The Gods of Gotham(ゴッサムの神々):オマケ集
2012年 05月 18日
先日紹介した『The Gods of Gotham』のオマケのリンク集です。
George Washington Matsell
NYPDの署長は実在の人物です。小説でも書かれているように、もと書籍商。書籍商、というだけで親近感がわくではないか。「Flash」用語集の注釈にもありますが、この人が辞書『The Rogue's Lexicon』を執筆したのでした。Matsell氏の写真はコチラでお借りしました。
『The Rogue's Lexicon』
警官たるもの、路上で話されているチンピラ用語を知らねばならない!
ということで、Matsell氏が執筆した辞書。
Google Booksで読むことができます。コチラをどうぞ。
こうした辞書を書く気になるところが、さすが元書籍商である。
Bill Poole
7章で主人公にケンカ売る人としてチラッと初登場しますが、
"Bill the Butcher"という異名をとるギャングでボクサー。
実在の人物です。本書を読んだ人は、ボクサーってところが笑えるはず!
詳しくはコチラをどうぞ。
Frances Burney
マーシーが引き合いに出す女流小説家その1。英国の小説家で劇作家。Wikipedia(英語)にも説明がありますが、Project Gutenberg で著作が読めます。コチラをどうぞ。
Harriet Lee
マーシーが引き合いに出す女流小説家その2。アン・ラドクリフとも親交があったらしい。詳しくはコチラをどうぞ。
The Awful Disclosures of the Hotel Dieu Nunnery
Father Sheehyが「ちらっとでも見たことがあるか?」と引き合いに出した本は、たぶんこれ。反カトリックの動きの中で出版されたセンセーショナルな本。Wikipedia 英語版によると、「反カトリックのホラー・フィクション」らしい。なにそれコワイ!
内容はコチラで読めます。
Kerryonians, Forty Thieves, Plug Uglies, Shirt Tails
それぞれ当時実在したギャング団の名前です。コチラをどうぞ。
the Tombs
牢屋と裁判所が合体した建物。窓がデカイ、とびっくりする人続出。確かにデカイ! というかタテに長い! 1838年に建てられました。写真は Wikipedia 英語版から。
Five Points
「the Tombs」のある場所ですが、「the Sixth ward」のスラム街。もともと沼があった場所を埋め立てて Tomb を建てたんだな〜。Wikipedia 英語版が充実してます。ここが、ちなみに映画『ギャング・オブ・ニューヨーク』の舞台となった場所。映画のほうはメインの話は1862年なので、本書から17年後ですね。
当時のニューヨークの地図
・英語版の本の表紙に使用されていると思われる地図(LINK)
イラストレーター、David Cainさんのサイト。
地区名が見えるので第6区がどのへんなのかわかりやすい。
・1845年のニューヨークの地図。ズームインできるけど、ちょっと見にくい(LINK)
・Sixth wardの地図(LINK)
・10年前の1835年の地図(LINK)
・こちらは1836年の地図(LINK)
他にもあるけど、キリないのでこの辺で。
Museum of the City of New York にもいろいろな写真があるので、参考までに。
小説の50年後の1895年には、大統領になる前のセオドア・ルーズベルトがNYPD総監に任命されます。この時期を舞台にした小説にケイレブ・カーの『エイリアニスト』がありますが、Richard Zacksの『Island of Vice: Theodore Roosevelt's Doomed Quest to Clean Up Sin-Loving New York』のほうが、ノンフィクションでおもしろそう!
George Washington Matsell
NYPDの署長は実在の人物です。小説でも書かれているように、もと書籍商。書籍商、というだけで親近感がわくではないか。「Flash」用語集の注釈にもありますが、この人が辞書『The Rogue's Lexicon』を執筆したのでした。Matsell氏の写真はコチラでお借りしました。
『The Rogue's Lexicon』
警官たるもの、路上で話されているチンピラ用語を知らねばならない!
ということで、Matsell氏が執筆した辞書。
Google Booksで読むことができます。コチラをどうぞ。
こうした辞書を書く気になるところが、さすが元書籍商である。
Bill Poole
7章で主人公にケンカ売る人としてチラッと初登場しますが、
"Bill the Butcher"という異名をとるギャングでボクサー。
実在の人物です。本書を読んだ人は、ボクサーってところが笑えるはず!
詳しくはコチラをどうぞ。
Frances Burney
マーシーが引き合いに出す女流小説家その1。英国の小説家で劇作家。Wikipedia(英語)にも説明がありますが、Project Gutenberg で著作が読めます。コチラをどうぞ。
Harriet Lee
マーシーが引き合いに出す女流小説家その2。アン・ラドクリフとも親交があったらしい。詳しくはコチラをどうぞ。
The Awful Disclosures of the Hotel Dieu Nunnery
Father Sheehyが「ちらっとでも見たことがあるか?」と引き合いに出した本は、たぶんこれ。反カトリックの動きの中で出版されたセンセーショナルな本。Wikipedia 英語版によると、「反カトリックのホラー・フィクション」らしい。なにそれコワイ!
内容はコチラで読めます。
Kerryonians, Forty Thieves, Plug Uglies, Shirt Tails
それぞれ当時実在したギャング団の名前です。コチラをどうぞ。
the Tombs
牢屋と裁判所が合体した建物。窓がデカイ、とびっくりする人続出。確かにデカイ! というかタテに長い! 1838年に建てられました。写真は Wikipedia 英語版から。
Five Points
「the Tombs」のある場所ですが、「the Sixth ward」のスラム街。もともと沼があった場所を埋め立てて Tomb を建てたんだな〜。Wikipedia 英語版が充実してます。ここが、ちなみに映画『ギャング・オブ・ニューヨーク』の舞台となった場所。映画のほうはメインの話は1862年なので、本書から17年後ですね。
当時のニューヨークの地図
・英語版の本の表紙に使用されていると思われる地図(LINK)
イラストレーター、David Cainさんのサイト。
地区名が見えるので第6区がどのへんなのかわかりやすい。
・1845年のニューヨークの地図。ズームインできるけど、ちょっと見にくい(LINK)
・Sixth wardの地図(LINK)
・10年前の1835年の地図(LINK)
・こちらは1836年の地図(LINK)
他にもあるけど、キリないのでこの辺で。
Museum of the City of New York にもいろいろな写真があるので、参考までに。
小説の50年後の1895年には、大統領になる前のセオドア・ルーズベルトがNYPD総監に任命されます。この時期を舞台にした小説にケイレブ・カーの『エイリアニスト』がありますが、Richard Zacksの『Island of Vice: Theodore Roosevelt's Doomed Quest to Clean Up Sin-Loving New York』のほうが、ノンフィクションでおもしろそう!
by rivarisaia
| 2012-05-18 23:39
| 本
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