黒衣の女

どういうわけだか読んだつもりになっていたけど実は読んでなかった本というのがあって、そのうちの1冊。英国の正統派ホラー。ぞぞぞときました。
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黒衣の女』スーザン・ヒル著、河野一郎訳 ハヤカワ文庫
クリスマス・イヴ。もう長いあいだ忘れていた、あの恐ろしい思い出がよみがえる。それはまだ若かったわたしが、ある老夫人の遺産を整理するために「うなぎ沼の館」に向かったことが発端だった…

何をどう誤解したのか、ミステリーだと思い込んでいたので、途中で「ホラーかよ!」と不意をくらいました。そのせいで「ぞぞぞ度」がアップしたかもしれません。ホラーを読むぞーという心構えがあったら、そこまでびびらなかった気もするが。

でも、裏表紙に思いっきり

イギリス沼沢地方独特の雰囲気を背景に描き上げる、正統派ホラーの真髄


って書いてあるんだよ。ちゃんと読め、自分。

この沼沢地方の湿っぽさと、古い館のカビ臭い感じ、謎の黒衣の女の不気味さがとても相性がよい。これでもかこれでもかと迫ってくる恐怖というよりも、むしろじわじわと下のほうから染みてくる怖さです。後から思い返してゾッとするという場面がいくつかありまして、なかでも子どもがずらりと並んでたっていうのがいちばんイヤな感じでした。
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by rivarisaia | 2009-05-25 20:14 | | Trackback | Comments(0)

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