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螺旋と書いてネジと読む。偉大なるネジ。

先週観た『風立ちぬ』では、計算尺というしろものがけっこうフィーチャーされておりまして、使い方を習った人やモノ自体を知らない人の間で話題になってたんですが、計算尺は見たことあるけど使い方はわからない私です。便利そうだけど。

わたしが心奪われたのは計算尺よりも、飛行機よりも、なによりもネジ! あと「沈頭鋲(ちんとうびょう)」! リベットの一種を沈頭鋲というらしいんですけどね、すばらしくわかりやすい言葉ですよね。頭が沈んで接合面が平になる鋲ですよ、奥さん。空気抵抗がなくなるわけですよ。

そしてその前に、同じく空気抵抗うんぬんでマイナスの皿ネジが登場してた気がするの。

いまはもう日本ではほとんど見かけない
マイナスのネジ!!


記憶があやふやなので、もう一度確認したいところですが、ネジだけのためにまた劇場で観るのはちょっと…どうなの…これから観る人教えて…。

ネジごときで何興奮してんだって感じでしょうけどね、ネジってすごいんですよ。

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わがやでは、家人が仕事の関係上たんまりネジを持っていたりする。たまにネジ屋に行くこともある。


じつはネジは、1000年に一度の大発見といえるモノなのだ。古代ギリシアではネジの仕組みは存在していて、現代のような使われ方がされるようになったのはおそらく中世ヨーロッパなんですが、中国でも日本でもネジは発明されなかった。

そう、日本は「ネジの無い文化圏」だったのである。この件については、東京大学生産技術研究所の村松貞次郎氏の論文「日本"無ねじ文化史"」が面白いのでご一読ください。こちらにPDFがあります。

ネジは、その歴史も、モノ自体も、非常に奥が深く、1本のネジの背後には、わたしには到底理解できないような、広大なネジの世界が広がっていて、ネジに詳しい人にネジの話をうかがってたらあっというまに時間経っちゃうくらいなんですが、残念ながらこのすばらしいネジの世界をみなさまに伝える力がわたしにナイ。

そこでたま〜にながめているネジ関連のリンクをここで紹介します。なにかのお役に立つこともあるでしょう。

ねじニュース/ばねニュース
金属産業新聞社のサイト。「ねじ」の並びが「ばね」ってところがもうグッときますよね。

ファスニングジャーナル
ねじ業界専門誌(旧全国鋲螺新聞社)のサイト。

ねじJAPAN
ねじの情報&コミュニケーションサイト。
このサイトのねじの学びにある「ねじの基礎知識講座」は面白いのでオススメ! 特に「ねじの歴史1、2、3」はぜひどうぞ。100問の「ねじクイズ」!もあるよ。

ねじ職人のねじブログ
株式会社ヤマシナの職人さんのブログです。わたしの理解は超えてるんですけど、これ読むとその辺のネジに対して畏怖の念すら抱くように。

ハードロック工業株式会社
有名な、絶対にゆるまないネジ、のハードロック工業のサイト。絶対に緩まないナットの話はニッポンドットコム財団の記事がわかりやすいです。

雷電から始まる層流翼と沈頭鋲にまつわるアメリカと日本のエピソードについて
記事アップしてから発見した「沈頭鋲」に関するまとめです。プラスネジの話が!

たかがネジ、されどネジ。みなさんも、機会があったらネジのことをぜひ考えてみてくださいね!(って、だれに勧めているのか…)このネジの話、また続くかも。
by rivarisaia | 2013-08-05 22:15 | モノ | Trackback | Comments(2)
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Commented by fontanka at 2013-08-06 19:47 x
ねじ、バネ→血筋のせいか、そそります。
Commented by rivarisaia at 2013-08-07 23:30
ナカーマ!! きょうはおすすめの本を紹介してみました!
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