エストニア:タリンその3 塔以外のみどころ
2015年 10月 16日
前回は長々と塔の話をしましたが、旧市街は通りをぶらぶらしながら建物の意匠を見るだけでも楽しいよ(とってつけた感があるけど、本当だってば)。
無料で見られるスポットもいくつかあって、
市議会薬局(現在もふつうに薬局として営業中)の「昔の薬パッケージ展示室」。なぜかイタリア人ツアー客に大人気だった。
カフェ「Maiasmokk(マイアスモック)」の1階にあるマジパン・ミュージアムの展示。マジパン職人の実演をやってたりしますね。あと、タリンカードを見せるとお土産にマジパンチョコバーを1本もらえる。
ちなみにカフェでタリンカードを見せるとコーヒー1杯無料です。
2階が人全然いなくて落ち着く。ケーキも美味しいし、毎日通ってもいいよ。
タリンカードがあれば無料の博物館もたくさんあって、太っちょマルガレータ(砲塔)は海洋博物館、大ギルド会館は歴史博物館になってます。展示品はさほど多くないかもしれないけど、建物の内部が見られるから。
また、タリンカードで意外とよかったのが、フリーツアーをひとつ選べるところ。塔に登りすぎて疲れ切ったところで、座って休めて旧市街の外を観光できる「Hop-on, Hop-off バスツアー」に乗ることに。ルートは3種類あって、たまたま乗ったのは市の中心部をめぐる2階建バス。
各国語の音声ガイドイヤホン付きで、日本語もあります。この解説がなかなか面白いので、バスツアーおすすめ。
今回行けなかったけど、エストニア野外博物館(日本でいうところの、江戸東京たてもの園とか明治村のような場所)に行くコースもある(途中下車も可能)。
旧市街からは距離があるけど、エカテリーナ皇妃の離宮や大統領官邸、現代美術館があるカドリオルグ公園ものんびりするにはいいところ。
大統領官邸はピンクである。衛兵が2人いた。このそばの現代美術館は建築はいいけど、展示品は、そうね……なんかこう暗い絵が多かったね……。
あと観光といえば教会めぐりですが、正教会や東方教会は教会としてバリバリ現役なのに反してパッとしないのが西方教会ですよ。果たして現役の教会なのか、もはや教会としては使われてない博物館的扱いなのか、そもそも宗派は何なのか、よくわかんなかったり。
多くが、建設当時はカトリックだったけど、途中でプロテスタント(ルター派?)になったと推測。
とにかくカトリック、すごくアウェーな感じでさー、大変にうら寂しいのは、かつてはカトリックだったけど、今、廃墟という場所で、たとえばドミニコ会修道院。
ガラーンとした場所にポツンとロウソク置かれてたりして。冷え冷えとしている。
入り口に座ってたおばちゃんが写真撮る用に紙をセットしてくれたんですが。
「この1525年に、一体何があったんです?」って聞いたら、おばちゃんは遠い目をして言ったね。
「彼らは、ドミニコ会で……ルーテル派ではなかったのです……」
そ、そうか……。のちにググッたところによると、ドミニコ会はそもそも民衆からよく思われておらず、宗教改革が起こると暴徒と化した民に修道院を破壊され(1524年)、1525年に市議会から活動停止を命じられたとのことでした。
もう、免罪符なんか売ってたからだよ!!(→決めつけ)
明日はあまり役に立たないけど一応買い物どころの話です。
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fontanka
at 2015-10-17 01:01
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タリン行きたくなっちゃう
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rivarisaia at 2015-10-20 18:37
わたし、バチカンいいなーと思いながらfontankaさんのブログ読んでました!
by rivarisaia
| 2015-10-16 17:15
| 旅行・散歩
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Comments(2)