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アリス:チェコのアニメーション

昨日、クエイ・ブラザースとヤン・シュワンクマイエルの話が出ました。どちらも私にとっては同じ香りのするアニメーション作家です。

ヤン・シュワンクマイエルには、不思議の国のアリスをモチーフにした映画『アリス』があり、私はこれをなぜかアメリカで観たのですが、終了後にスタンディング・オベーションとスタンディング・ブーイングが同時に起こるという珍しい体験をしました。アリスに思い入れがある人にとっては、「許すまじ!」と出るか、「イメージに合ってる!」と出るか二つに一つなのかもしれません。劇場では賞賛派と反対派が激論を交わしてました。

なかなか独特な雰囲気を出している作品で、映画は映画と割り切って見ると楽しめるかもしれません。ウサギの穴に落ちて行くのではなく、机の引き出しの中ににゅるる〜とアリスが入っていくのが面白い。また、アリスは身体がデカくなったり小さくなったりするわけですが、「通常〜デカイ版」は人間の女の子、「小さい版」はビスクドールが演じています。人形版はかなりカワイイです。ただし、生肉が動いたりする気持ち悪いシーンもあるので、子ども向きとは言えませんよ!

クエイ兄弟はモノクロの印象が強いせいか、毒々しさで言ったらヤン・シュワンクマイエルの方が上。私はどちらかと言うと廃墟っぽい雰囲気が漂うクエイ兄弟の方が好きかなあ。そんなわけで、シュワンクマイエルの『オテサーネク』を見る勇気が出ません。アリスより激しそうだもんね。

クエイ兄弟のオフィシャルサイトはコチラ

ヤン・シュワンクマイエルのオフィシャルサイトらしきものはコチラ、他にも作家紹介サイトがありました。
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by rivarisaia | 2006-06-09 21:37 | 映画/洋画 | Trackback | Comments(0)

英雄十三傑:

酒は飲んでも飲まれるな!兄弟喧嘩は良くないよ!ということで、『英雄十三傑(十三太保/THE HEROIC ONES)』を観ました。監督は張徹。あれっ、またですか?『五毒』の監督ですよ。別に狙ってるわけではないんですけどねー。おかしいな。惹かれ合う何かがあるのかしらね。

唐の末期、沙陀国の王には13人の息子(養子含む)がおり、団結して黄巣の反乱軍と戦っていた。しかし、兄弟たちの絆は次第に壊れていく。そして....

13人の息子のうち、メインのお二人は、デヴィッド・チャン(姜大衛)とティ・ロン(狄龍)。狄龍は、『男たちの挽歌』の時に「石立鉄男に似てる」と私の周囲に言われてましたが、そうですか?若かりし日の狄龍は全然似てません。一方で、姜大衛はジェイ・チョウ(周杰倫)にやっぱり似ています。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ 天地大乱』の姜大衛が頭にあったので、かつての私は全然似てないと言ってましたが、嘘です。若き姜大衛は似ています。
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ワイヤーアクションの先駆けといわれているこの映画、姜大衛がフゥ〜ワリ、フゥ〜ワリと空中を飛んで剣をかわすシーンが、ピューッと空を飛ぶ最近のワイヤーアクションとはまた違って新鮮な感じ。白貂の毛皮(かどうか知りませんが)をまとった姜大衛の身軽な雰囲気がよく出ています。

しかし、この映画の真のみどころは壮絶な死にざまです。特に俯瞰で撮ってる『五馬分屍(註1)』は凄かった。しかも撮り方がうまい。ヘタすりゃ安っぽいスプラッタになりそうなところを、パオを巧みに利用したあの演出。やはり張徹、恐るべし!!

世の中がサッカーでうかれ気味なのに、「五馬分屍」で騒いでる自分がズレていることにハタと気づきました。サッカー気分を盛り上げるべく、早く『GOAL!』を観に行かないと!


