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電子ブックと本のつかいわけ

本日、ツイッター界隈で囁かれた話題は、台風とKindle。ここで私が話題にしたいのは電子ブックリーダーのKindle。アメリカのAmazonが、日本を含む世界各国でKindleを販売すると発表しました。

これは悩む。かなりほしい。Appleからも電子ブックリーダー出るのかなあ? ここは、ようすを見るべきか。

日本では、過去に電子ブックは失敗してるんですが、書籍というのは紙を印刷・製本した形態でなければならない、と考える人のほうが圧倒的に多いんだと思う。私も、当然ながら帳面派なので、その気持ちはわかる。むかしは電子ブックなんてありえないと思ってました。

でも、いまの私は、電子ブックも大いにアリだ、と考えるようになった。同時に、モノとしての本も存在してほしい。電子ブックと印刷製本された本を使い分けたい。

心境の変化にはいくつか理由がありますが、大きな理由は次のみっつ

その1:本を置くスペースの問題
本棚に入るだけしか持たないことにしたけど、実際スペースの問題は大きい。

内容が好きで造本もすばらしい読みものやビジュアル書はとっておくし、二度と読まないものはさっさと手放すのですが、問題は、別にとっておかなくてもいいけど、いつか読み返すかもしれないなあ、という微妙なポジションにある本。あと、洋書を引き取ってくれる古本屋が少ないのも困る。電子ブックというかたちで取っておけるのはいいかも。

余談ですが、内容はつまんないけど造本がすばらしい、という非常に困った本も存在し、それらはやむなく仕事の資料箱に直行するんですが、なんか腑に落ちません。

その2:検索機能の問題
検索機能つきの電子ブックがあると、何かと便利。

仕事柄、山のような資料本に目を通すことがあるのですが、とくに今年のはじめ、何十冊もの本のインデックスを引いて、該当ページを見て、必要な情報を探す、という作業を時間と戦いながらやっていたときに、検索機能がついた電子ブックがあったなら…と涙目になった。相当ぶ厚い本にインデックスがなかったりすると、もううんざり。あと、インデックスが間違ってたりとかさ…(遠い目)

この500ページを一発検索したい!と何度歯ぎしりしたことか。そして、Googleブックが役に立ったこともあり、電子ブックって検索できるなら便利だよ、としみじみ思った。

その3:iPhoneのおかげ
iPhoneに青空文庫リーダーと英語の小説をいくつか入れてみたら、なかなか楽しい。

かつてふつうの携帯電話を使ってたときは、携帯の画面で小説なんて読めるか!と思ってましたが、iPhoneにしたら読めるどころか、かなり重宝しています。

ただし、iPhoneだとやっぱり画面が小さい。比較的読むのが早い日本語(青空文庫系)は頻繁にページをめくることになり、目がつかれます。英語は読むのが遅いので、まだマシだけど、それでも画面に出せる文字量が少ない気がする。あと、パラパラとページをめくって、ざっと中味を見るにはiPhoneは不便。

ということで、電子ブックリーダーに対して前向きです。

わからない言葉をその場で引ける辞書機能がついてるとなお便利。将来的には、イタリア語の辞書を入れたら、イタリア語の小説を辞書機能つきで読めるような電子ブックリーダーがほしい。

電子ブックは日本でも広まるといいなあ。そのいっぽうで、モノとしての本のあり方を見つめ直して、本の質が向上するとなおいいんですけどね。
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Commented by ゆきたか at 2009-10-08 10:28 x
こんにちは。
電子ブックは目が疲れてしまってどうしても印刷された本に手が伸びてしまいます…使いこなせないっていうのもありますが(;´Д`)
ただ、やっぱり場所の問題とかもあるので長時間見てても疲れないような工夫がされれば良いなぁと思います。
Commented by rivarisaia at 2009-10-09 02:30
>ゆきたかさん、こんにちは。

