ゴーストライター

『ナインスゲート』のときも感じたけど、もしかすると私はポランスキーの映画は内容云々よりも全体の雰囲気のほうが好きなのかもしれない。これもそうだったし。

b0087556_20465258.jpg

ゴーストライター(The Ghost Writer)』監督:ロマン・ポランスキー

元英国首相ラング氏の自叙伝の執筆を依頼されたゴーストライター。前任者は死んでるし、元原稿の手直しはめんどくさそうだし、しかも職場には圧迫感のある嫌な雰囲気が漂ってるし、そこはかとなく陰謀の匂いもしてるんだけど、探ってみるか?という話。

最初は、巨大な陰謀とやらがありがちであまりびっくりしないし、GPSの一件とか都合よく展開しすぎてないですか、それはいくらなんでもナイでしょう、それともワザとですかと疑問だったけど、だんだんあれはワザとじゃないかという気がしてまいりました。ユアン・マクレガーは陰謀に立ち向かうには真っ直ぐすぎて脇甘すぎですよ! で、そこが本作のポイントなのかも。くだんの「陰謀」が重要なんじゃなくて、ゴーストをいかにうまく利用してポイ捨てするかが陰謀だったりして。

ただサスペンス映画としてどうか、と言われると、つまらなくはないがまあふつう、という感想でしたが、マーサズ・ヴィニヤードにあるという設定の邸宅とその周囲の風景がとても好きだし(ややヨーロッパっぽいなと感じたんですけど、ロケ地が実際にヨーロッパだからではなく、他の理由がある気がするんだが何故だろう)、また、あの容赦ない終わり方もよかったです。

まったくもって中途半端な感想ですみません。DVDが出たらもう1回みたい、何かまた発見があるかも、という気はしています。

ところで、ラングさんの島の邸宅は、どこぞにモデルとなる建築があるのかと思いきや、完全にスタジオセットなんだってね。ああいう家、実際にありそう。
[PR]
トラックバックURL : https://springroll.exblog.jp/tb/16321801
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by fontanka at 2011-09-21 22:47 x
「ゴーストライター」→話題作らしい(?)ですね。
映画館に行くのは3Dといった娯楽作でいいや、DVDでみればいいや。というふうになって久しい私には、映画館に行く春巻さんってすごいです。
Commented by 森と海 at 2011-09-21 23:02 x
ポランスキーに他の何を求めてるの?→全体の雰囲気
戦場のピアニストなんかふいんきだけだしwww
Commented by rivarisaia at 2011-09-22 18:12
>fontankaさん
いやいや、すごくないです。家にプロジェクターを導入して以来、これでもめっきり映画館に行かなくなってしまいました。先立つものに限りがある、というのも理由ですが。あ、ゴーストライターは、ミステリファンは拍子抜けするんじゃないかと思います。
Commented by rivarisaia at 2011-09-22 18:14
>森と海さん
久しぶりですー!!うれしい! そして先日、ポランスキーに雰囲気以外の何を求めているのか、と友人3人から突っ込まれたばかりですww

戦場のピアニスト、私は戦場でピアニストがピアノ弾いてたことしか覚えてない有様だわ...。
by rivarisaia | 2011-09-21 20:50 | 映画/洋画 | Trackback | Comments(4)

見たもの読んだものについての電子雑記帳


by 春巻まやや
プロフィールを見る