註1:頭と手足を縄でしばり、その縄をつないだ5頭の馬を5つの方角へと疾走させることで身体をバラバラにするという刑罰です。あな恐ろしや...。
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by rivarisaia | 2006-06-07 23:35 | 映画/アジア | Trackback(1) | Comments(2)

多羅尾伴内シリーズ:ビバ!ちえぞう

本日はショウブラ鑑賞の予定なのですが、昨日の記事のせいで、片岡千恵蔵に対する妄想が膨らんでしまいました。一時期、千恵蔵にクラクラしていた時代がありまして、サムライも捨てがたいけど、やっぱり千恵蔵は多羅尾伴内だよね!

さて、GHQのせいでチャンバラが製作できなかった時代、千恵蔵のためにつくられたミステリ風味の現代活劇が多羅尾伴内シリーズです。1作目『七つの顔』(1946)から『七つの顔の男だぜ』(1960)まで、全11作。
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かつて怪盗として日本を震撼させた藤村大造=多羅尾伴内は、心を入れ替えて正義のために活躍している。「ある時は片目の運転手、ある時は香港の大富豪、そしてまたある時は....(延々続く)....その正体は、正義と真実の使徒、藤村大造だッ!」が決めゼリフ。しかし当時大人気だったこの映画は批評家から散々言われたようで、

千恵蔵が七変化をするのが映画のポイントだが、どんなに化けても観客には千恵蔵本人であることが一目瞭然であり化ける意味が薄く、また事件の推理・捜査と大して関連してもいない。(by Wikipedia)

だそうです。まあ、その通りなんですけどね!どう変装しても千恵蔵の顔の大きさは隠しようがないですから、悪党は騙されても私たちにはバレバレです。でもそこがいいの。

その他の突っ込みどころとしては、千恵蔵には絶対に銃弾が当たらない(正面から撃たれても、ひょいひょいと顔を左右に動かすだけで千恵蔵は無傷)、酒を注文する時には「琥珀の水をくれないか」とイカした頼み方をする、などが挙げられます。

しかし、この映画の醍醐味は、ラストシーンであるといっても過言ではありません。

銃撃戦を経てめでたく事件を解決すると、外車に乗ってカッコよく走り去っていく千恵蔵。フと見ると、なぜか電柱などに1枚の紙きれが貼ってあり、そこには「夜霧の中に消える男がどーのこーの、光がどーしたこーした」などという意味不明の千恵蔵ポエムがしたためられている。

深い意味がありそうな、何の意味もなさそうな....。というか、これはいつ書いてるんでしょうね?

ポエムをメモしておいたノートがどっかにあったハズなんですが、家中を探しても見つかりませんでした。誰かメモしてる人がいたら教えてほしいです。
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by rivarisaia | 2006-06-06 20:36 | 映画/日本 | Trackback | Comments(0)

鴛鴦歌合戦

先日、茶道をたしなむ人と骨董茶碗の話になりました。
骨董は集めだしたらキリがない、などという話をしていたのですが、その間ずーっと、
私の頭の中では「さ〜て、さて、さて、この茶碗〜♪」という歌がエンドレスで鳴り響いていました。もう誰か止めて〜!

鴛鴦(おしどり)歌合戦』を観た人なら分かってもらえるはず。

『鴛鴦歌合戦』は、今年の1月にユーロスペースで上映したので、観た人も多いかもしれません。未見の人は浮かれ気分で観るべきですよ!

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千恵蔵が病気になってしまったため、わずか7日間でつくられた伝説のオペレッタ時代劇。監督はマキノ正博、サイレント映画からトーキーへと移行していた1939年の映画ですね。うわー太平洋戦争の2年前だよ。そんなことは微塵も感じさせないほど底抜けに陽気です。

あらすじは、江戸時代を舞台に貧乏浪人・礼三郎(片岡千恵蔵)と3人娘の恋の鞘当てのお話。そこに骨董好きの志村狂斎(志村喬)の娘・お春(市川春代)にひとめ惚れしたお殿様(ディック・ミネ)の話が絡んできます。

千恵蔵は病み上がりのため、いささか地味な扱いですから、ファンは物足りないかもしれません。でも、その代わり他の皆さんが頑張ってスイングしています。何たって志村喬がほがらかに歌うからね!「ぼくは〜わかぁ〜い殿様〜♪」と歌いながら登場するディック・ミネも魅力的ですが、何といっても市川春代が可愛い。愛嬌があるというのはこういう人を指すのだと思いました。

