The Griffin & Sabine Trilogy(不思議な文通シリーズ)

前回予告したので、今日は造本が凝ってる本シリーズ。三部作です。だいぶ前の本ですが、「不思議な文通シリーズ」として河出書房新社から邦訳も出てました。

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The Griffin & Sabine Trilogy」Nick Bantock著、Chronicle Books

1冊目『Griffin & Sabine』
(不思議な文通 グリフィンとサビーヌ)

ロンドンに住む孤独な画家のグリフィンのもとに、南太平洋の島に住むサビーヌという見知らぬ女性から手紙が来る。サビーヌにはグリフィンの絵が見えるらしい。ふたりは文通を始めるのだが……

2冊目『Sabine's Notebook』(サビーヌの日記)
ロンドンに来ることになったサビーヌを避けるようにグリフィンは旅に出る。いっぽうサビーヌはロンドンにあるグリフィンの家で、彼の帰りを待つのだが……

3冊目『The Golden Mean』(黄金のとびら)
どうしても会えないふたり。ふたりの世界には超えられない壁があるらしい。そしてそこに謎の人物が現れ……


3冊とも、基本的にグリフィンとサビーヌがやりとりした手紙だけで構成されてます。
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こんなふうに絵はがきのページもあれば、
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封筒の中に手紙が入っているページもあります。

読者は彼らの手紙を読んで、何が起きているのかを知るのですが、会えないふたりがかわすロマンチックな手紙のやりとり……と見せかけて、けっこう怖い話だと思うんですけど、今、読み返してみてもかなりホラー。1冊目も2冊目も、そしてもちろん最終巻もオチにぞっとするんだけど!!

怖いよ!!

SFのようでもあるし、サイコホラーのようでもあるし、怪談のようでもある。おまけにイラストもちょっとおどろおどろしい(正直、この絵はあんまり好きではない)。封筒から手紙を出して読む、というわくわく感が楽しい本ではあります。さくっと読めるので機会があったらどうぞ。ホラーだけど!
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Commented by fontanka at 2014-11-28 21:39 x
え?ホラーなんですか・・・・
読もうかと思ってましたが、逃げました・・・
Commented by rivarisaia at 2014-11-28 23:47
当時の宣伝文句としては会えないふたりが織りなすロマンチックな話ということになってるので、ぜひ読んでみてくださいよー(ただし、よくよく考えてみると、どうにも私にはホラーにしか思えない。。。)

2巻あたりではSF的な展開にもなりますよ。
Commented at 2014-12-10 22:14 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2014-12-11 18:00 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by rivarisaia at 2014-12-11 18:52
えええー。それはあんまりな(泣)切なすぎる。朗報が届くといいですね。

訳文、付録形式になってるのは知らなかった。手書きの部分を日本語にして印刷するのは手間だしね……。巻末にまとめて印刷してあるのかな?と思ってました。
Commented at 2014-12-16 22:28 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by rivarisaia at 2014-12-16 23:27
それは親切! よかったですね!
by rivarisaia | 2014-11-25 22:59 | | Trackback | Comments(7)

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