ディー判事シリーズ:ヒューリックの狄仁傑
2011年 08月 29日
祝・全巻刊行完結! ハヤカワさんありがとう! というエントリをあげようとしてたのに中途半端な下書きだけして失念してました。唐の時代に実在した偉大なディー判事の犯科帳シリーズのことです。

最終刊の帯の「最後の挨拶」の文字にに泣ける。シリーズ途中で刊行打ち切りになることも珍しくない昨今、10年かけて出版してくれたハヤカワさん、すばらしい。
著者は、オランダ人の外交官、ロバート・ファン・ヒューリック。大学院で中国語を学び、東洋学の博士号を取得した方で、オランダ外務省に務めていました。外交官時代には日本でも仕事をしていました。
中国の歴史などを研究している際に中国の探偵小説のジャンル「公安小説」に魅了されたヒューリック氏は、狄仁傑(ディーレンチェ)が主人公の公安小説「狄公安」に触発されて、ディー判事シリーズを自分でも執筆するにいたったわけです。
中国では「狄公安」はドラマのネタにもなったりしているようですが、最近ではツイ・ハークの『通天神探狄仁傑』という映画も公開されてます。この映画で監督と出演したカリーナ・ラウが香港電影金像奨を受賞したよねー。日本でも公開されるかな。ディー判事役がアンディ・ラウなのは、イメージが違う…と思ったのですが、それはおそらく、私がヒューリック氏の小説版に馴れているせい。
ディー判事は個性的な部下を使いながら自ら事件を捜査し、解決に導いていく。謎解きもおもしろいし、時代小説なので当時の雰囲気を伝える、いきいきした描写が読んでいてとても楽しい。
また、本書には必ずヒューリック氏が描いた挿絵があるんですけどね、これがまた味わい深くて好き。

挿絵を見るのも毎回のお楽しみになってました。
各巻末の解説やあとがきなども充実してて、興味深いことが盛りだくさんですよ。
●ディー判事シリーズのリスト(すべてハヤカワ・ポケット・ミステリ)
長編
『沙蘭の迷路』
『江南の鐘』
『水底の妖』
『北雪の釘』
『紅楼の悪夢』
『雷鳴の夜』
『螺鈿の四季』
『白夫人の幻』
『柳園の壺』
『紫雲の怪』
『南海の金鈴』
『真珠の首飾り』
『観月の宴』
中・短編集
『寅申の刻』
『五色の雲』
上の小説以外には、中野美代子さんが翻訳した『中国のテナガザル』(博品社)や松平いを子さん訳の『古代中国の性生活』(せりか書房)といった研究書も著作にあります。これもおもしろいよ!
あと、ディー判事シリーズは、昔、三省堂からハードカバーでも何冊か出てました。著者名はロバート・ファン・フーリックになってます。あのとき、このシリーズ全部邦訳出たらいいのにね…と家族で話してたんだけど、いやあハヤカワさん、ありがとうございました。
●オマケ
前にちょろっと紹介したのはコチラ。

最終刊の帯の「最後の挨拶」の文字にに泣ける。シリーズ途中で刊行打ち切りになることも珍しくない昨今、10年かけて出版してくれたハヤカワさん、すばらしい。
著者は、オランダ人の外交官、ロバート・ファン・ヒューリック。大学院で中国語を学び、東洋学の博士号を取得した方で、オランダ外務省に務めていました。外交官時代には日本でも仕事をしていました。
中国の歴史などを研究している際に中国の探偵小説のジャンル「公安小説」に魅了されたヒューリック氏は、狄仁傑(ディーレンチェ)が主人公の公安小説「狄公安」に触発されて、ディー判事シリーズを自分でも執筆するにいたったわけです。
中国では「狄公安」はドラマのネタにもなったりしているようですが、最近ではツイ・ハークの『通天神探狄仁傑』という映画も公開されてます。この映画で監督と出演したカリーナ・ラウが香港電影金像奨を受賞したよねー。日本でも公開されるかな。ディー判事役がアンディ・ラウなのは、イメージが違う…と思ったのですが、それはおそらく、私がヒューリック氏の小説版に馴れているせい。
ディー判事は個性的な部下を使いながら自ら事件を捜査し、解決に導いていく。謎解きもおもしろいし、時代小説なので当時の雰囲気を伝える、いきいきした描写が読んでいてとても楽しい。
また、本書には必ずヒューリック氏が描いた挿絵があるんですけどね、これがまた味わい深くて好き。

挿絵を見るのも毎回のお楽しみになってました。
各巻末の解説やあとがきなども充実してて、興味深いことが盛りだくさんですよ。
●ディー判事シリーズのリスト(すべてハヤカワ・ポケット・ミステリ)
長編
『沙蘭の迷路』
『江南の鐘』
『水底の妖』
『北雪の釘』
『紅楼の悪夢』
『雷鳴の夜』
『螺鈿の四季』
『白夫人の幻』
『柳園の壺』
『紫雲の怪』
『南海の金鈴』
『真珠の首飾り』
『観月の宴』
中・短編集
『寅申の刻』
『五色の雲』
上の小説以外には、中野美代子さんが翻訳した『中国のテナガザル』(博品社)や松平いを子さん訳の『古代中国の性生活』(せりか書房)といった研究書も著作にあります。これもおもしろいよ!
あと、ディー判事シリーズは、昔、三省堂からハードカバーでも何冊か出てました。著者名はロバート・ファン・フーリックになってます。あのとき、このシリーズ全部邦訳出たらいいのにね…と家族で話してたんだけど、いやあハヤカワさん、ありがとうございました。
●オマケ
前にちょろっと紹介したのはコチラ。
by rivarisaia
| 2011-08-29 15:29
| 本
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