画面だと目がつかれるっていうのはありますよね。iPhoneで読むと小さいせいもあって、長い小説を長時間つづけて読むのは難しいです。

Kindle、ちょっと欲しいなと思ったのは、画面が「電子ペーパー」なので(といっても、私にもなんだかよくわからないんですが)、見やすくて目がつかれないらしい、という点もあるんですよね。サイズも大きいけど軽いっていうし、実際にどんなものかちょっと使ってみたい。やっぱり買うべきかしら。円高のうちに…。
Commented by fontanka at 2009-10-10 11:42 x
こんにちは。
便利というのは特に仕事の本でわかります。
でも、電子ブックになったら、「書き手」(&出版)の方はかなり不利なんじゃないかなと思います。
その結果必要な本が、「提供されない」ということになりかねないなと、思ったりしています。
Commented by hana at 2009-10-11 23:13 x
こんばんは。
Kindle、実は数ヶ月前に旦那が一人騒いでいた時は、別段興味すらわかなかったのに、日本で利用できるようになったと聞いてAmazon.comの紹介を見てみたら・・・。

すっごく欲しくなりました!
ちょうど先週私の誕生日で、まだプレゼントをもらっていなかったので、速攻このKindleをねだろうかと思っているところです。

その場で引ける辞書機能もあるようですし、音声機能もあるとのこと。
デモを聞いてみてもなかなか流暢なので、コンピュータとはいえほとんど違和感も無いです。

モノとしての本ももちろん買い続けますが、これはこれでアリだと思います。
Commented by rivarisaia at 2009-10-13 01:56
>fontankaさん、
出版社は、印刷費と紙代の値上がりと、返本率の高さ(というか返本サイクルがどんどん短くなってる気がする)のおかげで、制作コストが以前にくらべるとかなり下げられているので、電子ブックで販売する分は制作者や書き手に還元したらいいんじゃないかと思うんですよね。印税を高めにするとか。

いずれにしても現状のママだと、良書が生まれにくい悪のスパイラルにますますはまっていく気がします(すでにスパイラルにはまって久しいですが)。電子ブックをうまく質の向上に使える方向にもっていくようにしないとだめですよね。
Commented by rivarisaia at 2009-10-13 02:04
>hanaさん
Kindle、以前は全然興味なかったんですが、欲しい本がすぐに読めるというのは、なんてことなさそうだけど、かなりポイント高いことに気づきました。

特に洋書の読み物系は送料と配送期間を考えると、圧倒的にKindleが有利。美術書や写真集などは別ですが。

昨年洋販が倒産したときに、洋書の販売は転換期にきている気がしましたが、ここにきて、また大きく変わりそう。

プロダクト・デザイン面でいうとKindleはちょっといまひとつなところもあるものの、現在手に入る電子ブックリーダーとしては一番いいかもしれない〜と思うので、たぶん買う予感…。
Commented by hana at 2009-10-13 19:28 x
今日旦那より、KindleをAmazonで注文してくれたとのこと!!
早ければ今月末には手元に届く予定です♪

確かに、洋書となると『今これが読みたい!!』と思っていても、配送に時間がかかったりするので、気持ちが若干冷めてくるというか、タイムラグがどうしても発生しますよね。

そこにこのKindleとなれば、60秒待つだけで読めるようになるなんて、
ちょっとドラえもんが出してくれた道具みたいです(笑)。

Commented by rivarisaia at 2009-10-14 21:47
>hanaさん
さっそく注文されたのですねー。私も予約しよう。どのくらい読みやすいのかナゾですが、ものは試しで使ってみないことにはわからないし。

国内の配送期間程度であればさして気にならないんですけど、洋書の送料と配送期間の関係はいつもかなり悩むところなので、すぐ読めるってすごいですよね。あとは、とっておきたくないけどちょっと読んでみたい本とか、買うかどうか迷ってる本を購入しそう。
by rivarisaia | 2009-10-07 23:44 | 映画や本の雑記 | Trackback | Comments(8)

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