きなアパラチア小説作家ロン・ラッシュの『Serena』に映画化の話があるらしいよ、というのは本の感想と一緒に書いた

で、そのときは、ダレン・アロノフスキー監督でセレーナはアンジェリーナ・ジョリーの名前が挙ってたんですけども、スザンネ・ビア監督で撮影しているらしく、セレーナはジェニファー・ローレンス、夫ジョージはブラッドリー・クーパーということで、スチルがあがってました。(↓PHOTO BY LARRY HORRICKS.)

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あら、けっこうよさそうじゃない? ジェニファー、いいかも。

映画が公開になったらもしかするとロン・ラッシュの小説も翻訳されるかしら。でも、できれば『Serena』よりも短編集がいいんだけどなー。『Burning Bright』を出せばいいのになー。ロン・ラッシュは今年の2月に出た短編集の評判もとてもよいので、いま現在、溜め本(Kindleに入っている積ん読本)状態なんですが早々に読んだら感想書きます。

最近、原作アリの映画ですでに原作読んでるものに関しては、観にいくかどうかすんごく迷うようになってしまったので、まだわかんないけど、とりあえずは楽しみにしてみます。よい出来映えだったらいいなー。
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by rivarisaia | 2013-10-17 23:58 | 映画や本の雑記 | Comments(0)

月曜はアカデミー賞でした。今年はいろんな作品が万遍なく賞を取った年で、ひとつの作品があれもこれも最多×部門受賞!という感じではなかった年でした。

振り返ってみると、なにげに『ライフ・オブ・パイ』がいちばん数が多くて4つも受賞していた。意外〜。ノミネート/受賞作品ですでに公開されてるけど未見のものが溜まっているので、観に行かなくっちゃーと思っている私です。

いっぽうで、『ライフ・オブ・パイ』のVFXを担当していた会社 Rhythm & Hues が倒産したり、日本ではウォン・カーウァイ/王家衛の映画の配給等で有名なプレノン・アッシュが破産…ともうなんだか暗いニュースが流れて、もうじき春だというのに木枯らしがぴゅーっと吹いているような寂しい世の中なのでした。

Rhythm & Hues もプレノン・アッシュもびっくりですよ。R&H は有名な老舗大手なのに。やっぱり人件費が安い国に仕事がいっちゃうのかな…。プレノン・アッシュはまあ、いろいろと厳しかったんだろうなというのはわかるんですけど、黒沢監督の『一九〇五』の製作はもう無理なのかしらというのと、配給作品の上映権とか大丈夫なのかしら、というのが気になるところです。

エルマンノ・オルミの『ジョヴァンニ』もプレノン・アッシュが配給で、数年前にシネマヴェーラで再上映したときに行きそびれたので、またやらないかな〜とずっと思ってたところだったのに! 嗚呼!
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by rivarisaia | 2013-02-26 23:59 | 映画や本の雑記 | Comments(0)

洋画の興行成績が低下というニュースをみてふと思ったのですが、そういや最近の私の場合、映画館でみるかどうかかなり悩むものに「小説の映画化」があります。あくまで、私自身の問題ですが。

以前は、原作と映画は別だから、ときっぱり割り切って観ることができたんだけど、最近は何故かそれができない。なんでだろう? しかも増えてるし、小説の映画化。

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原作未読ならいいけど、問題は既読のとき。DVDでいいやというのが多々あり、劇場でみないと今後の公開作品が減るかもという危機感も抱きつつ、しかし観客がそこまで責任負うのも変だよというところに落ち着くのであった。

とりあえず、あらすじはオチまで知っている状態なのに、それでも映画館で観たいのは、映像にとても魅力があるか、うまくアレンジされてそうな場合。この辺は予告編から想像するしかないんだけど。

本当は原作をどうアレンジするかが監督の腕の見せどころで、「原作は原作、映画は映画で両方よかった」と言えちゃうのがもっとも理想的。ちょっと前になるけど『ヒックとドラゴン』は映画と本ではぜんぜん違うけど両方好きだし、『少年は残酷な弓を射る』もうまく映像化しててよかった。

が、失敗すると「原作で好きだった場面が軒なみカットされて、余計なものが追加されてた…」と怒りにわなわなふるえたりすることに(ええ、映画版『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』のことだ)。ラドクリフ君の『黒衣の女』も余計なことをやっちゃった感が…。

いっぽうで、できるだけ忠実に映像化した作品の場合、「その世界を映像でみたいわ〜」という場合はいいけど、そうじゃないと一度読んだ話を映像で再確認する状態になってしまってちょっと辛いです。

指輪物語やハリー・ポッター、トワイライト、最近だと『ハンガー・ゲーム』のように、熱狂的な原作ファンが多い場合はたいてい忠実に映像化パターン。アメリカで原作が売れてても、日本ではまるでダメという場合もあるので、そういう状況の差も興行成績に影響しそう。

あとね、原作未読の場合、映画のあとに読むほうがいいのかも悩んじゃう。

というのも、映画じゃなくてドラマだけど、刑事ヴァランダーの『ファイアーウォール』を先にドラマで見ちゃったために、小説が楽しめなかったのだ…。やっぱりミステリは小説を先に読んだほうがいいのだろうか。しかしそうすると、映画で犯人や展開にビックリすることができない。悩ましいわ…。みんなどうしてるの。
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by rivarisaia | 2013-02-05 21:17 | 映画や本の雑記 | Comments(6)

昨日、Twitter経由で知って、つぶやいたんですけど、ヤン・マーテルの『パイの物語(Life of Pi)』の映画版の予告編がついに出ました。

映画化すると聞いてから早数年。当初、名前が挙っていた監督はジャン=ピエール・ジュネだったのですが、アン・リーに変更になり、それを聞いたときに私は「ええ〜。アン・リーなのか…」と少々不満をもらしたことは正直に告白しておきます。

が、アン・リーのほうがよいかもしれませんよ。思い返してみると、宗教的(哲学的)なエピソードやさまざまなメタファーが出てくるので、アン・リーのほうが合ってるような気がしてきました。不満言ってごめん!

はてさて実際にどうなのかは完成作品を観てみないと何とも言えないですけど、期待値はけっこうアップしました。3D映画という話も聞いたんだけど、3Dで見たほうがいいのかなあ。それ以前に日本で公開するよね…。

ということで予告編をどうぞ。



ミーアキャットの島が! そしてリチャード・パーカー(ベンガルトラの名前です)がいい感じ!シマウマはいたけど、オランウータンとハイエナはどこー?

ずいぶん前に、原作の感想をコチラに書いてるんですけど、大したことはまるで書いてないどころか、何だこのまったくやる気の感じられない感想は!という有様なので私の感想は特に読まなくていいです。たぶん、私は読後の衝撃が大きすぎて、ボーっとしてたんだと思います。

原作未読の人は、いっそ映画みてから本を読むのがいいかもしれません。そりゃそうと、著者のヤン・マーテルってパイ以降の著作がどうもパッとしないですよね。
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by rivarisaia | 2012-07-26 18:35 | 映画や本の雑記 | Comments(0)