私が初めて観たのは、かれこれ15年くらい前ですが、15年経っても歌が頭から離れない。ズラーッと並んだ日傘が目に浮かぶ。それくらい強烈です。ツィイーたんの『オペレッタ狸御殿』は未見ですが、元祖サムライ・オペレッタを楽しむならこちらをどうぞ。
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by rivarisaia | 2006-06-05 23:52 | 映画/日本 | Trackback | Comments(0)

バルカン超特急

「シベ超」じゃないので注意してください。こちらはヒッチコックの『バルカン超特急(原題:The Lady Vanishes)』。1938年の映画で、ヒッチコックのイギリス時代の最高傑作(by Wikipedia)です。久々の洋画だ!

主人公アイリスが親しくなったミス・フロイという老婦人が、イギリスへ向かう列車の中で突然消えてしまう。車内の人間はそんな女性は最初からいなかったと言うのだが....

むむ、何かに似てますね。ジョディ・フォスターの『フライトプラン』と設定はほぼ同じ。でも『フライトプラン』を見ていないので、展開がどのくらい似ているのかはナゾ。同じような映画を続けて見ると比較しちゃってつまらなくなるので、『フライトプラン』はほとぼりが冷めたら見ようと思います。

1938年でこの出来はさすがヒッチコック。ストーリーは盛りだくさんです。ヒロインとヒーローも魅力的なのですが、脇役の皆さんがなかなか個性的な点に注目したい。未見の人のために、多くは語らないことにしますが、これだけは書いておきたい名セリフは「お茶の時間だ。イギリス人は必ず食堂車にいる」。飲んでた茶を吹き出しましたよ。
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by rivarisaia | 2006-06-04 23:58 | 映画/洋画 | Trackback | Comments(2)

嵐を呼ぶドラゴン:

本日のショウブラ映画は『嵐を呼ぶドラゴン(方世玉與洪煕官、Heroes Two)』。監督は五毒拳のチャン・チェ(張徹)です。

〜あらすじ〜
洪熙官は清朝の焼き討ちにあった少林寺から脱出。しかし、方世玉に悪者と勘違いされた洪熙官は清に捕われて地下牢に幽閉されてしまう。そして...

洪煕官はワイルドなチェン・クアンタイ(陳観泰)、白い衣に白い扇がトレードマークの方世玉は、二枚目アレクサンダー・フー・シェン(傅聲)が演じています。

チェン・クアンタイ、かっこいい〜。方世玉のせいで地下牢につながれているのですが、「フフ、俺はそんな小さなことはもう気にしないさ」と言わんばかりの余裕っぷり。そんな洪煕官アニキに「弟弟子」と呼ばれちゃった方世玉は、嬉しさのあまり油断して一撃を食らってました。まあ、この場合は仕方がないよねー。

「兄弟子は自分のせいで捕まった...絶対に助けなければ!」と心に誓う方世玉。敵にやられたせいで一度は退散。しかし、8日後には洪煕官アニキは処刑されてしまう!さあどーする!と思っていたら...、穴を掘ってましたよ!飲まず食わずで、アジトから地下牢まで。いや、別にいいんですけどね。

最後の戦いシーンはかなり長いので、見応え十分です。敵のラマ僧(清の将軍はラマ僧から武術の手ほどきを受けていたのだった)なんですが、みなさん痩せていらっしゃるのに筋肉がすごくてちょっとコワイ(藤木源之助ほどじゃないですが)。また、暗器を受けた師匠が「鶴型だ!」と方世玉に言うシーンで、鶴型という名前の暗器かと一瞬思ってしまった私。いや、拳法の型だろ、普通。

フー・シェンは、1983年にポルシェに乗っていて事故にあい亡くなっています。なんだか赤城圭一郎を思い出します。方世玉からトニー赤城にまで思いを馳せることになろうとは、ホント予期せぬ1本でした。
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by rivarisaia | 2006-06-01 22:54 | 映画/アジア | Trackback | Comments(2)

チアーズ!

