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見たもの読んだものについての電子雑記帳


by 春巻まやや
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ロマノフ王家の謎

ロマノフ王家のニコライ2世一家全員の遺骨確認のニュースはたしか去年あたりに見ました。1991年見つかった遺体のなかには、皇太子と皇女のうちひとりの骨がなかったんですけど、2007年に別の場所で見つかった骨をDNA鑑定した結果、この行方不明だったふたりのものだと判明。一家全員の死亡が確認された、というお話です。異論もあるらしいが、そういうことです。

昨日、たまたまナショナル・ジオグラフィック・チャンネルを見ていたら、この件を追いかけてた番組「ロマノフ王家の謎」をやってたので、じっくり見てしまいましたよ。

番組ではアナスタシア皇女とアレクセイ皇太子の骨が!と言ってたけど、あれ?途中で科学者の方が

「アナスタシアかマリアかは判定できませんが、家族全員の骨が確認されたということで、どっちでもいいでしょう」


って言ってなかったか? ネットで調べると見つかってなかったのはマリアとアレクセイ、と書いている記事も多いのですが、結局どっちなのかは私も「どっちでもいいでしょう」ということにしておきます。
ロマノフ王家の謎_b0087556_19303125.jpg

今回の番組でちょっと驚いたのは、皇帝一家の銃殺チームのダメさ加減です。誤算だらけで、ツメが甘いといいますか、コーエン兄弟あたりに映画化してもらってもいいくらいダメでした。どんな具合だったかと言いますと、

皇帝一家と召使い数名を地下室に集めて銃殺しようとする。

心臓に一発で処刑のはずが、いざ撃ち始めると石の壁に当たった銃弾がはねかえり、現場はパニックに。

とりあえず、全員死んだと思って死体を運び出そうとしたら、
なんと皇女が生きていた。(宝石のついたコルセットが防弾の役割を果たしていた)

ビックリして銃身でめちゃくちゃに顔をなぐって撲殺(ヒドイ...)

なんとか死体を運び出し、森の中の坑道に埋める

仲間が近くの村人に皇帝一家を処刑して埋めたことをベラベラしゃべってしまった!
バカー!バカー!ってことで死体を移動しなくてはならなくなる。

とりあえず2体(皇女と皇太子)をバラバラに刻んで、硫酸かけて火をつけたが、燃えるのに時間かかりすぎるよ!もう夜が明けちゃうのにーー!

残りの死体は別の場所に穴ほって埋めよう....


ダメだ…この人たちの段取りの悪さ。死体のあった場所が2カ所にわかれていたのは、以上の流れだとのことですが、たしかに彼らの立場になってみれば、皇帝一家の処刑命令なんて大仕事すぎて、全員パニック状態になってもおかしくないから、しかたないかもね。

ニコライ2世(と皇后)にもいろいろ問題はあるんですけど、こういう最期は気の毒だなとしみじみ思いました。4人の皇女が美人揃いだからかもしれませんが。
Commented by fontanka at 2009-10-10 11:38
あの番組、私も見ましたよ。
アナスタシアとアレクセイだと思ってましたけど、新たに鑑定したの・・・

ロシアに行った時、皇帝一家のお墓が新しく作られてました。
アナスタシアは映画「追想」(のちにアニメでリメイク?)で知ったような気がします。
ニコライ(と私はよんでますが)は、ドイツに亡命すれば良かったのに(せっかく申し出てくれたんだから・・)

ロシア再訪したいんですが、ハードルが高くて。
Commented by rivarisaia at 2009-10-13 01:47
私もアナスタシアだと思ってたんですが、中盤で科学者の人が「マリアかアナスタシアかまでは判定できませんね」というようなことを言ってたんですよね。で、あれ?と思いました。

皇帝一家はロシア聖教では聖人ですものねえ(というのを今回の番組で知った)。

ロシア行きたいけど、さすがにシベリアはちょっと寂しい感じがいたしました。
Commented by ヤコブレフ at 2010-03-20 11:06
はじめまして。遺伝子検査で無理矢理決着をつけているわりには、革命直後からニコライ二世一家が失踪するまで上記の関連各国が如何に関わったかが未だに全く伏せられたままです。一家を見殺しにした英国とドイツ、一家の運命について嘘に嘘を言い続けてきた旧ソ連のロシア、ダンマリを続けるデンマークなど、ニコライ二世一家の親戚だったイギリス、ドイツ、デンマークの事件関連文書が21世紀になっても全く公開されていないことの方が問題なんです。捏造大国の旧ソ連の事件関連物品を簡単に信用することほどお人好しなことはありません。特にエリザベス女王の祖母のメアリー王妃が困窮するニコライ二世の遺族からタダ同然で一家の宝石を巻き上げた一件などヒドイ話です。第一次大戦でロシアがイギリスに預託した莫大な軍需物資支払用資金も冷戦終了でウヤムヤ。ニコライ二世一家を抹殺することで関係者全員が何らかの形で得をしたからこそ、公開できない後ろ暗い謎がいつまでも残るわけです。事件の全貌が明白になって一番迷惑するのは親族のエリザベス女王なんでしょうね。
Commented by rivarisaia at 2010-03-22 00:22
ヤコブレフさん

こんにちは。なるほど、世界史の闇がそこに…という感じですね。いまとなっては、真相が完全解明されることは当分なさそう。関連文書が公開されるのもまだまだ遠い未来の話になるのではないかと思います。公開されると迷惑する人がいる限りはだめでしょうね。ロマノフ王朝の財宝もひっそり隠し持ってる人たちはいそうです。この番組でおもしろかったというか、あり得そうだ…と思ったのは、銃殺チームのダメさ加減、の一言につきます。逆にこれが完璧な作戦であったら、さして興味を引かなかったのですが、このダメっぷりには目を見張りました。
by rivarisaia | 2009-10-09 19:32 | 日々のよもやま | Trackback | Comments(4)