Every Day

いまだに自分の中の定量を超えた状態のため、思春期モノには1ミリも心動かず、能面のようになっちゃう私ですが、本作は16才くらいのティーンの話で、しかも基本は恋愛がテーマときたもんですよ。なら何故読んだのか! あ、たまに言っている「定量を超える」とは何ぞや、というのはまたこんど説明します。

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Every Day』David Levithan著、Knopf Books for Young Readers

さて、なぜ定量超えてんのに、わたしはこの本を読むにいたったか。
その答え。

主人公が身体をもたない意識体であり、性別問わず同じ年頃の他人に24時間ごとに乗り移っていく、という摩訶不思議な設定だったから。


かようなわけで主人公Aは、生まれたとき(自我を意識したとき)から自分の身体がない。日々、人から人へとジャンプしていく人生で、まあそういうものだと受け入れています。きょうはジョン、明日はメアリーという調子で毎日違う人の1日を過ごす。ちなみに乗り移った他人の記憶にはアクセスできる。次の日に誰に乗り移るのかはわからないし、同じ人に再び乗り移ることもできない。たいていの人は主人公に乗り移られたことに気づかない。

そんな実体のない主人公が、ある女の子を好きになってしまったので、さあどうすりゃいいの!?

という話です。まあ…どうしようもないですけどね。だって、意識レベルでは同一人物だっていわれても、相手にしてみれば見た目が毎日違う人になっちゃうし。おまけに性別も人種も違う。

細かいところやその展開はどうなの…と首をかしげる部分も多々あるものの、なんだか突拍子もないところが面白い。意識体で生きていくのつらいね…。恋愛云々よりも主人公の未来が心配です。

そんな本作はGoodreadsのレビューなどは評価がわれていて、星1個の人の激しいツッコミも、あとで読むとなかなかおもしろかったです。「主人公にはまるで同情できない。勝手なことされる取り憑かれた人の立場はどうなる!?」という意見もわかる。確かに迷惑だ。

肝心の恋愛問題の落とし前もそれでいいのか?という感じでしたが、青春はいろいろあっていいんじゃないですかね(→このあたり私、相当他人事です)

ただちょっと「うわ!気色悪い!」となったのは、主人公が好きな女の子の体に乗り移った1日ですよ。その設定はさすがに引くわね。こればかりは気持ち悪い。
おえー。
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by rivarisaia | 2013-06-12 23:14 | | Trackback | Comments(0)

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