Le Corbusier: Texts and Sketches for Ronchamp:コルビュジエによるロンシャンのスケッチ本

上野の国立西洋美術館が世界文化遺産に登録されるかも、というニュースを最初に聞いた時はけっこうびっくりしたけれども、「ル・コルビュジエの建築作品」として7カ国17施設まとめての推薦だったので、まあそういうこともあるのか、とぼんやりと納得しつつも、どうも西洋美術館は「ル・コルビュジエの建築」というよりも「ル・コルビュジエのお弟子さんの建築」というイメージです(コルビュジエさんは、設計案を送ってきて、完成しても見にもこなかったというじゃん、あんまり気に入ってなかったのかな、みたいな偏見がわたしにあるのかもしれない)。

それはそうと、私はさまざまな建築家の建築作品にも興味はあるけれども、それ以上に好きなのが建築家のスケッチ群で、場合によっては完成した作品よりも数々のスケッチのほうが好きだったりする。

どの建築家も個性的で味わいのあるスケッチをたくさん残しているのだが、ル・コルビュジエもとてもよいスケッチを残していて、家人がロンシャンを訪れた際に求めた少し大きめの豆本のようなスケッチ集がこちら。

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Le Corbusier: Texts and Sketches for Ronchamp

表と裏の見返しに、不機嫌そうなル・コルビュジエの顔がどどーんと印刷されていて、見るたびに笑ってしまう。本文はモノクロ印刷で、テキストは英語。

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スケッチのラインがとてもよい。手書きの文字も悪くないよね。どんなペンで書いたのか、きになるところ。

残念ながら私はロンシャンには行ったことがなくて、フランスで行ったことがあるのは、サヴォワ邸。ちょうど到着したのが12時の少し手前で、お昼休みとやらで門がガッツリと閉じていた。途方に暮れていたら、通りすがりのフランス人のおじさんがインターホン越しに中の人と交渉してくれて(「まだお昼前ではないか。わざわざ日本から来た若者たちのために門を開けてくれたまえ」というようなことを言っていたのだと思う)、中に入ることができたのだった。おじさんもちゃっかり一緒に中に入って見学してたけど。

ありがとう、あの時のおじさん! 今はどうしているかしら。


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by rivarisaia | 2016-07-18 13:12 | | Trackback | Comments(0)

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