大した内容じゃないのに、なぜか何度も見てしまう映画は何本もあるのですが、
そのうちの1本が『チアーズ!(原題:Bring It On)』。

キルステン・ダンスト主演の青春チアガール映画で、『トゥルー・コーリング』のエリザ・ドゥシュクがカッコイイ親友役で出ています。

全国大会で優勝を目指すハイスクールのチアリーディング・チーム。しかし大会直前に、自分たちの振り付けが盗作だったことが発覚した。さあどうする?

まあ、あらすじはこんな感じ。でも、ストーリーはどうでもいい。一応恋愛要素も含まれるのですが、それもどーでもいい。ポイントはチアです、チア。しかもガチンコ・チア。チア・ダンスではなく、スポ根チア・リーディング。足は折るし、歯も折れる、ゲロだって吐く。しかも女子がビュンビュン宙を飛びます。ワイヤーも使ってないのに〜。特に、ライバル高校のチーム「クローヴァーズ」がド迫力です。

この映画を初めて見た頃は、ゴリエもチアをやってなかった。NHKで深夜にひっそりと放映していた日本全国チア大会の模様をバッチリ見てしまったのは言うまでもありません。

ちなみに、去年の私的ベスト映画に入る『Be Cool』で、ザ・ロック様が『チアーズ!』のキルステン・ダンストのモノマネをするシーンはかなりツボにハマりました。全然似てないんですけどね。あの映画でのザ・ロック様は、『チアーズ』を何度も繰り返し見ているに違いありません。TVの前でゼッタイに一緒に踊っていると確信しました。
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by rivarisaia | 2006-05-31 02:18 | 映画/洋画 | Trackback(2) | Comments(2)

食神:カレン姐さんの歌がすばらしい

チャウ・シンチー(周星馳)の『食神』は大好きな映画のひとつです。この映画が好きというより、チャウ・シンチーが好きと言ったほうが正しいか。最近の作品では、『少林サッカー』も面白かったのですが、毎度おなじみのブルース・リー・ネタ、功夫映画ネタ、武侠ネタがてんこ盛りの『カンフー・ハッスル』が、血圧あがって卒倒しそうなくらい個人的には最高でした。私の周囲では、『少林サッカー』のほうが好きな人が多いのですが、実は何回見ても飽きないのは『カンフー・ハッスル』ではないかと思う今日この頃。

で、『食神』です。公開当時、見に行こうと誘った人たち(元会社の同僚たち)からことごとく断られたという、哀しい思い出もある映画。セリフ完全翻訳字幕を目的に、再度見ました。

1文あらすじは「食神として驕り高ぶっていた料理人が、罠にハマって落ちぶれて、屋台を切り盛りするアネゴと出会い、再び真の食神の座を目指す!」。

ものすごく詰まってましたよ、完全翻訳字幕。訳したお方に「グッジョブ!」と言いたい。速読には自信がある私も読み切れないほど。細かい部分では、「倚天切」と「屠龍斬」などという、今だからこそ私も笑える武侠小説ネタもありました。

もちろん完全翻訳字幕で細かいネタを追求しなくても十分楽しめます。この映画で注目してほしいのは、やはりカレン・モク(莫文蔚)。特にカレン姐さんが突然歌いだすシーンは何度見ても大笑いなので、ツラいことがあったら、このシーンを思い出せば気分が晴れるにちがいない...と心のメモ帳に記しておきました。カレン・モクの女優魂は必見です、必見。

そうは言っても、アクが強い映画であるのも確かです。「料理するのになんで少林寺で修行するのさ?」と思ってしまう人や、「ミスター味っ子」がキライだった人、もともと香港映画のベタなギャグに引いてしまう人などには向かないかもしれませんね。
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by rivarisaia | 2006-05-28 23:51 | 映画/アジア | Trackback | Comments(0)

大酔侠:かっこいい女剣士

本日のショウブラ映画は、『大酔侠(Come Drink with Me)』。
監督:キン・フー(胡金銓)
出演:チェン・ペイペイ(鄭佩佩)、ユエ・ホア(岳華)、チェン・ホンリェ(陳鴻烈)

