女系家族

先日、若尾あややの「おにぎり娘」について書いたんですけど、もうひとつ別の映画の感想が下書きフォルダに放置されてたので、ついでにアップしちゃおう。

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女系家族』監督:三隅研次

大阪船場の老舗・矢島家は、代々婿養子を迎えてきた女系の家筋。
その当主、嘉蔵がなくなり、親族会議の場で大番頭の手によって遺言状が開封される。遺産の分配に不満な三人の娘たち。しかも嘉蔵には妾がいることが発覚し……


めっちゃえげつない。いややわー。

何度観ても震え上がっちゃう。遺産相続に関する人々の思惑と駆け引きしか描いてないけど、途切れることのない緊張感。名作でございますね。こわいわあ。

京マチ子が演じる出戻り総領娘の欲深さもえげつないですけど、嫌味な遣り手婆的な叔母さん浪花千栄子にも辟易しちゃうし、冷静になって考えてみれば、「よくやった!」とスカッとするとはいえ、もっとも恐ろしい存在だったのは、若尾ちゃん演じるしたたかな文乃なのだった。

二号さんである文乃の妊娠が発覚してからの女性陣の外道っぷりも凄まじく、産婦人科医の一件とか酷いとしか言いようがないのですが、その直後の若尾ちゃんの不敵な微笑み。

こわいわあ、こわいわーーー。

えげつなさでお腹いっぱいの本作ですが、意外にもラストはそれほど後味悪くない。おそらくそれは、愛人若尾ちゃんにしてやられていい気味だというところで終わらないせいかもしれないですね。三姉妹は憑き物が落ちたようになって、心機一転する京マチ子の姿に少しほっとするのでした。

でもさ、このあと、またいろいろ悶着ありそうですよね、この一族。特に若尾ちゃんの子どもが大きくなったりした時とかさ。あんまり考えたくないけど!
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by rivarisaia | 2015-06-16 23:29 | 映画/日本 | Trackback | Comments(0)

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