セプテンバー・ラプソディとV・I・ウォーショースキーのシリーズ一覧

ずっと愛読してきたのに、だんだん面白くなくなって読むのをやめてしまうシリーズ小説が数あるなかで、V・I・ウォーショースキーのシリーズだけは今も面白く読んでいて、よく考えてみるとヴィクとは私が高校時代からのおつきあいである。現時点で長編の邦訳は16冊出ています。16冊目がこちら。
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セプテンバー・ラプソディ』サラ・パレツキー著、山本やよい訳、ハヤカワ・ミステリ文庫

もはや私もヴィクとともに成長してきました。ここまでくると、フィクションの人物なのに、親戚のお姉さんみたいな存在になってくる。小説の中と現実の時間の進み具合が一致してない本もありますが、ヴィクの場合は小説も現実も同じように時が経っているので、かつてはタイプライターで報告書を打っていたヴィクが、PCを導入し、今ではiPadを駆使しているのも感慨深い。

パレツキーが第1作から一貫して描いてきたのは、巨大な権力を前になす術もない人々、そんな彼らのためにひとり捨て身で戦うヴィクの姿ですが、回を重ねるごとに敵が強大になってきている気が。時代を反映しているせいなのか、9.11以降、特にそんな感じがします。もう年で体力落ちたとかいいながらも、あいからわずヴィクはタフで不死身なんですが、そんなヴィクの活躍っぷりを読むと元気が出るので、時には弱音を吐きつつ、そして無茶っぷりをロティやコントレーラス爺さんから怒られつつも、いつまでも頑張ってほしいなー。

最初に読んだ時は、ヴィクの翻訳口調が可笑しくて、友だちと口真似して笑ったりもしたけど、だんだんなれてきた。そんな今では英語でも読むようになりました。

また、V・I・ウォーショースキーのシリーズで個人的に難なのは、邦訳も原書もともにタイトルがまったく覚えられないことです!

もはや覚えようという気もないんですが、順番がわからなくなるので、自分用メモも兼ねて1作目からのタイトル一覧を書いておきますよ。

長編
サマータイム・ブルース(Indemnity Only)
レイクサイド・ストーリー(Deadlock)
センチメンタル・シカゴ(Killing Orders)
レディ・ハートブレイク(Bitter Medicine)
ダウンタウン・シスター(Blood Shot)
バーニング・シーズン(Burn Marks)
ガーディアン・エンジェル(Guardian Angel)
バーステイ・ブルー(Tunnel Vision)
ハード・タイム(Hard Time)
ビター・メモリー(Total Recall)
ブラック・リスト(Blacklist)
ウィンディ・ストリート(Fire Sale)
ミッドナイト・ララバイ(Hardball)
ウィンター・ビート(Body Work)
ナイト・ストーム(Breakdown)
セプテンバー・ラプソディ(Critical Mass)

短編
ヴィク・ストーリーズ(Windy City Blues)
アンサンブル

長編の最新刊は『Brush Back』。邦訳いつ出るかなー。

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Commented at 2016-03-10 21:56 x
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Commented by rivarisaia at 2016-03-11 23:13
そうです! スー・グラフトンとも似た様な時期にスタートしていて、設定(特に近所に仲良し爺さんがいるところ)もちょっと似てたり、作中でヴィクがスー・グラフトンの小説の主人公キンジーに言及した回もあったりして、いろいろかぶってるんですが、スー・グラフトンのほうは、時代がほとんど変化しないし、内容もあんまり面白くなくなってきちゃったんですよねー(ファンの人、読んでたらごめんなさい)。それでもPくらいまでは頑張って読んだけど。

その点、パレツキーは回を重ねるごとに面白くなるので、今後も楽しみです。
Commented at 2016-04-11 20:41 x
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Commented by rivarisaia at 2016-04-14 12:21
このシリーズは最初の1、2巻はとっつきにくいかもしれません。1巻が保険詐欺で、2巻は海運&穀物業界の話なのですが、高校生の私にはまるで面白くなかったのと、主人公のヴィクが典型的な翻訳口調でしゃべるせいもあって、じつは初めて読んだ時、いったん2冊目で止めたんですよー。しかし数ヶ月たってから、ふと3冊目を読んだらそれ以降ハマりました。主人公がタフで読んでるほうも元気が出るので、ちょくちょく読み返すシリーズです。

『エルサレムから来た悪魔』おもしろそう! なんだか、著者が亡くなってしまって、4作で終わってしまったようですが、3作までは邦訳が出てるんですね。読んでみます!
Commented at 2016-04-16 11:33 x
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Commented by rivarisaia at 2016-04-18 23:34
4作目で終わるなら、あと1作がんばって刊行したらいいのになー。出ないのかしら。威勢が良い女性が主人公だと、元気が出ていいですよね。ケイティ・マンガーも読んでみます〜。
by rivarisaia | 2016-03-09 23:59 | | Trackback | Comments(6)

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