1文あらすじは「人質に取られた長官を助けるべく、"金のツバメ"と"酔いどれ猫"が悪党相手に大活躍」。

武侠映画の王道をいく作品でした。途中で家人が「ハッ!この人は...グリーンデスティニーの! うむむ、あの身のこなしができる女優はそうそういないと思っていたが、ここで出会うとは...」とうなっていました。確かにヒロインの"金のツバメ"を演じるチェン・ペイペイのアクションは、キリリとしまっていてカッコイイ。二刀の短剣で戦う様は、まるで舞を見ているかのようです。

そして、これまたステキなのが"酔いどれ猫"こと、ヒーロー酔侠のユエ・ホア。酔っぱらってて、物乞い、しかも竹竿を持っている時点で、どこかの丐幇の幇主かと思いましたよ!縁の下の力持ちのように、さりげなくヒロインを助けてくれるところなんて、くぅ〜〜カッコイイ!アニキと呼んでついて行きたい気分です。

『グリーンデスティニー』に大きな影響を与えた映画だけあって、『グリーンデスティニー』を彷彿とさせる雰囲気も感じられるのですが、あっちが「ワガママ娘のトンチンカン・ストーリー」だったのに対し、こちらは90分の間に「悪党キャラ紹介」「飲み屋での戦い」「師弟間の過去」「人質交換」「ちょっと色っぽいシーン」「師弟対決」などなど、さまざまな要素が詰まっているのに、うまくまとまっています。

掌からシューーーッと気が発せられる演出には、かなりビックリしました。最近の武侠ドラマだとCGでモワモワ〜と掌から光が出たりすることが多いのですが、それよりもこちらの方が私は断然好きです。気のイキオイが感じられます。まあ、どーでもいい感想ですね。

ジャッキー・チェンが子役で出ているらしいのですが、全然気づきませんでした。どの子どもがジャッキーだったの...。もう1回見てみます...。
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by rivarisaia | 2006-05-27 23:44 | 映画/アジア | Trackback | Comments(0)

ヒーロー・ネバー・ダイ:侠気が好きなら必見!

いつかこの映画については書いておかねばと思っていたのですが、昨日のレオン・ライつながりで登場させます。「侠気」という言葉にグッと来るなら、必見、必見、必見の映画。
それは『ヒーロー・ネバー・ダイ(眞心英雄)』。

原題が「まごころ」で「英雄」ですから! 

監督は、敬愛する杜[王其]峰(ジョニー・トー)。
主演は、レオン・ライ(黎明)とラウ・チンワン(劉青雲)。

アッサリ顔で無表情のレオンと濃くて熱い顔のラウチン(ホメてます)が紡ぎ上げる男の友情。一番最初に見た時は、レオン目当てだったのは言うまでもありませんが、私はこの映画でラウ・チンワンが忘れられない存在に。ジョニー・トー監督との出会いもこれが最初。

あらすじを1文で言うと「対立する組織に属する2人の殺し屋の熱い絆と過酷な運命」、
キーワードは
「コイン投げ対決」「キープされたワインボトル」「上を向いて歩こう」
何だそりゃ、と思うかもしれませんが、そうなんだってば!

この映画のスゴさは見ないと分からないのですが、前半はまったりして退屈と思う人もいるかもしれません。実際に、「この映画凄いから見るべし」と私に勧められた家人は、前半のコイン投げ対決あたりまで「この2人はいったい全体何をしているのか?」とブツブツ言っていましたし、私だって、初めて見た時は「この映画は何をやりたいのか...」と悩みながら鑑賞したものです。しかし、中盤の激しい銃撃戦の後、2人の殺し屋がそれぞれ組織から追い出されてしまったあたりから誰もが無言になり、前のめりになって画面にクギづけになるハズだ。

殺し屋の恋人たちの運命も過酷で壮絶、そして殺し屋2人の運命はそれを通り越して、行くところまで行っちゃって怒濤、流転、衝撃、まさに死闘。特に後半のラウ・チンワンには言葉もありません。見終わった後に消耗するので、体力、気力ともに無いと見られない男泣き映画でもあります。
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by rivarisaia | 2006-05-26 21:22 | 映画/アジア | Trackback | Comments(2)

見たもの読んだものについての電子雑記帳


by 春巻まやや
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